![喰らうオーディオ!!!-fl](https://stat.ameba.jp/user_images/20130320/20/pure-audio-blog/3d/40/j/t02200165_0800060012465784599.jpg?caw=800)
CP(中古) ★★
デザイン ☆☆☆☆
手放せない度 ☆☆☆☆
前回のMark Levinson(マークレビンソン) JC-2 プリアンプレビュー?
続きです。
見事なぐらいつかまされた買い物に後悔したのが前回でしたが
これぐらいのことでは全く懲りず
再度ヴィンテージアンプに挑戦したのが
Threshold(スレッショルド)のSL-10です。
http://audio-heritage.jp/THRESHOLD/amp/sl-10.html
知らない人もいるかもなのでちょっと説明すると
Threshold(スレッショルド)とは1979年にデビューした
アメリカのハイエンドブランドです。
(なお、90年代に消滅しています。)
アメリカの有名なハイエンド技術者と言えば
マークレビンソン、KRELLのダン・ダゴスティーニに次ぐ知名度
だと個人的に思う。
PASSのネルソン・パス、その人がデビューしたブランドです。
スレッショルドのパワーアンプの設計などはSTASIS回路として
80年代にはナカミチと技術提携して売り出していたりしましたね。
で、
※追記、同社のプリの処女作はNS-10でした。
デザインはデビュー当時からデザイン担当がいたためか
極めて個性的な面構えです。
![喰らうオーディオ!!!-up](https://stat.ameba.jp/user_images/20130320/21/pure-audio-blog/51/1a/j/t02200165_0800060012465816159.jpg?caw=800)
アメリカのプリは例によって電源が別筐体です。
![喰らうオーディオ!!!-power](https://stat.ameba.jp/user_images/20130320/20/pure-audio-blog/a2/fc/j/t02200165_0800060012465784598.jpg?caw=800)
中身みてませんが、重量とサイズはプリとしては結構なものです。
ちなみに入出力はアンバランスのみです。
色味は全体に渋めで、ボリュームも経年経過ではなく金属の地の色です。
![喰らうオーディオ!!!-vol](https://stat.ameba.jp/user_images/20130320/20/pure-audio-blog/8c/36/j/t02200165_0800060012465784597.jpg?caw=800)
裏面の加工面を見てもこの色なので、合金の色だと思います。
持った質感はステンレスに近いのですが謎です。
そして、所有するまで気づかなかったのですが
ボリュームの表面の意匠は矢印のようになっており
メモリの位置を指しています。
もっと流行っても良さそうな粋なデザインですが
このアンプ以外では見たことないですね。
中身を開けるとそこには別世界が。
![喰らうオーディオ!!!-in0](https://stat.ameba.jp/user_images/20130320/21/pure-audio-blog/b5/c3/j/t02200165_0800060012465816160.jpg?caw=800)
![喰らうオーディオ!!!-in1](https://stat.ameba.jp/user_images/20130320/21/pure-audio-blog/97/34/j/t02200165_0800060012465816161.jpg?caw=800)
ラピスラズリを彷彿とさせる
鮮やかなブルーの基盤と黄金色に走る回路を見るだけで
技術者の並々ならね熱意が伺えます。
正直、筐体のデザインよりも
回路の方が美しいと感じます。
PHONO部
![喰らうオーディオ!!!-in2](https://stat.ameba.jp/user_images/20130320/21/pure-audio-blog/da/3b/j/t02200165_0800060012465829728.jpg?caw=800)
コンデンサーには社名が入り特注っぽいです。
![喰らうオーディオ!!!-in con](https://stat.ameba.jp/user_images/20130320/21/pure-audio-blog/71/7d/j/t02200165_0800060012465829727.jpg?caw=800)
で、肝心の音ですが
まさにジャズが鳴り
まさにロックが歌う
そのためだけに設計されたかのような
鳴りの良さ、圧倒的な躍動感と
ちょっと外連味を感じる音の質感です。
プリでここまで音が変わるなんて
ちょっとショックであるとと共に
音楽性を創ることへの嬉しさを感じる
そんな瞬間ですね。
我が家で随一コルトレーンが歌ったと
感じさせるアンプです。
一方で短所も明確です。
最近の録音はカラッキシ駄目です。
高域が伸びきらないナローレンジさと
SN比の低さで話にならない感じです。
鳴りの良さ、ボーカルの実在感など、
録音が良くなるとどこ吹く風・・・
結果、私の愛聴ゾーンである
70年代のロックと50-60年代のジャズのために
PLINIUSのプリと2台体制に移行しそうです・・・・
うーん、悩ましい。
<その他アンプレビュー>
PLINIUS CD-LAD
Accuphase(アキュフェーズ) プリメインアンプ E-305
Mark Levinson(マークレビンソン) JC-2 プリアンプレビュー?
お読みいただきありがとうございました。
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