中学受験生の多くは塾通いしています。
そこには塾の仲間がいます。
学校の友達とは少し違う塾の友達。
ライバルというより同士のようになるものです。
自分だけではなく友達も受かってほしい。そんな気持ちが本当に生まれます。
でも、現実はそうなるとは限りません。
自分が落ちて友達が受かるのは嫌です。でも、友達が落ちて自分だけか受かるのも嫌です。
自分が受かって友達が落ちたらどうのように言葉をかけるのがいいのでしょうか。
簡単な答えはありません。友達との関係性、その友達の性格、自分の性格、そういう物が入り交ざって落ち込んでいる友達にどんな言葉がいいのか。
きっと、落ちた友達の方から「合格おめでとう。ぼくは(私は)ダメだった」と言葉をかけてくれるでしょう。
そういうときに、どのように言葉を返すのか。
おめでとうって言ってくれたので、「ありがとう」は言うでしょうね、言わなければいけませんね。
でも、わかってあげてください。一緒に受験をやってきた同士だから、受かった立場であっても、落ちた人の気持ちはわかるはずです。受験をしない友達とは決定的にそこが違います。気持ちがわかる。口に出さなくても、気持ちをわかってあげられるそれだけでも落ちた人の孤独の感情が少し救われるのです。
なぐさめても結果は変わりません。同情してもみじめになります。前を向かせることが大切です。
合格発表が早いのが中学受験の特徴です。明日の受験があるのです。明日の受験に向けて同士として一緒に頑張るのです。
落ちた人を孤独にさせてはいけません。
受かっても落ちても明日の入試がある人は勉強しましょう。勉強すればまだ伸びます。おとといより昨日より今日より明日は伸びます。
お友達と一緒に笑顔になりましょうね
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