彼女は、
むちゃくちゃ、かわいいんです。
抱きたいって衝動が、
抑(おさ)えられません。
こんなかわいい子の、
目蓋(まぶた)なんか、
舐めているからです。
目玉のない彼女の目蓋は、
ピンク色の襞(ひだ)で、
舐めれば、舐めるほど、
濡れてくるんです。
そのうえ、
僕が舐めると、
彼女は、「いい~、いい~」って、
声を出します。
これ、抱けますよね?
それで、
ホテルに誘ったんです。
ところが、
彼女は、
桜の木を目の中に入れてしまって、
痛くて、
それどころじゃないんです。
舐められて、
「いい~」って言うのは、
痛みがやわらぐから、らしいんです。
女の子は、
自分のかわいさが、
ちゃんと、
わかっているんでしょうか?
「いい~」なんて、
声を出されたら、
男は、その気になりますよね?
もう、
抱きたくて、たまりません。
「・・・・目蓋の裏には、
ないですね」
「見えるのは、目蓋の裏なんですけど?」
「めくって、見ても、
桜の木なんて、ないです」
「じゃ、やっぱり奥かしら?」
「でも、
指じゃ、届かないし・・・」
僕らは、
広い公園の芝生の上にいます。
辺りを見回します。
近くに人は、いません。
「もっと長いものがあるんだけど?」
「長いもの?」
「入れても、傷とか、つけないし・・・」
「固くないってこと?」
「固いんだけど、やわらかいんです」
「固いけど、やわらかいの?」
胸の中で、
ピンク色の波がうねって、
僕を、突き動かします。
「そんな、いいもの、持っているの?」
「入れても、いいですか?」
「お願いします」
これ、
見えていたら、
絶対にムリだろって、
思います。
でも、入れてしまうんです。
あとは、
無我夢中です。
ところが、
ふと、気づくと、
彼女が、いません。
僕は、あわてて、
ジーンズを上げながら、
辺りを探します。
芝生の中に、
丸いものが2個あります。
ひろい上げてみると、
目玉なんです。
ー つづく ー
目玉が見つかって
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