と言えば聞こえがいいが(?)
要するに部屋がクモの巣だらけな訳である。


以前はこまめに取り除いていたのだが
放っておいても特に実害がないことと
ハエ取り紙なんかより遥かに効率よく羽虫を
捕まえてくれることから
ある程度までは放っておくことに。


しばらく部屋を空けると
「ここは廃墟か?」
といった雰囲気になるのが難点だが
なかなか便利な同居者達である。

kumo

コスタリカの人々はペンキ塗りが好きである。
家の壁、塀、自転車など自分達で頻繁に塗り替えている。
使われる色は原色が多い。
熱帯のカラフルな動植物を見慣れているため
なのかどうかは定かではない。


地元小学校でも廃品回収の収益で最初に買ったものはペンキ。
周りのフェンスを教師達が手馴れた様子で赤く塗っていた。
ペンキよりも先に買うべきものがあるような気もしたが
見た目にこだわるコスタリカ流に従うことに。


penkinuri

先週、コスタリカは数十年ぶりという寒さに見舞われた。
たまたま標高1150mに位置する首都サンホセにいたのだが
通りにはコートやマフラー、手袋で身を固めている人も。


驚いたのは、通りの物売り達が普段は見かけない手袋を
その日のうちに調達して売っていたこと。
が、週末には気温も上がり、売れ残った手袋を持て余していた。
やることは速いが、見通しが甘い。
失礼ながら、コスタリカ人らしいなあ、と思った。

コスタリカの小学校にも給食がある。


kyuusyoku


とある日の地元小学校の給食。
この日のメニューは「アロス・コン・カルネ」という
牛肉入りのチャーハンのような料理で、これ一品。
日本の給食ほどバラエティに富んではいない。


では、いただきます。

去年の今頃は既に雨季が明けていたが
今年はこれまでの少雨を取り戻すかのように
雨が降っている。
干上がっていた川が元通りになったほど。


雨季の後半になるとアサガオが花開く。
日本のものに比べると小ぶりで
淡い青や紫の花があちこちで咲いている。
乾季になると枯れてしまうが
今年はもうしばらく楽しめそうである。


asagao

朝、


「ギャッギャッギャッギャッギャッ」


という鳴き声で目を覚ました。

ドッグフードの残りを狙ってやって来たその鳥の名前は
カンムリサンジャク。


kanmurisanjaku


白い体に青い翼という涼しげな色合い。
カラスの仲間で、大きさもカラス程度。
道理で木の実からトカゲ、ドックフードまで
何でも食べるわけだ。
その名の通り、冠のように見える頭の飾り羽根が特徴。
優雅な姿に似合わず、けたたましい声で鳴くと思ったら
カケスに近い種類らしい。


カンムリサンジャクに引き続き、威嚇する犬の吠え声が響き渡る。
こうして、清々しい朝は騒々しく過ぎていく…。

雨季明けも近い今日この頃。
乾季になれば観光シーズンである。

ということで、土産物を一つ紹介。


Jakis

これは「ハキス・サス」と呼ばれている
手のひらサイズのボール。
色とりどりの毛糸で編まれた袋の中に詰め物がされていて
日本の「お手玉」に似ている。
詰め物も「お手玉」のように、昔は穀類が使われていたのだろうが
今はプラスチック製の粒が使われている。


地元の子供達はサッカーボールのかわりに蹴っているが
部屋に飾ってもいいかと。

値段は一つ150円ほど。
旅の思い出にどうぞ。

雨季も終わりに近づいたので、川が増水しているうちに
リバーラフティングに挑戦してみることに。


首都サンホセからバスで東へ1時間半ほどにあるトゥリアルバへ。
そこで乗り換え、更に1時間ほどバスに揺られ、目的の川に到着。


ヘルメットとライフジャケットを身に付け、ゴムボードに乗り込む。
ガイドの号令に従って、オールを漕いでいると
頭の中を「ガレー船」という言葉がよぎる。
川の水量は予想以上に少なかったが、急流に差し掛かると揺れる揺れる。
久しぶりに絶叫マシーンにでも乗っている気分。


