裸の女の子に、
学生服を脱がされます。
夢です。
もちろん、いい夢です。
でも、
1番いいのは、
夢だって気づいていないことです。
彼女が、
僕の白いYシャツも脱がして、
脱がす音の、
ギュシャ、シュシャが、
興奮の音色です。
「あなたは、このYシャツも、
自分ではないって、
思っているでしょ?」
「・・・・はい」
そう答えたら、
彼女が、
キスしてきました。
僕にとっては、
ファーストキスです。
夢ですけど、ね。
「・・・なんで、キスするんですか?」
「愛しているからでしょ?
だって、
私も、あなただもの」
「僕?」
「その僕って、
自分ではない物たちに、
囲まれているんでしょ?」
「囲まれていますけど?」
「その、自分ではない物たちが、
あなただったら、どう?
あなたは、
あなたの中にいるってことでしょ?」
「でも、
物は、僕じゃないですよ」
彼女が、
ちょっとため息ついて、
がっかりした顔がカワイイです。
「いい?
夢の中の物って、物じゃないでしょ?
意識でしょ?
でも、
現実だって、同じなの」
「なんで、ですか?」
「素粒子が、物ではないからよ」
彼女が、
1枚だけ身に、まとっていた、
スカートも脱ぎます。
パンツは、
もともと穿(は)いていません。
脚を開いて、
あそこを、
指で、なぞります。
「そうやって、
意識を閉じているから、
この財布は、
閉じたままなの」
彼女は、
僕がひろった、
財布だって言うんです。
「素粒子は、物じゃないのよ?
だったら、
物なんてないでしょ?
空も、大地も、物ではないの。
水も、光も、物ではないのよ。
すべては、
同じもので、できているの。
ただ、
意識と、物とに、わけているだけなのよ。
つまり、
自分ではないって思っているだけよ。
だったら、
あなたでしょ?
豊かだって、思えない?
あなたは、空や、大地なのよ?
宇宙なの。
豊かでないわけないでしょ?
それが、
財布を開くってことなのよ」
そう言いながら、
何度も、
あそこを、
指で、なぞってみせるんです。
ー つづく ー
壁を、
虫が這う夢を見たんですけど、
這っていたのは、
意識だったんですね![]()
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