関東大震災から92年「防災の日」 | 天下泰平

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〜 滝沢泰平 公式ブログ 〜

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本日9月1日は「防災の日」。1923年9月1日に発生した関東大震災から92年が経過した日本では、今では戦争と同じく関東大震災の惨状も歴史の中でしか語られず、首都圏は無数のビルと住宅が立ち並び、当時の面影は現地にも人々の記憶にも残っていません。

2011年3月11日に発生した東日本大震災から早4年半、東北地方では、まだまだ完全な復興とは縁遠く、仮設住宅暮らしを余儀なくされている人々も大勢いますが、現地を訪れないと、その実情はわからず、テレビや新聞で震災の話題を伝えるのは年々少なくなっています。

「防災の日」の今日は、そんな当たり前になっている平穏な日々を感謝しながらも、いつ何が起こるかわからない自然災害に対して少し危機感を持って気を引き締める必要があるのかもしれませんが、一方で、この地震・火山・台風大国である日本において、自然災害を避けて生きて行くことは難しいので、どのようにして自然と共生していくかを考え直すことも必要かと思います。

「自然災害は起こらない」ではなく「自然災害は起こって当たり前」という前提の上、いつどこで起こるかわからない地震などに日々恐怖を感じて過ごすよりは、いつどこで起こっても動じない心構えを持ち、実際に災害に巻き込まれても冷静に行動することが大切だと思います。

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「何かが起こる」「大地震が起こる」とも噂される9月ですが、宇宙の動きから地球に届く磁気量を考察して災害予測をするシャク暦においては、この9月はとても静かな宇宙の動きとなっており、5日と8日の彗星近日点(彗星が太陽に近づく日)を除いては、あとは新月や満月、半月などの月の動きの前後に地震や噴火トリガー日(▲)があるだけです。

だからといって「今月は安全ですよ」とは言い切れず、ピンポイントでトリガー日(▲)となっている日に大きな地震などが発生する可能性はあるので、やはり日頃から防災意識を高めておく必要はあると思います。

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1つ気になるのは、ここ数日前から続いている「静岡県西部」を震源とする群発地震であり、昨日も夕方頃より夜中まで連続的に発生しています。

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このエリアの地震となると、いわゆる東海地震や富士山の噴火とも関係なしとは言い切れない予兆だと思いますので、近頃の箱根山や全国各地の噴火の動きとも関連して、富士火山帯が着実に活発化しているものと思われます。

最近は神奈川などでも、鉄道の電気トラブルが多く発生しているのも気になるところであり、何か磁気や磁場が乱れている可能性もあります。

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とはいえ、東海地震は、他の地震や噴火と連動することが多く、南海トラフを中心とする東南海、南海地震にも注意が必要なので、名古屋や関西、四国から場合によって九州地方の太平洋側は津波に警戒する必要がありますし、首都直下型地震や富士山の噴火というのも、まったく無関係ではないと思います。

もちろん、ここ八ヶ岳もフォッサマグナの糸魚川ライン上にありますし、中央構造線とも重なっているので、これらが動くと大きな災害が起こる可能性は十分にあります。

「防災の日」の本日は、改めて備蓄を見直したり、もしも何かがあった場合の避難先、移住先のこどなども視野に入れてながら、防災意識を高めておくことも必要かもしれません。