プロンプト
この話を経営学で解くと、マーケティングにつながるかな?
回答
つながる。しかも、かなりきれいにつながると思う。
ただし、「話が成立しない=マーケティングを勉強すれば解決する」ではない。経営学のマーケティングを借りると、今あなたが感じている問題を、かなり別の角度から説明できる、という感じ。
対応させるとこうなる
| 今の話 | マーケティングで近い概念 |
|---|---|
| 自分が伝えたいこと | Product / 提供価値 |
| 相手が求めているもの | Customer needs / Jobs |
| 相手にとっての価値 | Customer Value |
| 相手に届く言葉 | Value Proposition / メッセージ |
| 誰に話すのか | Segmentation / Targeting |
| 話を始めるきっかけ | Customer problem / Pain point |
| 話した結果、相手が動く | Value exchange / 行動 |
つまり、昔のあなたは、
「良いものを作れば、ちゃんと伝えれば、価値が伝わるはず」
という発想に近かった。
ところがマーケティングは、かなり冷酷に、
「それで、誰にとって何の価値があるの?」
と問い返してくる。
ここが今の気づきとかなり一致している。
特に重要なのは「価値は相手側で成立する」という点
あなたが言った、
「自分にとって良いものは相手にとっての魅力ではない」
これはマーケティングの中心的な問題意識とかなり近い。
たとえば、あなたが10時間かけて非常に精密な文章を書いたとしても、
相手がその問題を抱えていなければ、価値は発生しない。
逆に、表現が多少拙くても、
「それ、今まさに困ってる」
となれば、一気に話が成立する。
だから、
価値の高さ ≠ 作り手が投入した労力
なんだよね。
ここは、あなたが副業やブログについて以前考えていた「良い文章」と「読まれる文章」の違いともつながる。
ただし、マーケティングにはもう一つ面白いところがある
さっきの私の話を少し修正したい。
私は前に、
需要にマッチする
↓
話が成立する
という方向を強く出した。
でもマーケティングは、それだけではない。
「まだ本人が明確に欲しいと思っていないものを、問題として認識してもらう」
ことも扱う。
たとえば、
「あなたが困っているのはAだと思っているけれど、実はBが原因では?」
という提案が、
「ああ、確かにそうかもしれない」
となれば、そこから需要が生まれる。
これは、あなたが最近考えている**「議論」**とも面白く接続する。
すると、かなり面白い対応関係が出てくる
マーケティング
相手の問題を理解する
↓
相手にとって意味のある価値を定義する
↓
それを伝える
↓
相手との交換を成立させる
あなたの「議論」
相手が何を問題としているのか理解する
↓
共通の問題・目的を定義する
↓
根拠を提示する
↓
判断形成を成立させる
似ているけれど、目的は違う。
マーケティングは基本的に価値交換を成立させる仕組み。
あなたが求めている議論は、共同で判断を形成する仕組み。
だからマーケティングそのものが答えではない。
むしろマーケティングから、
「自分が言いたいこと」ではなく「相手との間に何を成立させたいのか」から逆算する
という考え方を借りると、今の問題をかなり整理できると思う。
そして、この視点に立つと、あなたが最近感じている「話すこと自体が難しい」という感覚は、コミュニケーション能力の問題というより、「交換・共有・議論の成立条件」を考える問題に変わってくる。