中学英語で2020年の指導要領改訂で変わった点の1つは
単語についてです。
指導要領改訂後の英語の教科書には下のような、
小学校の単語というページがあります。
ちょうど、中学の国語の教科書に小学校の漢字というページが
あるのと同じようなものです。
表は細かくてわかりにくいと思いますが、
アルファベット順に、4ページにわたって小学校の単語
として掲載されています。
これらの単語は小学校で習っているということで、
中学での新単語扱いはされません。
どうですか?
小学校卒業を迎えるお子さんがいる方、
これらの単語はわかりますか?書けますか?
小学校の単語ってこんなにあるのですね。
この教科書は、恐らくシェアトップの東京書籍のニューホライズンです。
また、その下の写真は、この教科書のユニット5(東京書籍はレッスンではなくユニットと言っています)のページです。
下の赤枠は小学校で習っている単語、
右の青枠は中学で出た新出単語です。
中学での新出単語のほうが簡単なように見えますね。
candy(キャンディー)は中1の新単語
delicious(とてもおいしい)は小学校の単語
なのですね。単語の難しさでいうと逆のような、ですね。
小学校の英語教育で、単語の知識を増やす学習してましたか?
耳で聞いて、口で話す。
会話、発音中心ではありませんでしたか?
カードゲームしたり、イラスト使ったり、英語は楽しいもの
という授業ではありませんでしたか?
英単語も国語の漢字のようにきちんと学ばなければならなかったのです。
そのつけが中学の英語学習に跳ね返ってきます。
今からでも、意識を持っているだけで今後は違うと思います。
本文を見るとユニット5なのに過去形の動詞が使われています。
ニューホライズンの中1はユニット11までありますから、
ユニット5はまだ半分履修したところです。
中1で習う文法については次回書きます。