![喰らうオーディオ!!!-低音王](https://stat.ameba.jp/user_images/20101231/11/pure-audio-blog/c0/0c/j/t02200165_0800060010952225302.jpg?caw=800)
重量 ★★★
年式 ★★
凄み ☆☆
※基本ざっくばらんですが、星のつけ方はこちら
前回の会長宅に引き続き、オーディオ中毒重篤者の一向は介抱に向かうことなどなくダブルウーファーズ同会員の9太郎さん宅へと伺いました。
![喰らうオーディオ!!!-JBL 4350](https://stat.ameba.jp/user_images/20101231/10/pure-audio-blog/22/61/j/t02200165_0800060010952215347.jpg?caw=800)
まずは電源。
オーディオカマニ特製の容量2000VAの電源トランスが3つです。
![喰らうオーディオ!!!-オーディオ用200V電源](https://stat.ameba.jp/user_images/20101231/11/pure-audio-blog/db/b9/j/t02200165_0800060010952225303.jpg?caw=800)
200Vからステップダウンして前段とパワーアンプ左右用に分けられています。このあたりは結構肝ですよね。
プリはMARK LEVINSON ML-6
![喰らうオーディオ!!!-MARK LEVINSON ML-6](https://stat.ameba.jp/user_images/20101231/11/pure-audio-blog/7a/9f/j/t02200165_0800060010952224330.jpg?caw=800)
レビンンソンと言えば黒のイメージが強いですが本製品はシルバーの左右・電源完全別固体分離したシンプルなプリ。
入力はフォノとライン2系統のみ、あとはボリュームが付いているだけ。70年代後半発売ですが構成としてはむしろ今っぽいですね。面構えも渋い男前です。
チャンデバも左右で1台づつMARK LEVINSON LNC-2Lです。電源も別です。レビンソンっぽいカッコイイチャンデバです。
パワーアンプは圧巻のモノ6台構成。
MARK LEVINSON ML-2L
![喰らうオーディオ!!!-MARK LEVINSON ML-2L](https://stat.ameba.jp/user_images/20101231/10/pure-audio-blog/cf/c4/j/t02200165_0800060010952215351.jpg?caw=800)
スピーカーの前に鎮座する姿はバリケードのようです。
![喰らうオーディオ!!!-MARK LEVINSON ML-2Lたち](https://stat.ameba.jp/user_images/20101231/10/pure-audio-blog/03/ea/j/t02200165_0800060010952215348.jpg?caw=800)
この業界ではどうやら有名らしいのですが、電源トランスの仕様が時期により異なりEIコアとトロイダルコアがあるそうです。EIコアの方が音が良く、Q太郎さん宅ではウチ2台がEIコアらしい。マニアックですね。
スピーカーはもちろんJBL 4350です。
これはダブルウーファーズの会長から譲り受けたもので、会長自身同スピーカーを縦にスタックという驚異的な変態プレーをしており、その熱が冷めたタイミングで引き取ったとのこと。
4350の中でもかなり鳴りの良いスピーカーらしいです。
再生周りはアナログプレーヤーが
Thorens TD-226
![喰らうオーディオ!!!-Thorens TD-226](https://stat.ameba.jp/user_images/20101231/11/pure-audio-blog/50/18/j/t02200165_0800060010952224328.jpg?caw=800)
フォノイコは写真撮るのを忘れちゃったんですがマークレビンソンのJC1-ACだったと思います。
コチラも当然の如く2台用意して左右を完全に分離しています。
![喰らうオーディオ!!!-MARK LEVINSON 電源](https://stat.ameba.jp/user_images/20101231/11/pure-audio-blog/1c/db/j/t02200165_0800060010952224327.jpg?caw=800)
電源だけですけど。
プレーヤーも写真間違えて削除しまったんですけど(汗)
CDトラポがCECのTL-51系統だったはず。ベルトドライブの奴です。
DACがケンブリッジオーディオのDACMAGIC2です。
(オーディオ評論家風に)
ここまでシステムを紹介して賢明な読者諸兄はお気づきかと思うが、
驚くべきことに当システムはレコードのピックアップ以降において音の出口たるスピーカーまで左右が完全に分離されている。
根源の電源を含めて左右セパレートされているのだから、
これでチャンネルセパレーションが悪いなどと表現したらまぎれもない虚偽となるだろう。
(←すみません。一度書いてみたかっただけです。)
そんなくだらない言葉遊びはともかくとして音の感想ですが。
最初は電源を投入して間もないこともあり、比較的小音量で綾戸千絵などを堪能。
すっーと体の芯に染み入るようなボーカル。思わず「この音の浸透力欲しいですね。どうやって出してるんですか?」と聞いてしまった。(←秘め事じゃないんで聞いていいんですけどね。)
今こうしてブログを書いていても「やっぱり欲しい。浸透力!」と思う。4350もありそうですが、多分パワーアンプですかね~この感じ。ちょっと飼いきれない台数ですけど。
しかしながら、本領発揮はそこではなかったです。
30分ぐらい軽く流して暖まってきたころあいを見てボリュームアップ。
何とMAX106デシベル以上の爆音!
直前にホールのような広さを持った会長宅で聴いて来たのですが、
部屋を隙間無く満たす音の洪水を体全体で堪能すると部屋が大きければ大きいほど良いと言うのは嘘にも思えます。
普段ボリューム位置で言うと9時~10時ぐらいのほどほどで聴いている私なら、そそくさと逃げ出してもおかしくない爆音ですが音の浸透力が効いてでしょうか?決して刺激的で嫌になる音になりません。
9太郎さん宅にいらっしゃたオーディオ評論家の先生も発売当時JBL4350は大して評価をしてなかったようですが、この部屋で聞いて再評価を迫られたようです。
確かにオールドレビンソンで固めていることもあり現代的ハイファイとは違うでしょうが、非常に納得感のある音です。
イーグルスのホテルカリフォルニア、90年代の有名なアコースティックバージョンを聴きました。
CDからレコードを聴いたのですが、レコードの驚愕すべき低音はすさまじいの一言です。
バスドラにいたってはもはや砲撃のようです。体で感じるとは正にこのこと。
そりゃー「実際にライブでその音がするか?」と言われれば違うと思いますが、聴くとオーディオとしての納得感が違います。
立地的には茨城の農村部なので比較的家々の距離がある地域ですが、あまりの爆音(ボリューム2時3時ぐらい・・・)に数百メートル離れたいとこの家からクレームが入ったこともあるとかw。
みなさんも低音はほどほどにしましょう。
今年はオーディオマニア訪問記とかいいながらダブルウーファーズのみだったですね。
実際は他にも訪問してますが2011年はより広くオーディオマニアを訪問していきたいと思います。
みなさん良いお年を。