中学校は2学期制の学校と3学期制の学校があります。
2学期制の学校では1学期(前期)の中間テスト、
3学期制では1学期の期末テストが中学入学しての
最初の定期テストになることが多いと思います。
いずれにしても、それは6月中旬です。
ここまで書いてきたように、新指導要領での中学英語は
難しくなっています。かつてのように、中学校に入っての
最初の英語のテストは100点が取れる、というほど
甘くはないのです。
中1で学ぶ英文法は何でしょうか?
下の写真を見てください。
東京書籍のニューホライズンはユニット1からユニット11
までを中1で学びます。
U1~U5までは小学校の復習を兼ねた学習になります。
U1の学習内容を見ると、I am, You are, 一般動詞、
一般動詞の疑問文、I can,を学びます。そんなに?と
思うかもしれませんが、この表現は小学校の英語の教科書に
出ている表現なのです。canは助動詞で、助動詞が入ると
動詞は原型になる、というような文法とは何かは知らずに、できる、という意味で使っているのがcanだということで、
canが使われているのです。
U2では3つの疑問詞が出てきます。
それに、単語量が多くなっています。
6月にある学校の定期テストは、おそらくU1~U3くらい
短くてもU1~U2がテスト範囲です。
●be動詞、一般動詞の文
●肯定文→疑問文、否定文
●canの使い方
●疑問詞の使い方及びその答え方
●単語、熟語の問題
このような内容は最低でも出題されます。
以前のような、アルファベットの大文字⇔小文字の問題や
アルファベットの穴埋め問題、などの英語の初期内容は
出題されません。
小学校から中学に入って、定期テストの勉強に慣れてない生徒が
最初の英語のテストで、50点くらいしか取れない生徒も
いるのです。いきなり、英語嫌いの始まりです。
脅すわけではありませんが、英語の準備はしておきましょう。
何をすればいいのでしょうか?
英語を書くことを学びましょう。
★英語のノート(4線のノート)を買い、まずはアルファベットの
大文字小文字とくに小文字が書けるようにしましょう。
★小学校の教科書に出ている単語を書きやすい単語からでいいので、書けるようにしましょう。
★紙の辞書を使いましょう。小学校の卒業祝いで自治体からもらえるかもしれませんが、ほとんどの中学生は使っていません。
スマホやパソコンはダメです。文字を入れるとすぐに候補が出てしまいます。
紙の辞書なら探したい単語をきちんと見つけられます。
必然的にアルファベットも覚えます。その単語の意味だけでなく用法も読むとさらにいいのですが。
余談ですが、辞書の読み込みができず、電子辞書を使いこなせない高校生がとても多くいます。
中学生は勉強ツールとしても紙の辞書を使うようにしましょう。
もっとも、教科書の単語は教科書の後ろのほうに意味が乗っているのですが、それはそれで仕方ありません。
★書くときの英語の基本ルールを身に付けましょう。
書き出しは大文字。終わりはピリオド。疑問文で使うクエスチョンマークは英語では文字と同じ。文の途中でもIは大文字。短縮形が書けるように。など
英語を書くという学習を身に付けましょう。
これから中学に上がる人は、まだ時間は十分あるので、英語の準備をはじめましょう。恐らく小学校では教えてくれません。
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