私が、週2回カウンセラーとしてお世話になっている
芝浦の「疲労ケアセンター」。
日々、老若男女、いろんな方たちとの出逢いがあります。
芝浦に住まわれて、
後は寝るだけ・・・くらいの勢いで
上下スウェットでいらっしゃる80歳を過ぎたおぱあちゃまや、
普段は机にかじりついて頑張っていらっしゃる
男性社員や、女性社員。
主婦でもあり、母でもあり
働いていらっしゃる女性もいれば
専業主婦で頑張っていらっしゃる方も。
さまざまな環境で
価値観や
経済力
時間のある、なし
いろんなことがそれぞれ違っているけれど
共通していることは
みなさま
その方なりに
精一杯頑張ってきているのだという
身体の緊張です。
緊張の度合いも
緊張している部位も
身体の固さも
みなさま違うのだけれど
背中に触れるたびに
その方なりに
精一杯生きているということを
いつもいつも
思い知らされています
そうして頑張っていらっしゃるみなさまが
ケアをしていく中で
すーっと眠っていかれると
身体を緩めることが出来て
よかったな・・・
そんなことを感じます。
人からの誘いを断ることが出来なくて辛いと
仰っていた方が
ケアを受けてから
断ってもいいんだと
自分にOKが出せたと仰っていました。
今まで
周りの方が自分を心配してくれたり
優しくしてくれていたのを
受け取ることが出来なかったのに
ケアを受けていくうちに
自分は一人じゃないんだ
自分はこんなにも愛されているんだ
そういう気持ちになれたんです。
不思議です。
その方は
そんな自分の体験から
自分も
周りの方から手を差し伸べてもらったように
今までの自分のように必死で頑張っている友人に
手を差し伸べてあげたいと
ケアのギフト券を買われていきました。
身体と心はつながっています。
大衆の前でステージに上がることになったら
足がガタガタ震えたり
大勢の前で恥をかいたと思ったら
顔がかーっと赤くなるように
自分の意志とは関係のないところで
心の動きを
身体がちゃあんと表現しているのです
それは
身体と心が密接に繋がっているから。
ストレスケアは
心にアプローチして緩ませるのではなく
まず
身体からダイレクトに脳幹にアプローチして
緊張をとりのぞいていきます
身体と心はつながっているから
今までとは逆の発想とでもいいましょうか。
心のように
ブレーキをかける意思が働かないので
簡単に緩んでいくのですね。
それでも
悩んだり苦しんだり
身体が疲れるのは
頑張って生きているから
真剣に生きているから
そうした状態を
変化させたいと向き合ったから
今こうして
出逢っているのだと思います。
そうした
たくさんの方の生きざまを
ほんのひと時ではありますが
ふれさせていただけることが
ありがたいな~と
普段の生活で
たくさん鎧をきて
身を守って生きている人たちが
重たい鎧をひととき脱いで
ほんのひと時のかかわりの私に
素の自分をみせてくださる
なんとも素敵な
仕事だなぁと
今日もしみじみ感じています