ダブルウーファーズ会長nazo_otokoさん宅の訪問
重量 ★★★★★
年式 ★★★
凄み ☆
※基本ざっくばらんですが、星のつけ方はこちら
(画像は当日ランチに行ったお店です。おいしかったです。)
前回は結局ほとんど部屋の紹介だけして終わっちゃいました(笑)
前編はこちら。
さて会長宅のスピーカーはJBLの4350を筆頭に、ルーメンホワイト、アヴァロンのIRIS、4345、エクスクルーシブの2401にアルテミスのEOSが鎮座しています。
ルーメンホワイト・アヴァロンなど何気にスピーカーの形に合わせてカットした特注の黒御影を使ってるところが心憎い。
アンプ群はラックに綺麗にまとまっており、チェロ、ビオラ、とクレル、マークレビンソン、FMアコースティックスを中心に構成。
年式は結構ばらけてますが、アメリカンハイエンド特にレビンソンの系譜が大きい比重です。見てるだけで溜息が聞こえてきそうなシステムです。
VIOLA SPIRITO
ステサン読んでないんでブランド名程度しか知りませんでした。
CELLO AUDIO PALETTE
コレは有名ですね。国産には出てこない大胆かつ繊細なデザインのアンプです。
mark Levinson NO.33HL
タワーパソコンみたいです。大きいですね。
mark Levinson NO.33L
NO.33HLとほとんど同じ画像ですが1台150kgという超巨体です。見た目はアンプじゃないですね。
中古では意外なほど安価に手に入りますが、このサイズの上で消費電力はアイドリング時で800Wです・・・稼動したら倍消費します。とてもじゃないですけど私には飼いきれません。
コレがなんと4台あります!!
会長「ほんのり暖かくなるんですよ」(←オイルヒーターじゃないです)
dcsのSACDトラポVERDI LA SCARA & DACのElgar Plus & DDCのPurcell
前段は全システム共通です。どうやらPCオーディオはまだ手を出していない様子。
ここまでの紹介で既におなか一杯かもしれませんが、肝心なのは音のはず。ということで感想を述べます。
多少無理に総括しますと全てのシステムに共通しているのは「品のある美音」です。
独特な美音で表現が難しいのですが、全体に品があり心地よいのです。フロア型で低音の量感があっても不思議と音が暗くなってないです(暖色系ともちょっと違います)。
高域が伸びていて透明感のある美音とは違うイメージです。「綺麗だろ!」と言わんばかりのハイファイ一辺倒でもないです。
不思議な話ですが会長のひととなりを感じるシステムです。会長に限らずオーディオもやるところまで行くとそうなるみたいです、確かに超マニアだと時々感じます。
一つ一つのシステムに関して正確に書ききれてない部分もあり恐縮ですが、スピーカーごとに簡単に感想を述べますと。
JBLの4350は品のある中にもしっかりとした低音があり、1度目の訪問ではあきらかに一番音が良いと感じました。
駆動はマークレビンソンのNO.33HL×2台、NO.33L×4台です。
ルーメンホワイトも初めて聴きましたが、限りなく滑らかな音の佇まいは素晴らしいですね。
特にバイオリンの弦がいいです。特に上品で広がりのある音です。
アヴァロンのIRISはその定位の高さに驚きました。部屋の影響もあるでしょうが音の出所というか縦の空間描写がハンパないです。
ちょっと驚きました~これも初体験です。
会長自身は不満があるようです。確かに定位が絞りこめていない部分もあり、所有するシステムの中では微妙かなと思う部分もあります。
個人的には空間表現と低域の軽さなど好みなので一度使ってみたいですね。もちろんIRISは無理ですけど!
4345は一度目と二度目で随分印象が違いました。一度目は低音の質量共に4350に一歩二歩譲る印象でしたが、クレルのアンプでドライブしており躍動感のある中々ご機嫌な音でした。
クレルは将来我が家に入れたいですね。メチャ好きな音です。
2度目は化けたようにさらに良い音でした。確か駆動をマークレビンソンに変更したはずです。染み入るようなボーカルがたまりません。
アルテミスのEOSは唯一のブックシェルフですが、他のSPと比べ圧倒的に安価で(そうはいっても100万程度はしますけど・・・)2ウェイ好きの私としては大注目でしたが、まさにサイズを感じさせない音場表現は見事ですね。
エクスクルーシブの2401も1度目と2度目で随分印象が違いました。
最初聞いた時は他のシステムと比べ良い所を感じなかったのですが、2度目の際は4350よりも良かったと思うぐらいでした。
特にスピーカーの上に乗っているヤマハのホーンを使った時の音は良かったです。
純正の方が定位は若干上ですが、ベースの弦をはじく様の存在感と音の粘りというか、はじけ方というか非常に印象的な音です。
低域も適度に締まっており、バスドラの勢いが違います。
どうやら前回からネットワークを追加した模様。
元々純正にはあるもので手元には無かったため、別途入手した回路から同じものを作成したとのこと。
スピーカーの裏なので見えない部分ですが板ではなくアクリルベースなのがカッコイイですね。
勉強になると共に自身の未熟さを痛感しました。もう少し精進の上、再度伺いたいですね。
ともあれ贅沢な時間でした。