厳しいことを言うようですが、
この時期に、『勉強しなさい』と言われているような中学受験生は合格の見込みはありません。
この時期に来て、自分の勉強を自分でプロデュースできていないようではダメです。
けっして難しいことではありません。模試も終わり、志望校も決まり、あとは受験に向かっていくばかりです。
中学受験生の小学生は一般入試の大学受験生くらい勉強します。それはやらされている勉強ではありません。少なくとも高校受験の中3生よりは勉強します。
一度解いた問題でも、自分にとっては易しい問題でも、自分にとっては難しい問題でも、やるべきことをやっています。
塾の先生に、自分の勉強に何が必要か、など自分の意志で相談します。それにきちんと答えてくれる塾の先生が必要です。
その生徒の模試のデータを見てアドバイスをする、なんて、中学受験生でもできるアドバイスです。模試のデータを見ることでしかアドバイスできない塾の先生なら、そんな塾に通って不幸なことです。
中学受験生が求めているのは、先生の経験や客観的に自分自身を見ての意見、志望校に対するまだ足りない点、必要な点のアドバイスです。
また、そのような受験に向けての最後のウイニングロードをどう走るのか、それが受験生はほしいのです。
しかし、あまり焦りすぎてもいけません。今のペースでしっかり学びなさい。
算数においては、基礎を固めるだけではいけません。それは、まだまだ中学受験生は学力が伸びるからです。自分が解けない問題にもチャレンジしましょう。だいたい、量的配分は自分が解ける自分にとっての基本問題6割、まだ解けない問題が4割くらいでしょうか。
入試当日、入試が始まってからもまだ学力は伸びます。
また、学力を伸ばす努力をしなくてはなりません。
入試が近くなったから、体調管理に専念をして、勉強は調整的にしよう、なんて、学力を落とします。
体調管理は大事です。もちろん熱が出て2日勉強しないと、5日〜7日の遅れを取ります。
体調管理は今だけでなく365日毎日気をつけなくてはなりません。受験勉強は合格発表が出て、行くべき学校に合格するまでしっかり勉強するのです。
保護者の方はご自身の受験生のお子さんの合格を手にした満面の笑みがみたいじゃないですか。
自分の喜びよりも子どもの喜びをみたいじゃないですか。
それが受験生の保護者の気持ちです。
まだまだ時間がありますよ。
模試の結果や過去問の状況、倍率、気になるでしょうが、頑張り抜くのです。
合格を手にしたときの笑顔のために。