彼女の目の前で、
彼女のブラの匂いをかぐって、
恥ずかしいです。
彼女も、
面白がって、覗き込むんです。
「どう?」
「恥ずかしいです」
「夢って、
したいと思うことと、
しちゃいけないって思うことの、
葛藤(かっとう)で、できているの」
「かっとうって?」
「自分の考えに、
囚(とら)われて、
身動きできないでいるってこと」
「囚われている?」
「だから、
ブラの匂いをかがせたの。
匂いをかいでみたかったでしょ?」
若い女の子のブラの匂いを、
かいでみたいって、
思わない男は、いないですよね?
「でも、
あなたが、
かいだのは、葛藤よ。
現実なの」
「現実?」
「現実って、
葛藤のことなんだもの。
したいことと、
しちゃいけないことで、
できているの」
「現実が?」
「物が、
自分ではないって、
思うから、わからないの。
そのブラは、あなたなのよ?」
でも、
手に持っているピンク色のブラが、
僕だとは、思えません。
「物を、物だと、思うから、
わからないの。
だって、
そのブラって、
したいと思うことと、
しちゃいけないって思うことで、
できているでしょ?」
「だからって・・・」
「それが、
わからないってことが、
潜在意識ってことなの。
そのブラも、潜在意識よ。
あなた、よ」
「このブラが?
潜在意識?」
「潜在意識って、
意識できないって言われているけど、
目に見えるのよ。
そのブラが、そうだもの。
物だと、
思っているから、わからないの」
そう言うと、
彼女が、
僕の学生服を脱がし始めます。
「どうして脱がすんですか?」
「あなたは、あなたの中にいるのよ?
だったら、愛しかないでしょ?」
「僕が、僕の中にいる?」
「あなたは、
あなたではないものになんか、
囲まれてないのよ。
物が、物だと、
思うことが、
わからなくさせているだけなの。
ブラも、あなただし、
私も、
あなたよ。
だから、教えてあげるの」
「何を?」
「もちろん、財布の開き方よ。
だって、
私は、財布なのよ?」
彼女は、
脚を開いて、
指で、
あそこを、なぞるんです。
ー つづく ー
ブラがあったら、葛藤します![]()
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