地元小学校の教師と授業の約束をし
いざ学校に行ってみると、教師達がストライキ中…。


そんなPura Vidaなコスタリカでの生活にも
すっかり慣れた今日この頃だが
未だに違和感を感じることもある。


例えば、近所の八百屋を通りかかったときのこと。
店を手伝っていた小学生の子供が父親に呼びかけた。


「デブ、これどうすればいい?」


一瞬、耳を疑う。
が、父親は何事もなかったかのように子供と話し続けていた。


ということで、この国では
身体的特徴があだ名として普通に使われる
太めの人なら「デブ」と呼ばれるし
顔立ちが東洋系の人なら「中国人」と呼ばれる。


近所に住む高校を卒業したばかりの女の子も
周りから面と向かって「デブ」と呼ばれていたりする。
が、別にからかわれたり、いじめられたりしている訳ではなく
当人がそれを嫌がっている様子もない。


とはいえ、やっぱり他人のことを「デブ」とは呼べない自分がいる。
これが文化の差なのかなあ、と思う。

コスタリカの東側、カリブ海に面した町リモンで
祭りがあると聞き、見に行ってみることに。

同じコスタリカでも、カリブ海側は今が乾季。
黒人が多く、雰囲気も太平洋側とは違う。


夜、リモンに着くと通りには人があふれていた。
食べ物、アクセサリー、おもちゃ等の露店が立ち並び
夜が更けるにつれて人の数が増えていった。
すっかり見慣れてきた移動遊園地の他、
くじやルーレットもどき、ディスコなどの出店も。


適当に飲み屋風の出店に入り、腹ごしらえをしていたところ
突然近くで銃声のような音が響き、人々が一斉に逃げ始めた。
一緒になって逃げてはみたものの、警察が来なかったところを見ると
爆竹か何かだったらしい。
まったく人騒がせな、と思いつつ後ろを振り向くと
出店のおばちゃんが伝票片手に立っていた。
商魂たくましいことで…。


祭りの目玉であるカーニバルは、今週末ということで見逃したが
翌日、トペを見ることができた。
トペとはカウボーイの格好をして馬に乗った人々によるパレードで
コスタリカの祭りには付き物。
パレードの中には今年のミス・リモンの姿も。
ちなみに、ミスコンもコスタリカの祭りには
欠かせないイベントの1つになっていたりする。


Miss.Limon

6月に行った清掃活動の際、集めたゴミから
アルミ缶やペットボトル(以下「資源ゴミ」と省略)を分別して
業者に売ったところ、約20000コロン(約4600円)を得た。
この利益は地元の小学校と高校に寄付した。


これをネタにして、小学校の校長に
「資源ゴミを集めて売るといい金になりまっせ~」
と盛んに焚きつけていたところ、ノせることに成功。
地元小学校で資源ゴミ回収が始まった。


地元の観光組合にも声を掛けたところ
地元のいくつかのホテルからも協力を得られることに。
そこで、以下のようなシステムに。


1.ホテルに資源ゴミの分別、保管を依頼
2.小学生がホテルから定期的に資源ゴミを回収
3.同じく小学生が適宜、家庭や道端の資源ゴミを収集
4.資源ゴミを小学校で分別、保管
5.定期的に業者に買取を依頼


ホテルからの資源ゴミ回収に同行したが
子供達の働く姿はホテル側からも好評。


sigenkaisyuu


こちらの予想以上に資源ゴミは集まり
初回の売り上げは清掃活動のときを大幅に上回る
約50000コロン(約11500円)。
校長の機嫌も上々。
早速、その金でペンキを買って校舎を塗り直すとのこと。
次の目標はコピー機の購入だそうな。
大きく出たなあ、おい…。
とはいえ、おかげでしばらくはモチベーションを維持できそうだ。


これをきっかけにして、子供達に
「ゴミを拾う、捨てるときは分別する、資源は再利用する」
といった考え方や習慣が身につけば幸い。

ということで、今週は地元の高校で授業をしている。


高校といっても、コスタリカでは一般的に
6年制の小学校を卒業した後、5年制の学校に進学するのだが
その5年制の学校のことである。


この高校、以前ちらっと書いたが
去年の12月に旧校舎の持主から強制退去(!)させられ
今年7月に新校舎ができるまで近所の教会に間借りしていた。
8月、9月と引っ越しでバタバタしており
今月になってようやく授業できることに。


