「リスキング(Re-skilling)」=新たなスキルの習得や学び直しを意味しますが、それを阻む要因は個人面・組織面の両方に存在します。
以下に代表的なものを挙げます。
【個人要因】
- 時間的余裕のなさ
仕事・家事・育児など、日々の生活に追われて学習の時間を確保できない。 - 学ぶことへの心理的ハードル
「今さら勉強なんて…」「自分にはできないかも」といった不安や自己否定感。 - 過去の成功体験への固執
「これまでこれでうまくやってきた」という思い込みが変化への拒否につながる。 - 明確な目的や動機の欠如
なぜ学び直す必要があるのか、自分の中で意味づけできていないと行動に移しにくい。 - 習慣化できないことへの焦り
最初の数日は意欲的でも、継続する仕組みやペースがないと挫折しやすい。
【組織・環境要因】
- 学びを支援する風土がない
学習を「仕事の一部」と捉えず、「余裕がある人がやるもの」と扱う文化。 - 評価・報酬制度が学びに連動していない
スキルを高めても仕事に反映されなかったり、評価されないとモチベーションが下がる。 - 業務量が多く、学ぶ余裕がない
人手不足や過剰な業務負担によって学習時間が確保できない。 - 旧来の価値観の圧力
「若い人に任せればいい」「年配者が今さら学ぶ必要ない」といった空気や発言。
【対処のヒント】
- 小さなステップから始めて「できた」という実感を積み重ねる
- 周囲と共に学ぶ(学びの仲間を持つ)
- 会社や上司のサポートを得られるよう働きかける
- 学ぶ内容を「仕事や生活でどう役立つか」に結びつけて考える
リスキングを邪魔する要因は、多くが無意識のうちに私たちの足を止めています。
けれども、それに気づいた瞬間から、未来を切り開く選択肢は広がり始めます。
小さな一歩でも構いません。
自分の可能性を信じて、新たな学びの扉を開いていきましょう。

