爆弾が爆発する前に | 天下泰平

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〜 滝沢泰平 公式ブログ 〜

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「いま一番知らせたいこと、言いたいこと」(2013年1月7日)
今年のポイント

 今年2013年は、正直なところ、どんな年になるか、どうなるか、私にはいまのところさっぱり予想ができません。
 結論を勘で言いますと、いままでの常識が外れそうな年になりそうに思えます。
 その一つは、総選挙(2012年12月16日)に表われました。びっくりしました。
 また、3.11地震を契機として、真実情報が世界中に伝わりはじめました。
 まだ、ほんの0.1%ぐらいの人でしょうが、人たちが変り出したようです。
 また、世界のさきがけをすると思われる日本人の人間性が急に変りはじめています。特に若い日本人(10代~30代)に目立ちます。
 人間性は、愛、知、勘が充足し、我欲と反自然(反良心)行為が減ると高まるのですが、若い日本人を中心に、ところどころでびっくりするような高まりが見られます。毎日びっくりしています。
 やはり去年(2012年)にも優る大変化がよい意味でおこるのではないでしょうか。……と希望的に思っています。
 ともかく、大転換まで行くか否かは別にして、価値観が日本人を中心にかなり大転換を遂げそうに思います。これも直感です。

 私は案外物識りです。勘も働きます。
 なぜ、いまの時点で尖閣、竹島であり、北朝鮮の弾道ミサイル実験か、とか、これからの米国、中国、日本がどうなるかぐらいは、マクロには私にも大体分ります。
 フクシマ原発事故は、重大事故であることも分ります。放射能はこわいものです。
 これらを矛盾なく理解しようとしますと、世界で唯一残った母音言語である日本語とそれを使う日本人こそ、これからよい世の中をつくる大事な存在であることも分ります。
 これはしっかりと知ってください。
 ただ、このようなことは、いままでははっきりと、言えなかったのです。
 それが新年早々、このブログで発表できるのは、ここが日本だからですが、世の中が変ろうとしているからでもあります。
 いままでの世界支配機能が、今年はうまく機能しない可能性があるのです。
 いままでの世界の大勢はダボス会議で決められていました。いつもたとえ少しでも日本人で唯一、これに参加していたのは、竹中平蔵さんです。
 彼は橋下徹さんと非常に仲がよいのです。「日本維新の会の性格」がこれで分ります。
 結論を言いますと、私見ですが、「原発反対」「反TPP」「増税反対」「日銀の独立性保持」などが、いま日本人一般にとって大事なことだ……と私は思うのですが、大勢に反して、私見に沿うように真実が日本人の「有意の人」に分りはじめつつあります。おもしろいことですね。
 アメリカは、日・中・朝鮮半島を分断しておきたいようです。よくその意味は分ります。
 日本のマスメディアは、アメリカの意に沿って報導をしますから、報導内容も日本人をどうリードしたいかも分ります。
 とはいえ、「ちょっと待てよ」という声が強くなりつつあるのも事実です。
 中国は内乱を恐れる故に、反日行動を利用するでしょう。といっても限りがあります。損をするのは中国の方です。
 このように、各国は自国の国益中心に動きます。それが国というものです。
 それを是とし、日本の国益は? 日本人の本当の使命は? と考えますと、日本人の特性である「和をもって尊しとする」が出て来、それは、日本語とその母音言語たる故だと分ります。
 陰謀ぎらいというより、陰謀ができない日本人……これらは本当はよいことなのです。
 損をさせられることも、生存可能な範囲ならよいことです。

