算数と数学の解き方の違い③と解答解説 | purintoyatoのブログ

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問題)

食塩5gと水200gがあります。この一部を使って、ビーカーAに3%の食塩水を作ります。残りをビーカーBに入れてもう一つの食塩水を作りました。ビーカーBの食塩水は2%になりました。ビーカーAに入れた食塩は何gですか。

 

解答)

2.7g

 

 

解説①)

この問題を解くときは、ビーカーA(3%の食塩水)とビーカーB(2%の食塩水)を混ぜると、食塩5gと水200gから205gの食塩水ができるという考えをします。

ここで、食塩5gと水200gからできる食塩水について考えます。

食塩水の濃さは、(5/(5+200))×100=100/41 %になります。

変な分数になりましたが、ここで濃度計算を間違えるとこの問題は解けなくなります。

3%-(100/41)%=23/41%

(100/41)%-2%=18/41%

上の2つの引き算から得られたパーセントを使って、面積図かてんびん図で解いてみましょう。

 

上の面積図でもてんびん図でも、ビーカーAとビーカーBを混ぜてできる食塩水の濃度100/41%と3%、2%との差と、ビーカーAとビーカーBの食塩水の量は逆比になります。

つまり、ビーカーAの食塩水の量:ビーカーBの食塩水の量=18:23になります。

ビーカーAの食塩水の量は、205÷(18+23)×18=90

ビーカーA=90g

ビーカーAの食塩の量は、90×(3/100)=2.7になります。

 

 

解き方②(数学))

ビーカーAの食塩水の量をxg、ビーカーBの食塩水の量をygにして、

食塩の量を求める式と水の量を求める式を作って、求めます。

(3/100)x+(2/100)y=5

(97/100)x+(98/100)y=200

この式から、両辺に100をかけ、分母を払って整理して連立方程式を解くと、

x=90,Y=115 が得られます。

ビーカーAに入っている食塩の量は、

(3/100)×90=2.7 が得られます。

 

 

 

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