今回は、知り合いからプロジェクターを借りられたため
パワーポイントを使っての授業。
途上国での教育方法としてはいかがなものか?
という声も聞こえてきそうだが、使えるものは何でも使う。


簡単な日本紹介も兼ね、タイトルは「日本人が教える金のため方」。
といっても、使い捨て商品を買うことでどれだけの金とゴミが
出るのかを具体的に計算してみたまでのこと。
以前、語学学校で、この方法により使い捨て紙コップから
陶器製マグカップへの切り替えに成功したことに味をしめ
高校生向けにアレンジ。


授業前は、難しいお年頃の生徒達が
怪しい東洋人の話に耳を傾けるかどうか疑問だったが
ホワイトボードに写真を映しながら日本の紹介を始めると
意外にもすんなりとノってきた。
頼りになるなあ、パワーポイント&プロジェクター。


肝心な授業への反応はというと、今一つ。
より金に関心のある大人に対してでないと効果が薄いテーマらしい。
が、日本の文化や言葉に対しては授業後も質問が続いた。
こちらのスペイン語力を超えた質問が飛び出す小学生とは異なり
高校生はそれを踏まえた上で質問してくれるのでありがたい。


なお、高校の学年は小学校からの続きで
7年生、8年生、…、11年生と数える。
また、この高校には7年生は4クラスあるが
11年生は1クラスのみ。
まだまだこの国の進学率は高くない。

隣の家でもうすぐ子供が生まれるということで前祝があった。
英語でいうところの「Baby shower」、
こちらでは「Te de canastilla」と呼ばれている。


どんなイベントか見てみたかったのだが
あいにく別の用事があったため、終わり間際に駆け込む。
妊婦さんにプレゼントを渡したところ


「あなた、近いうちに結婚できるわよ」


と言われた。


このイベントで妊婦さんへ最後にプレゼントを渡した人は
近いうちに結婚できるという言い伝え(?)があるらしい。
結婚式のブーケのようなもの?


ということで、近いうちに結婚できるらしい(?)
とりあえず、相手を探さねば…。

コスタリカの人々との会話の中で
答えに困る質問の1つとして
「どの宗教を信仰しているのか?」
というものがある。


正直なところ、これといって信仰している宗教はない。
クリスマス、除夜の鐘撞き、初詣など
宗教的なイベントには人並みに参加するし
困ったときには都合よく神頼みもするものの
毎日祈ったり拝んだりということはない。


と、正直に答えると
国教としてカトリックが定められているコスタリカの人々にとって
信仰している宗教がないという状況は理解しづらいらしく


「じゃあ、お前は何を信じて生きているんだ?」


と聞き返される。
すると、こちらも


「あれ?何を信じて生きているんだっけ?」


と考えてしまう。


そんなコスタリカでは、週末の夜になると
あちこちの教会でミサが開かれる。
ミサといえば、パイプオルガンの伴奏に合わせて
聖歌が厳かに響き渡るイメージを持っていたが
そのイメージはコスタリカに来て吹き飛んだ。


こちらではなんと
聖歌の伴奏はギターやベース、ドラムによるものが多い。
しかも、アンプにつないで爆音で演奏。
教会というよりはライブハウスといった感じ。
ボーカル(?)はミサの参加者をライブばりに煽ってるし
踊っている観客(?)もいるし。
なんとなく「天使にラブソングを」という映画を思い出す。


ミサ中に写真を撮るのは気が引けるため
平日昼間に近所の教会でワンショット。
壇上にはドラムセットとアンプが鎮座ましまして
今日も週末の出番を待っている。


教会のドラム

コスタリカでは雨季が続いている。


はずなのだが、今年は雨が少ない。
去年の今頃は毎日のようにスコールに見舞われ
各地で洪水のニュースも耳にしたが
今年はそういうこともない。


雨が少ないということは、日照時間が長いということで
乾季並みに暑い日が続いている。
小川も軒並み干上がったまま。
といっても、水不足になるほどではない。


また、水溜りが少なくなるため、蚊も少なくなる。

去年の今頃は1日数十匹ペースで蚊を叩き潰していたが
今年は1日に数匹見かける程度。
快適なような、物足りないような。

結局、買ってしまった「たまごっち」。
日本円にして約250円。
箱にはMade in Chinaの文字が。
単価250円の電子機器(?)を地球の反対側に輸出して
儲けが出るというのは、どういう仕組みなんだろうか?


