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喰らうオーディオ!!!

オーディオの、オーディオマニアによる、ピュアオーディオのためのブログ。

マイシステム紹介① ~プレーヤーまわり~

現在の私のオーディオは変則的なシステムになっており、スピーカーマトリックスによる4.1 chのサラウンドやらないピュアとなってます(別に長岡派じゃないですよ。)結構長くなるので、今日は前段のプレーヤーから。

他の紹介は下記のとおり。
①プレーヤー②アンプ③スピーカー④電源

CDトラポは現在DENONのDCD-S1です。
喰らうオーディオ!!!-DCD-S1

CP(中古)   ★★★★
デザイン    ☆☆☆☆
手放せない度 ☆☆☆☆☆


一体型ですが現在トラポとして活躍中、サブとして現在PCオーディオもありますが、このプレーヤーには一歩及ばずというクオリティーです。
90年代のプレーヤーで定価も50万円ですが今は無きイケオンでも改造モデルを出していた銘機です。現在でも中々の実力機だと思います。

トップローディングは置き場所には困りますが、趣味性が高く楽しいですね。
喰らうオーディオ!!!-DCD-S1 top

CDプレーヤーとしては低域をぶりぶり言わす俗に言うデノンサウンドではなくてやや細身で綺麗な音を出します。
直前のリファレンスはティアックのVRDS-25XSでしたがランクが一つ上の表現力で情報量も価格帯としては申し分ないと思います。
DACに関して低域の表現が甘いという指摘はありますが、個人的に低音フェチが無いので気にはなりませんでした。

インシュは神戸音響のテフロンメッキインシュとJ1プロジェクトの青いスペーサーを使ってます。
神戸音響のインシュはぱっと見たいしたことなさそうですが、絶妙な艶を出してくれます。
価格も4個で15000円程度で良心的で素晴らしい製品ですね。

あと画像にもありますがスタビライザーとCDの間にビギンズのカーボンスタビライザーを挟んでます。
これも何となくではなくしっかり仕事してます。ちょっと情報量が増える効き方です。
インシュほどではないですけど、アコリバの消磁機よりは効きますね。

DACは自作系です。
私が作った訳ではなく、他の方が作ったのをヤフオクで買いました。確か4万ぐらいで安かったです。
喰らうオーディオ!!!-自作DAC
画像だと何だかわかりませんね(笑)

CP(中古)   ★★★★
デザイン    ☆☆
手放せない度 ☆☆☆


主要デバイスはPCM63P-Kの4パラです。
基盤は有名なfujiwaraさんのところだったと思います。
各部品はそれなりに奢ってあり、電源もトロイダルコアのしっかりした内容です。

音色は結構個性的です。勢い重視で躍動感がある派手目の音質の中にちょっと雰囲気が出ている味のあるDACです。極端な味付けではないですが、ケーブルの差ぐらいのスパイスが効いてます。その個性を買って我が家に導入しました。

年式としては00年中盤だと思いますがお世辞にも奥行き感・情報量が多いわけでもなく、現在の20~30万円台のDACから見るとハイファイ的にはランクが一つ下ですね。おまけに壊れやすく自分で修理できないと結局高くつくので、コレ冷静に考えると全然CP高くないです。(←素人が手を出すから・・・)
現在システムのボトムネックになっていると思われるので、そのうち買い換えると思います。
自作系は他にも1台使ったことがありますが、もう一段上のレベルを目指すとやや厳しいようです。
できれば次はPCオーディオも睨んで24bit192kを受けられるのがほしいですね。

インシュは真鍮のスパイクと受け皿としてクライナのマグネシウムインシュを使ってます。
マグネシウムインシュは良いですね。値段も非常に安いですし万能では無いですけど使い所が解れば勝手が良いタイプです。金属系というより木材系に近いインシュだと思います。

デジタルケーブルはアクロテックの6N-D5010です。中古だと3kぐらいで超安いです。
一応オーディオプリズムの磁気でノイズ対策する珍しいアクセサリーも使ってます。(←アクセのほうが本体より高いなぁ)
アコリバのDSIXも一度入れたんですけど我が家では相性が悪かったです。ケーブルは値段じゃないと思います!(たぶん)。そんなことといいながら川上にあたるデジタルケーブルをほとんど吟味していない怠慢ぷりなので今後要精査です。