 ところで、そろそろ結論に入りましょう。
 大変化や大転換の予想される時は、個人個人の人たちが人間性を高め、有意の人になり、良識(良心)に従って行動するのがベストです。
 それ以外の行為や思考は、少し永い目で見れば、マイナスになってもプラスには決してならないでしょう。これを正しい思考、正しい行動と呼びます。
 今年以降は、なるべく多くの人が正しく思考し、行動してください。
 目先の政治や経済の動きも大事です。が、より大事なのは、根底の考え方、行動です。
 ただ、常にすなおに勉強し、プラス発想をして、前向きであってほしいのです。
 そうしますと、一人一人に力がつきます。いわゆる人間力です。
 今年からは肩書きや立場よりも、個々の人間力が必ず大事になると思われます。
 ぜひ正しく生き、人間力をお付けください。
 それでいいと思います。
 新年早々であり、今回は結論だけを書きました。
 大事なことは短い文中に凝縮しました。
 よろしければ、2-3回お読みください。では、皆さまにとりまして、本年がいい年でありますように、と祈り、本文を終ります。
 どうぞ今年もよろしく。御発展、御多幸を祈っています。
                                           =以上=

 2013年がどのような年になるのかは様々な意見が飛び交っていますが、予測のプロである船井幸雄会長でさえも今年に関しては、果たしてどのような1年になるかは予測不可能なようです。

ただ、日本に関してはいえば昨年末に政権交代も起こったことですし、大きな流れとしては、なんとなくどのような方向性へと進むかはわかります。

経済でいえば、株価を筆頭に表向きの景気は一時的に回復するでしょうが、この幻の景気回復もどこかで消え去るでしょう。

それが半年後なのか1年後なのかはわかりませんが、良く耳にする情報としては、今年の夏頃が1つのターニングポイントともいわれています。そこから先はゆっくりと化けの皮がはがれていくのか、それとも一気に金融崩壊の大波がやってくるのかはわかりません。

いずれにしても、お札を無尽蔵に刷ることができるシステムがある限り、今の金融システムが崩壊する可能性は、ほぼ100%であり、この爆弾が爆発する時が世の中が大きく変化する最大のターニングポイントにはなると思います。

次の金融崩壊は、5年前のリーマンショックどころか、84年前の世界恐慌をも上回るほどの大混乱であり、それこそ資本主義経済自体の存在が揺らぐほどの事態にまで発展していくかとは思います。

「お金のいらない世界」というユートビア思想を持っている人々からすれば、今の経済が崩壊していくことは、一見理想の社会の始まりのように感じられるかもしれませんが、実際はそんな単純なものでもなく、この爆弾が爆発したら、一歩間違えるとこの世界が崩壊するほどの危機が迫っているのも事実です。

旧社会の体制を維持したい勢力の力が勝り、人々の意識改革が遅れば、金融崩壊後の世界は全面戦争へと進むでしょうし、世界全体が新社会をつくりあげる方向性になっていれば、まったく新しい金融システムを導入して平和で循環できる世の中を構築できるかとは思います。

残念ながらは、今のところは前者の可能性が高く、日本もその大きな流れの中に巻き込まれています。

今は、すでに導火線に火をつけられてしまった状態であり、とにかく爆弾が爆発する前に目覚める人々が早く目を覚まし、日本も今の金融システムが崩壊しても問題ない体制作りを早急に構築していかなければいけないと思います。

世界恐慌の影響を受けないようにするには、今の世界のお金の支配から脱却する必要があり、そのためには、お金の価値がなくなった場合にでもすべての国民が問題なく生きていける状態を作っておくこと、具体的にはエネルギーと食料の自給が必ず必要となると思います。

この2つさえ体制を整えておけば、とりあえず世界恐慌が発生しても大きな影響も受けず、そして日本人が食料争奪で殺し合ったり、さらに日本が戦争へと巻き込まれていく可能性もなくなるとは思います。

果たして間に合うかな?っていつもヒヤヒヤ思っているのですが、今年に入って新エネルギーの話題が次々と水面下で動き始めているので、まだ日本が変われるチャンスは十分にあるとは思います。

というより、準備はほとんどできているから、あとは肝心の国民が変わるだけなんですけどね……。

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ところで、船井会長のメッセージの中にダボス会議と竹中平蔵氏の話題が少しだけでてきましたが、この件については、今月号の「ザ・フナイ」において副島隆彦さんが説明をされています。


