完全に自分を客観視するのは、人間にとってほぼ不可能です。
理由は脳の構造上、私たちは常に自分の経験・感情・信念のフィルターを通して物事を見てしまうからです。
ただし、「完全な客観」ではなく「より客観的に近づく」ことはできます。
例えば次のような方法があります。
- 時間を置く
感情の熱が冷めると、判断の曇りが減ります。 - 他者の視点を借りる
信頼できる人の意見や質問が、自分の偏りを浮かび上がらせます。 - 言語化する
頭の中のモヤモヤを紙に書き出すと、思考のパターンや感情の癖が見えます。 - 役割を変えてみる
たとえば、自分を「友人に相談された立場」として見ると、感情の影響が薄れます。 - 数字や事実に注目する
感情ではなく具体的なデータ・記録を見ることで、主観の入り込みを減らせます。
面白いことに、心理学的には「自分を客観視しよう」と強く意識すると、逆に主観が入り込みやすくなります。
むしろ「一歩引いて、自分という登場人物を観察する」くらいの軽い感覚が、自然に客観性を高めます。

