マインドフルネスの起源は、仏教の瞑想法にあリます。
仏教では「サティ(Sati)」と呼ばれる心のあり方が重要視されてきました。サティとは、今ここでの経験に意識を向け、あるがままに受け入れる心持ちを指します。
これこそが、現代のマインドフルネスの基本的な考え方の源泉となっています。
マインドフルネスという言葉を広めた創始者は「ジョン・カバット・ジン博士」です。
ジョン・カバット・ジン博士は、米国マサチューセッツ大学医学部の教授で、同大マインドフルネスセンターの創設所長でもあります。禅の指導者に瞑想を始めとした修行法とその教えを学んだ博士は、そこからエッセンスを抽出して、宗教と関係なく一般の人にも取り組みやすいツールとして、1979年にマインドフルネスの考え方と練習の方法を提唱しました。
最初は博士によって学問として研究されていたマインドフルネスですが、効果が認められた後は「マインドフルネスに基づくストレス低減法(mindfulness-based stress reduction, MBSR)」として医療の臨床現場に取り入れ、ストレス症状を和らげるための治療に用いられています。
マインドフルネスのエッセンスは「仏教」が起源となっています。「マインドフルネス」の考え方は、実は日本では1500年以上前から存在していました。その後、マインドフルネスは1960年代からアメリカに波及しはじめ、そこから世界中に広まりました。
追伸
ジョン・カバット・ジン博士の詳しい情報や写真は、ウィキペティアで確認できます。