医食同源の時代 | 天下泰平

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〜 滝沢泰平 公式ブログ 〜

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※大人気の国産ヘンプソックス

昨日は、第一回目となる『ヘンプカルチャー協会』の打ち合わせが山梨県でありました。
協会の概要や運営については、これから詳細を詰めていくので、また決まったらブログでもお知らせ致します。

ただ、今のところ皆の共通の意見として固まっているのが、これからヘンプの良き認知を広めていく上で、この協会に関わる人は、絶対に法を犯すことをしないことです。

ご存知のとおり、今の日本の法律では、ヘンプの葉っぱを吸引することは違法となって厳重に取り締まっています。
協会の運営者、参加者に限らず、万が一誰か一人がその法律を犯してしまうと協会全体が崩壊します。

すでに多くの方が『ヘンプカルチャー協会』に関心を示しており、その目的は様々あっても構わないのですが、心のどこかに「吸うことができるかも?」と思っている方は、ご遠慮下さいね。

あくまでも「産業利用」を目的としてヘンプの知識や栽培を普及させていくので、今はなるべく健全にやるためにも、企業を巻き込んでの活動を検討中です。

いずれにしろ『ヘンプカルチャー協会』に関しては、長期的な視野で活動をしていく方針なので、何かが決まる都度、情報を広報していきます。

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※穫れたてホヤホヤ西表島産『春ウコン』

『ヘンプカルチャー協会』の打ち合わせが終わった後は、今度は西表島産春ウコン『ウキウキウッキン会議』に参加しました。この日は、わざわざ西表島より生産者の方にお越し頂き、早速来年度に製品化される穫れたての春ウコンの現物を見せて頂きました。また、試験的に粉末して製品化された春ウコンも試飲しました。

写真ではなかなか春ウコンの色合いが伝わらないのですが、生で見ると本当に黄金に輝いていてキレイです。そして、西表島の大自然の中で無農薬・無化学肥料で育った春ウコンは、大きくてツヤツヤしており、見た目からもそのエネルギーの高さが伝わってきました。今年も例年に増して良い出来だそうです。
試飲したものも、本当に美味しかったので、年明けにさらに成長して製品化されるのが楽しみです。

今年は、当店でも試験的に販売したのですが、限定お一人2袋であったのにも関わらず、わずか2ヶ月ですべて無くなってしまうほど人気の高い商品でした。

そこまで春ウコンが人気があるのは、春ウコンについて研究した大学教授達が、約20年間の臨床データをまとめた『春ウコン研究会』のサイトの効果が大きいと思います。

そこには、春ウコンの持っている驚異的な力が様々な臨床データに基づいて説明されてますが、やはり自然の植物には、人間の想像を遥かに上回るパワーを持っているようです。

というのも、本当に旅人のようにあちこちをフラフラしてますが、本日は東京に来ており、先ほどまでフリーエネルギーと微生物を扱うプロである「微生物研究所」で新しい農業の在り方について打ち合わせをしていました。

「これからは、『医食同源』の時代が来るよ」と代表者の方から教えて頂きましたが、これはそのまま「食べることで健康になる」ということです。

現在の日本の医療費は、約35兆円と莫大な額にまで増幅しましたが、そもそも50年ほど前には病人も少なく、病院の数も少なかったそうです。

化学薬品がなかった時代は、人々は食物と薬草などで病気を治していたそうです。
つまり『医食同源』の時代が長い間続いており、人々は野菜や薬草の持っている薬効成分を熟知しており、日々の生活の中でそれを応用して健康を維持していたそうです。

しかし、資本主義の発達と合理化社会の到来によって、特に野菜の持っている本来の力は完全に失われてしまいました。

主な野菜に含まれる栄養素は、ここ60年間で1/5にまで落ちてしまっただけでなく、農薬や化学肥料の影響によって、野菜が人々の健康を害するほどにまでなってしまいました。

新しい文明の始まりと共に、これから近代文明が築き上げた様々な負の側面が崩れ落ちてくるので、その中で「化学薬品で病気を治す」という概念も変わってくると思います。

その中で、また古来からの『医食同源』の時代へと戻り、野菜の生産も自然有機農法へとすべて変わってくると思います。

何よりも現代においては、古来からの自然の叡智を生かしつつ、そこに最先端技術(フリーエネルギーや微生物)をフルに活用した自然有機農法がすでに確立しております。

この技術を扱えば、誰にでも簡単に薬効成分の濃い野菜を無農薬・無化学肥料で栽培することが出来ます。

これから先の時代は、レストランや料理店で無農薬・無化学肥料の自然野菜を使用するのは当然で、さらに「薬膳○○」という料理名がスタンダードとなり、人々は病院ではなく、レストランに通って健康管理をする時代もやってくるかもしれません。


繰り返しになりますが、今の景気が回復することはまずあり得ません。むしろ、これから先は今までに体験したことのない未知のゾーンにまで世界経済が突入していきます。

世界的に消費も伸びず、必然的に世界の産業も「土」に帰らざるを得なくなります。
ここ最近、地方や東京を含めて、新たな雇用開発をどのようにしたら良いか色々考えておりましたが、やはりこれから先は「作る」ことを目的とした第一次産業でしかそれは難しいように思えます。

今までの日本は、新たな生産活動をしなくとも虚無であるお金の力によって、うまい具合に生かされてきました。その中で第一次産業は衰退していき、本来の人々の生産活動とは無縁である目に見えない第三次産業が急速に伸びていきました。それでも、お金があったので自分のところで生産せずとも外国から容易く買うことが出来ました。

しかし、虚無であったお金の真実が暴かれ、その価値がなくなるのは、もう時間の問題であり、今まで「消費」しかしてこなかった先進国の国々は、その時になって窮地に立たされます。

国民の命を養う何かを生み出すのが、本当の意味での『生産』であるならば、その視点で現在の日本人の仕事状況を見ていると、一体どれだけの人が、『生産』に直接携わっているのか疑問が残るところです(もちろん自分も)。ほとんどが「命」を生み出す『生産』ではなく、「お金」を生み出す『生産』のような気もします。

本当にこれだけ多くの人々が、ビルにこもってオフィスワークをする必要があるのか、日本人全体が考え直すタイミングに来ていると思います。

世界中の若者が雇用先がなくて暴動を起こしてますが、彼らを救うのも、そして、これから先の日本の若者の雇用を作るのも、間違いなく農業が主体になってくると思います。それも『医食同源』の時代にふさわしい薬膳農業ですね。