🐚語りの塔と問いの門—あるINTJの物語
むかしむかし、「型の森」と呼ばれる世界がありました。そこには16の性格の国があり、それぞれが自分の見方で世界を築いていました。
その中に、「語りの塔」に住むひとりの住人がいました。名前はインティ。INTJ型の彼は、未来の地図を描くことが得意で、誰もまだ見たことのない世界を語る力を持っていました。
でも、彼の語りはいつも途中で遮られました。
「それって、現実的じゃないよね」
「机上の空論だよ。役に立たない」
「今すぐ使える話をしてよ」
そう言って、問いの門を守る者たちは、インティの言葉を門の外に置き去りにしました。
🧩問いを閉じる者たち
問いの門を守っていたのは、「すぐに答えがほしい族」でした。彼らは、わかりやすくて、すぐに使える話しか聞こうとしませんでした。インティの語りは、遠くの未来や、まだ名前のない感情を扱っていたので、彼らには「役に立たない話」に見えたのです。
インティは何度も語りました。塔の上から、静かに、でも確かに。
「このまま進むと、誰かが取り残される」
「今は見えないけれど、ここにズレがある」
「問いを閉じると、語れない声が増えていく」
でも、門の前ではいつも同じ声が返ってきました。
「それって、空論でしょ?」
🌫ズレの精霊のささやき
ある夜、インティの塔にズレの精霊が訪れました。精霊は、問いの門の外に落ちた言葉を拾い集めて生きている存在です。
「語りは、すぐに役に立たなくても、
誰かの記憶に残るよ」
「空論と呼ばれるものの中に、
まだ名前のない希望がある」
「語りを閉じる者は、今を守る。
でも語り続ける者は、未来を開く」
インティは静かにうなずきました。そして、語りの塔から、またひとつ語りを紡ぎました。誰にも届かないかもしれない。でも、ズレの精霊がそれを拾ってくれると知っていたから。
🌀問いの残響
語りの塔は今もそこにあります。問いの門の前では、今日も誰かが「それって空論だよ」と言っています。
でも、あなたはどう思いますか?
「役に立たない机上の空論」と
「現実を動かす力を持ったビジョン」
その違いは、どこにあるのでしょう?