が、10分もすると慣れてきて、周りの景色を楽しめるようになった。
川の雰囲気は日本に似ている気がしたが
周りを取り囲む森の木々は遥かに高い。
ときどき、ヒラヒラと青く輝く翅を羽ばたかせながら
川の上を横切っていくモルフォ蝶の姿が印象的だった。


River Lafting


意外とボートから落ちないもんだな、などと気を抜いていたら
後ろに乗っていた人が音も無く落ちて、ボートの前を流れていた。
なかなか油断ならない。


2時間ほど経ち、全身の筋肉が軽く悲鳴を上げ始めたところで
川原に上がって休憩。
すると、それまで晴れ上がっていた空から突然スコールが。
屋根の無い川原で水の滴るサンドイッチを食べ終わった頃
再び青空が覗いた。
どうやらメンバーの中に日頃の行いが
微妙によろしくない方が混ざっていたらしい。


都合3時間ほど川を下ったところで終了。
コスタリカの自然を堪能できる、おもしろいアクティビティだった。

コスタリカは発展途上国と言われているものの
物資に不自由している様子はそれほど見られない。
テレビや冷蔵庫、洗濯機といった家電もかなり普及しているし
携帯も普通に使われている。
パソコンやデジカメ、i Podを持っている人も。


そんなコスタリカで、あるけど使われていないもの。


例えば、掃除機。
電器店で見かけることはあるが
使っている人はあまりいない。
というのも、コスタリカでは床はタイル張りや板張りが多い上、
欧米のようなじゅうたんを敷く文化はないため
掃除にはほうきとモップが使われている。
そのため、みんなモップ掛けが上手い。


次に、シャーペン。
文房具店で見かけることはあるが
使っている人はあまりいない。
筆記用具といえば鉛筆かボールペンである。
そのため、みんな筆圧が高い。
シャーペンの使い方を知らない人も多い。
鉛筆の方がシャーペンよりも
環境に優しいかもなあ、などとついつい考えてしまう。


続いて、本。
識字率は90%以上と言われているが
進んで本を読む人は少ない。
雑誌もあまりないため、「本屋」の看板を掲げている店も
文房具店と化していることが多い。
大半のコスタリカ人にとって
仕事以外で文字と接するのは新聞を読むときくらいなのでは。

小学生の頃、最も苦手かつ嫌いな科目は図工だった。
人生のかなり早い段階で美術的なセンスを
どこかに置き忘れてきてしまったらしく
しょっちゅう居残りさせられていた。


そんな自分が外国の小学校で図工を教えることになったのだから
まったく世の中わからないものである。


といっても、大したことをする、というかできる訳もなく
折り紙を教えるだけだが。


以前、授業中に日本文化の1つとして折り紙を見せたところ
数人の生徒から作ってみたいとの声が。
それなら、希望者だけ集めて教えようかな、と考えていたら
「どうせなら授業としてやってくれ」
と校長に言われ、そういうことに。


最初のクラスで生徒達にいくつか作品を見せ
作りたいものの希望をとったところ
「鶴」や「紙鉄砲」を押さえて「手裏剣」へのリクエストが殺到。
ただし、「手裏剣」ではなく単純に「星」だと思われていた。
てっきり、テレビの影響で「忍者」は
知られていると思っていたため、意外だった。
もちろん、「手裏剣」のことを教えると
生徒が「忍者」化し、教室が戦場となるのは目に見えているので
敢えて「星」のまま教えることに。


授業風景を写真に収めようと企んでいたが甘かった。
そんな余裕はどこにもない。
小さい頃から折り紙に慣れている日本の子供と違って
手本を見せても、なかなか理解してもらえない。
あっちで教えていると、こっちが騒ぎ出し
こっちを静めていると、あっちが騒ぎ出す。
担任の教師はこれ幸いにどこかへ行ってしまうし
図工の教師は自分も折り方がわからず混乱しているし…。


出来上がった手裏剣は黄色い絵の具で塗られて
星へと姿を変えていった。
クリスマスツリーにでも飾ってもらえれば
手裏剣も本望だろう。


ちなみに、コスタリカでは既に
クリスマスの飾りつけがされているところも。
まだ2ヶ月もあるのに気が早いことで…。