プリ側へのRCAケーブルはハーモニックスの確かHS101です。このメーカーはインシュがやたら高価ですがケーブルはなぜかリーズナブルです。我が家ではDAC-プリ間のケーブルは個性を出す方向で選んでおり、ちょっと派手な音色のケーブルです。

電源ケーブルはオーディオFSKです。
電源ケーブルは言うほど種類使っていませんけど、良いと思ってます。
プリにも使ってますが会社のイメージに反して(←余計なお世話)滑らかで落ち着いた音調ですね。
法外に高いケーブルが多い昨今、1本2万しないですからお買い得です。
注文していつ入荷するかは謎なのが難点ですがw


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なお、視聴の希望者いらっしゃいましたらいつでもウェルカムです。(東京都内在住です。)
KRYNA PRO(クライナプロ)スピーカースタンド MGT-60S

喰らうオーディオ!-スタンド2
喰らうオーディオ!-スタンド1

CP(新品)   ★★★★★
CP(中古)   ★★★★
デザイン     ☆☆☆
手放せない度 ☆☆☆☆


最近スピーカーをスタンドから落っことしてしまい(泣)
運よくユニットに傷はつきませんでしたが近い将来壊すのは必至!と判断しお金が無いので嫌だったんですけどSPスタンドの購入に踏み切りました。

候補として考えていたのはアコリバかクライナかサイドワインダーだったのですがお手ごろ価格で出ていたのがクライナだったため購入。

素材はマグネシウム合金が支柱で天板・底板がアルミ・スチールという構造。
とまぁ金属だけのスタンドですがどこを叩いても鳴きません。
支柱は細身ですが、唯の柱ではなく溝の入った構造で中には詰め物もあるようです。

元々同社マグネシウムインシュレーターを使っておりその良さは体験済みだったのですが、
このマグネシウムという素材は手にとって見るとその軽さ・質感にびっくりする金属でして金属というより木材に近い印象です。

デザインはよくある無難なデザインですが、黒のクリアは中々の質感です。

元々使っていたスタンドは純正で定価20万近くするだけあって中々豪華で鳴くこともないスタンドでしたからあまり期待はしていなかったですが(←じゃあ買うなよ!)とりあえず視聴。
スパイク受けはハーモニクス、SPと天板の間にはカーボンのスペーサーをかませて使ってみました。

う~ん。コレはいいですね!
スタンド本体が鳴かなくても実際音を出すとどうも付帯音を感じることがあるんですけど。
MGT-60Sの場合、変な付帯音も付かないです。
また、高さが10センチほど低くなったことも作用しているとは思いますが低域の量感がしっかりします。

重さも一つ8キロとやたらに重くないのもいいですね。
何でもかんでも重ければ良いわけではないので、実にセッティングしやすいです。

定価も6万円ほどでwebの底値だと4万強ですので非常にCPが高いですね。
贅沢を言わない限りスタンドとしてこれ以上の性能は必要なさそうな印象です。

我が家だとデザイン的に支柱が2つのMGT-60Wが良さそうです。
ちょっと貧相です。中古だとさほど差が無いので性能さも気になりますし折を見て導入したいですね。
FLYING MOLE(フライングモール)プリアンプ PA-S1

$喰らうオーディオ!-フライングモール プリ

CP(新品)   ★★★
CP(中古)   ★★★★
デザイン    ☆☆
手放せない度 


結構話題になったメーカーですが最近はごたごたして経営が微妙だったようですね。
10月にwebページが再開されたようです。
個人的には素敵なメーカーだと思うので良かったと思います。
で、そこのプリを自宅に入れてみました。
定価は168000円とセパレートとしては入門機の中でも下の価格帯です。
現在のプリよりグレードが低いのであまり期待はしてなかったですが気になっていたので導入しました。

音質は極めて情報量が多くややクールな音調が基調。
聴感上のSN比が高く、微音の表現力も高い。
明確な音像でどちらかというというとメリハリが利いている印象。
低域の表現に特徴があり、ベースなどの量感はふくよか。

