※身曾岐(みそぎ)神社の能楽殿
白川神祇伯王家(しらかわじんぎはくおうけ)とは、明治維新までおよそ800年、神祇官の長である「伯(はく)」を代々世襲した王家であり、一般的に「伯家(はっけ)」とも「伯王家(はくおうけ)」とも言われています。
神祇官とは、もともと政治をつかさどる太政官よりも上に置かれ、国家の祭祀を司る官庁のことです。
そのため白川家の伝承する祭祀のやり方や行法は、はるか古代より朝廷を中心として行われたものを忠実に継承し、そのすべては天皇御一人のためのものであり、秘儀でありました。
しかし、明治維新後、国家神道体制となり、「伯家神道」は天皇との関係を絶たれ埋没、白川家も絶えました。
ただ、白川家の道統を受け継ぐ人々は、その行法を民間へと広めていき、今も尚、様々ルートから「伯家神道」の祭祀システムの伝承は守られ続けています。
八ヶ岳南麓で最大規模の神社である「身曾岐(みそぎ)神社」もまた、御祭神である井上正鐵翁が、この白川神祇伯王家の門流として、その奥義をことごとく相承していたようで、それが現代にまで引き継がれています。
※篝火(かがりび)点火の儀
8月3日は、身曾岐神社の大祭前夜の宵宮として行われ、神様にご奉納するお神楽としての意味を持つ「八ヶ岳薪能」という能の舞台があったので見に行きました。
八ヶ岳を訪れるようになってから3年目になりますが、同じ南麓にある「大滝神社」は、もう10数回以上も行っているものの、この身曾岐神社に来たのは、今回の能を含めて3回目です。
今まであまりご縁がなかったのですが、つい先日にたまたまご縁が繋がって、身曾岐神社の奥の院までご案内頂き、参拝もさせて頂いたのですが、話を聞いていると「伯家神道」の流れであったりと、自分がこの世界に入った天皇祭祀とも繋がる点があって、何か不思議なご縁を感じている神社です。
身曾岐神社の入り口には、思いっきり大きな字の看板で「天下泰平」という言葉も書かれていますし・・・。
※身曾岐神社の入り口の看板
身曾岐神社は、最初からこの八ヶ岳南麓の地にあったわけではなく、今から27年前の1986年に東京の東上野から小淵沢へと拠点を移して来られたようです。
東京にあった頃は「井上神社」という名前で、八ヶ岳にやって来てから身曾岐神社という名前になったようです。
小淵沢では、1986年に身曾岐神社が遷座されるよりもずっと古くから「禊教(みそぎきょう)」を信仰している人々が多くいたようで、それで八ヶ岳南麓が候補地となったという話も聞いたことがありますが、いずれにしても八ヶ岳の持つ磁場が引き寄せたのだと思います。
最近では、この八ヶ岳南麓には、日本でも最大規模の宗教法人の1つである「生長の家」が本部ごと移転する準備に入っています。10月には生長の家国際本部の“森の中のオフィス”という施設がオープンするそうです。
他にも様々な団体や企業、個人も急速に八ヶ岳南麓へと拠点を移しており、以前より伝えているとおり「ここから新しい文明がスタートする」といった話も、満更ではないような展開になっています。
一方で、移住者が増えるにつれて森林を伐採して土地を増やしたり、はたまた資源に目がくらんだ企業が参入してきて自然破壊をしたりと色々と問題もあるのですが、とにかく八ヶ岳南麓は、良くも悪くも今はもっとも注目されている地域の1つだと思っています。
そして自分自身も思ったよりも早く移住、および拠点を移すことになり、早ければ今月下旬には八ヶ岳住人になっていると思います。
※八ヶ岳南麓での農地
向こうでの農地も見つかり、引き続き八ヶ岳南麓でも半農半Xの生活より実践しながら、自給自足できる個人と社会づくりをやっていこうと思っています。もちろん、農業の先にはヘンプの栽培と産業化を目的にしています。
また、今後はなるべく八ヶ岳を中心に移住者だけでなく、人々が気軽に集まって来れるようなイベントやシステムを企画したいと思いますので、それも詳細が決まったらお知らせします。
とにかく7月に入って急に移住が早まったり、ご神事が続いたり、仕事のことだけでなく、あらゆる用事が立て続けに入っていて、今月もその流れが続いているので、しばらくは情報を得ることもできなければ発信することも上手くできない時期が続くと思います。引っ越しもありますしね。
そのため最近は更新頻度が低くなり、一部で「もう疲れているのでは?」「ブログをやめるのでは?」などという噂もあるようですが、残念ながら、それはまったくの誤解であり、今後も誰も見る人がいなくなってもしばらくは続ける気は満々です。
ただ、今は抱えすぎている案件を整理して引き継いだり手放している段階なので、また落ち着いたらブログもしっかりと書いて発信できるようにしようと思っています。
何せ、これからが本番ですからね。ブログもこれからが本番となります。
毎度ながら拠点を新しく移すと新しい展開が次々に発生するので、今回もまた期待しておいてください。
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また、他の皆さんより「書店で平積みでありましたよ!」とかご報告を頂き、書いた本人がいつ発売されているかまったく知らなかったのですが、先月に「目覚めよ<<宇宙の雛型>>スーパー日本人!」というタイトルの新著が発売されていました。
今月中に第二弾が発売されるかと思いますが、是非とも第一弾の天下泰平ブログ総集編である「スーパー日本人」もご一読下さいませ。
尚、最後に「EMBCモルト」についてお伝えしておきますが、おかげさまで大好評で配送現場も製造元もパンクしている状況ですが、保存について注意点があります。
未開封であれば常温で冷暗所で1年ほど賞味期限がありますが、開封後は冷蔵庫で保存をしてお早めにご使用ください。それでも色が濃くなったり変色するとも思いますが、品質には一切問題ありませんので、そのまま安心してご使用くださいませ。