竹中平蔵氏の恐るべき素顔(「ザ・フナイ」1月号 副島 隆彦)
 だから2011年1月1日から起こったチュニジア、リビア、エジプト、シリアと立て続けの「アラブの春」というアメリカの謀略政治の手法の日本版が、今、日本で実行されている石原、橋本、安倍の3人を使った、「日本を中国と戦争させよ。そのための政治体制を作らせよ」という属国・日本への苛酷な指令書だ。
 この流れを作るべく、安倍晋三と橋下徹を直接操っているのは竹中平蔵である。自民党の安倍晋三も、じつは竹中氏が操っている。安倍晋三があんなに自身たっぷりで急に躍り出てきたのは、竹中平蔵からの許可と指令が次々に出ているからだ。
 竹中が全体のOS(オペレーション・システム)を動かしている、と政財界でささやかれている。すなわち、①金融・経済と②政治の両方をである。この②政治には外交軍事(安全保障)が入っている。
 竹中平蔵は、ダヴォス会議の日本の代表だ。
 ダヴォス会議の正式名称は、「世界経済フォーラム」World Economic Forumだ。これはヨーロッパ各国の超財界人たち、貴族たち、そしてアメリカのロックフェラー家などで構成されている。彼ら超財界人のことを「スーパークラス」と呼ぶ。「スーパーリッチ(超富豪)」とは区別される。もっと上の方である。“ 雲の上の人々 ”above the lawとも言う。
 このダヴォス会議は表の組織であって、裏側はビルダーバーグ会議である。ビルダーバーグ会議は、世界の超財界人たちの秘密結社である。ここでは秘密の儀式がたくさん行われている。ここへの入会儀式を受けた者たちは、もうふつうの世界には戻れない。命令が下ったら自分の国の国益を踏みにじることでも何でもしなければいけない。裏切ったら殺される。
 竹中平蔵は、このダヴォス会議の正式メンバーで日本代表である。彼はこのダヴォス会議の評議委員である。だから日本の首相を含めて、会議に参加する者は、竹中の推薦が必要である。だからその格は盟友だった小泉純一郎よりも上らしい。
 彼は、欧米の超財界人たちに魂を売ってしまっている人だ。アメリカのコンスピラシー・セオリー(「権力者共同謀議理論」と訳すべきだ)の大家であるジョン・コールマン博士(現在77歳。1935年~)が長年、主張している「(世界の頂点の)300人委員会」という組織と、このビルダーバーグ会議は、彼が公表している名簿とほとんどが重なっている。
 この竹中平蔵が、2006年に小泉政権が終わったあとに一体、何をしていたのか、と思いきや、この6年をかけて橋下徹を手塩にかけて育てていたのだ。
 竹中平蔵氏が、今の日本国を操っているアメリカの家来の筆頭、最高幹部なのだとはっきり書いて、私はみんなに知らせる。
 アメリカのシナリオとおりに竹中の指令で、日本の政治家たちが動いている。いや、動かされている。ところが、石原慎太郎がこれに対して「竹中。なんだ、あいつ」と反発している。石原だけは大物だから竹中の風下に立ちたくないらしい。(転載終了)

この竹中平蔵氏が、来年4月8日で任期満了になる日銀の白川方明総裁の後任人事として注目されています。自民党からすると、5年に1度のビッグチャンス到来であり、もしも竹中平蔵氏が日銀総裁などになったら、もはや日本は完全にアメリカのATMとなるでしょう。

まぁ、見事なまでに脱原発どころか原発推進に舵を取り、それどころかアジアの使用済み核燃料を全部日本で引き受けようとまで検討している太っ腹安倍政権ですが、ここまで来たらやれることはとことんやりきってもらっても逆に良いかなとも思います。

すでに崖っぷちなのに、それさえもわからない日本人は、崖から片足くらい落ちかけないと自らが置かれている状況には気が付かないかと思いますので…。