端子は価格相応の通常の端子。入力は3系統とシンプルですが、
出力はRCA3系統とXLRが1系統と充実しているのは素晴らしいと思う。

機能は割り切って、音量調整と入力切替のみ。
個人的にはミュートは欲しいところですが、シンプルな方がよいと思う。
期待はしてなかったですがボリュームの感触は安っぽい。
デザインはシンプルで素っ気無い。個性がないので無難といえば無難。
シンプルでありながらもう少しスタイリッシュなデザインが私の好みです。

リモコンが使えないのは痛い。正直、この価格でリモコン無しならば
アッテネーターという選択肢もあるため欲しかった。

セパレートを愛するマニアが納得するような音楽性を付加するタイプや持つ喜びを
感じるプリではありませんが、音作りは他に任せて複数のパワーアンプを
使いたいマニアには打ってつけのプリ。特にRCA3系統が出力できるプリは
貴重な存在だと思います。
メーカーがふわふわしていたため中古の相場安いです。比較的最近の製品ですし
割り切ってしまうとお得な製品だと思います。

まぁ我が家には不要ですね~音の好みも違いますし。


さて、ブログを始めた第一回ですが、一応テーマはピュアオーディオに関してなんか書いていこうということにしてますので
先日いった東京インターナショナルオーディオショウに関してレビューします。

皆さんご存知のこのオーディオイベントは一つ数百万円のハインエンド機器の音の悪さを確認して
「やっぱり我が家が一番!」と勇気と希望をいただくイベントです(笑)

半分冗談で書きましたが条件が悪いとは言え総額1千万以上のシステムが良い音で鳴っているのは
数えるほどです。
あからさまにやる気の無いセッティングが多いですし、代理店の方も別にエンドユーザーの声を聞くべく交流している様子もありません。私は20代なんですけど若者がなぜピュアやっているとか、なぜ一般の若者がやらないのとか聞かなくていいんですかね?

それはさておき、今回は時間が無かったので20箇所ぐらいしか回れませんでしたが音が良かったところを中心にレビューしたいと思います。

今年のマイベストはアッカのブースです。(写真は取るの忘れました(汗))
YGアコースティックのSPとPCを積極的に活用したデンマークのHOLM Acousticsのアンプで鳴らされていました。
実にクリアで広大な音場表現は見事でした。

プレーヤーはノートPCでフーバー2000を使用、プリはPCを活用してかなり細かいレベルでイコライジングできる代物です。
外人の恐らくメーカーの方から結構説明されましたが、英語できないでよくわかりませんでした(笑)
気になる方はwebで見てください。

ゼフォン・ステラボックスのブースです
喰らうオーディオ!-ゼファン
オーディオカッシーニのSPにアインシュタインでした。
小技に凝ったブースではないのですが、鳴らすのが上手い代理店なんじゃないかな?
と思います。昨年はVIVID audioが素晴らしかったことを今でも覚えてます。
今年は聞けなかったのが残念ですね。

個性的で上手く鳴らしていたのがハイエンドのブースです。
喰らうオーディオ!-ハイエンド
LANSCHE AUDIOというスピーカーのプラズマツィーターは値段は舐めているぐらい高いですが、
かなり個性的な音でたまらない魅力を誇っています。
スピード感のある火花を散らすような中高域は病み付きになりそうです。
今回はemmLabとダールジールで鳴らされていました。

セッティングをマジメにやって結構音も良かったのはナスペックです。
喰らうオーディオ!-ナスペック
元々J1プロジェクトなどアクセサリーの輸入も行っていることもあり、
スピーカーやアンプの足元はきちんと対応してました。
音はやや個性的で好みが分かれそうですが、ジョセフオーディオがご機嫌に鳴っていたと思います。

音が良いと感じたのは以上4つだけですね~。

残念だったのはソナスのストラディバリウスとか。もう少し頑張ってほしいですね。
代理店の方はフラッグシップですからみたいなコメントを飛ばしてましたが・・・(イタイナ)
スピーカーに音は張り付いてましたし、低音が出ているわけでもなければ、高域が延びている訳でもない。正直50万のセットでも上手い人なら出せるクオリティーだったと思います。

もちろんセッティングを追い込む時間も少ないでしょうし、部屋や電源の環境も悪いとは
思いますが、これで飯食っているプロですからちょっといただけないと思います。

せっかくのイベントですので次回は評論家の皆さんの話を聞いて、お話したいですね。