COUNTERPOINT(カウンターポイント) SA-5000 プリアンプレビュー
CP(中古) ★★★
デザイン ☆☆☆☆
手放せない度 ☆☆☆
カウンターポイントことSA-5000が遂に
我が家にやって来ました。
中古の出物も多いので割と有名だと思いますが、
COUNTERPOINT(カウンターポイント)とは
1978年に設立されたオーディオメーカーで、マイケル・エリオットがエンジニアです。
ソリッドステートと真空管の長所を活かした設計が特長で、ハイブリッド設計の機器を多く製造していました。
90年代後半に廃業しており、マイケル・エリオットは現在自前のブランドとカウンターポイントの
メンテナンスおよびアップグレードサービスを提供している会社を運営しています。
カウンターポイントのデザインの雰囲気とか、一貫したハイブリッド設計あたりが
私の興味をぐいぐい惹きつけて止まないので今回導入となりました。
しかも!!!今回導入したのは
名器と誉高い同社のプリのフラッグシップ『SA-5000』です!
90年代冒頭に発売されたモデルで、
定価100万円と当時としてはハイエンドモデルです。
この価格帯のコンポとしては珍しく黒と
シルバーと色違いで発売されております。
デザインとしては初期のレビンソンにも似た、
「作られた」デザインというより
ある種の機能性や設計に基づいたデザイン性を感じます。
電源は別筐体で、こちらにも真空管が利用されております。
この如何にも真空管なデザインはいいですね。
構成としては、バランスなしのRCA入出力のみです。
バッファー有り無しもあり結構機能豊富です。
中身を空けてみると。
海外製品としては、やたらに部品数があるように思えます。
目につく主要なパーツは赤いWIMAのコンデンサーと
白のWONDER CAPです。
WIMAは日本ではあまり使われませんが、
音が良くて有名な部品らしいです。
見にくいですが手前の黒く四角いやつがボリュームです。
調べていませんが、そこまで特殊なものではなかったはず。
感触も普通です。
やすっぽいことはありませんが、高級感もないですね。
セレクターはリレーの模様。
基盤が背面にくっついてるという不思議な配置です。
フォノはMCとMMに対応していますが、
本体内部のトグルスイッチを変更する必要があります。
天板のネジがやたら多いし、
これ設計上もう少し使いやすくならなかったものか。
で、肝心の音ですが。
音が出た瞬間に空気感が今まで違う。
空間に音がほのかに漂っているイメージ。
反面出てくる音の線は細いが、音に芯があって鋭い。
その空間描写とのギャップが面白い。
好き嫌いではなく、
「これがハイエンドの音作りか」と
「これがマイケル・エリオットの音なんだと」
まざまざと見せつけられた印象。
こうなると、この機器じゃないと出せない世界が明確にありますね。
まぁ、私には期待の高さとは裏腹に
「思ってたんと違うっ!」て感じでソッコーで手放しましたけどw
以前寺島さんが「美音過ぎて駄目だった」とおっしゃってましたけど、
そういうことなんでしょうね。私も。
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