たまごっち


早速スタート。
が、日本ではブームに乗ってなかったし
説明書もないため、操作の仕方がよくわからない。
でたらめにいじっていると、キャラクター選択画面に。
中にはピ○チュウやキ○ィちゃんらしきキャラの姿も。
明らかにニセモノの臭いが。
まあ、見た目からして「たまごっち」ではないけど。
とりあえず、ピカ○ュウと思しきキャラクターを選び
てきとーにエサをやり、かまい、掃除してから寝た。


ちなみに以前、スペイン語版と書いたが

ゲーム中、特に言葉は出てこないので訂正。

ゲーム機本体の表示も英語だし。


翌朝、寝ぼけたまま画面を見ると
なにやら翼の生えたキャラが登場。
時間が立つとキャラが変化するのか、と思っていると
上へと登っていき、今度は十字架が登場。


あれ?ひょっとしてご臨終?


一晩放っておくだけであの世に旅立つなんて
なんてデリケートなヤツなんだ…。
普段、ホームステイ先で飼われている犬の
エサ皿が空だとその辺の小鳥をとっ捕まえて食うという
飼い犬とは思えないワイルドさに慣れている自分には
とても育てられそうにない。


という訳で、1日でリタイア。
せめて時計がわりに使おうかと思ったが
1時間に5分も進むようでは使いものにならない。


ということで、早くもホコリをかぶる運命に。
合掌。

ということで、デジタルカメラが逝ってしまった…。
落としたわけでも濡らしたわけでもなく突然に。


買ってから3年と少々。
コスタリカでの写真4000枚突破!
と思っていたところに不意打ち。
まあ、確かに近頃、実物と写真の色が
ときどき微妙に違ったりと、前兆らしきものはあったのだが。
一応、修理には出してみるものの、どうなることやら。


という訳で、しばらくタイムリーな写真は載せられないことに。
ちなみに、最後の1枚がこれ。
何の写真かピンポイントで当てた方には
帰国後、コスタリカのコーヒーを一袋プレゼント。


最後の1枚

6月に開催した環境絵画コンクールがまだ後を引いている。


7月に地元での表彰式も終え、せっかくだから
集まった絵をどこかに展示しようと考えていたところ
市役所の担当者からオファーがあったので
渡りに船とばかりにお願いした。


1ヶ月後、担当者の秘書から連絡あり。


「担当者が外国へ研修に行ってしまったんだけど
絵はどこに展示すればいい?」


まだ展示してなかったんかい!


市役所に行ってみると、秘書が悩んでいる様子。


「絵を飾るための会場は押さえたんだけど
展示用の板をどうしようかな、と思って。
警備員を雇うお金もないし」


こっちにもそんな金ねーよ!


というか、教育的な価値はあるが
金銭的な価値はない小学生の絵を一体誰が盗むんだ?


面倒臭くなって、ちょうど通りがかった市長に直談判。


「子供達が描いた絵を市役所の入口にでも飾らせてもらえませんか?」


すると市長は市役所の入口へと歩いていき
おもむろに飾ってあったバナーを引きずりおろして一言、


好きなだけ使っていいぞ


なんて話がわかるんだ、市長!


さっそく絵を展示、所要1時間
これだけのことに1ヶ月かかったのか…。


2週間後、研修から帰ってきた担当者に連絡を入れる。


「勝手に絵を展示してしまったけど、問題ない?」
「いやあ、素晴らしいよ。TV局にも取材に来てもらったよ


そういうところは、やること速いのな…。