首都サンホセから南へバスを乗り継ぐこと約4時間、
マヌエル・アントニオ国立公園へ。


公園への道は海水浴客で賑わうビーチ沿いに続いており
ホテルや露店が軒を連ねていて
ふと日本の海水浴場を思い出した。


公園に入り、海岸を横に見ながら熱帯雨林の中を
整備された遊歩道に沿って進んでいくと
目の前に白砂のきれいな砂浜が現れた。
ここの森は海岸のすぐ側まで広がっているため
なんとなく不思議な印象を受ける。


マヌエル・アントニオ


森の中では至る所で赤い小さなカニが

カサカサと音を立てて横歩きしていた。
また、ノドジロオマキザルの群れを見ることもできた。
体長は尻尾を除くと30cm程度。
体は黒い毛に覆われているが、その名の通り
顔から喉にかけては白く、愛嬌のある顔をしている。
長い尻尾を器用に使い、木から木へと飛び移っていた。


カラブランカ

今、キリスト教会系諸国では「セマナ・サンタ」
(英語だとHoly Week)と呼ばれる休暇中である。
これは、復活祭(いわゆるイースター)前の1週間のことで
復活前1週間におけるイエス・キリストの受難を
記念して祈る期間である。
復活祭は「春分後の最初の満月の後の日曜日」であるため
毎年、日が異なる。
それに伴って、セマナ・サンタも毎年、時期が違う。


コスタリカでは今年、セマナ・サンタ中に

救国の英雄であるファン・サンタマリアの祝日も重なるため

一般的に10連休。

期間中、官庁、学校等は休みである。

ちょうど乾季の最も暑い時期に当たるため

各地の海岸は大勢の観光客で賑わっているようだ。
金曜日に至ってはバスやスーパー等も休みになる。
また、期間中は基本的に肉を食べないらしい。


個人的にはキリスト教信者ではないが、便乗して休暇中。

村おこし企画第2弾!


なのかどうかは知らないが、先週末、プラヤ・デル・ココおよび

その周辺の海岸を舞台にしてヨットレースが行われた。


先日の国際砂像コンクール同様、今回が初めての開催。

が、国際砂像コンクールと違うのは

レース出場者以外はあまり楽しめなかったりするところ。

「沖の方でヨットが走っているなあ」

と思っている間に、ヨットは別の海岸へ。


REGATTA


主催者側もそれがわかっているのか

浜辺では、民族衣装をまとった地元の若者達による

ダンスが披露されていた。

観光客も一緒になって賑やかに踊っていた。


ダンス

コスタリカにも様々なチェーン店のスーパーマーケットがあるが
その中でも安いのは「PALI」である。
店内は倉庫のように雑然としているが
多くの品物が他のスーパーの1~2割引で買える。
そのため、一度に買いだめしていく客が多く
レジはいつも混雑している。


PALI


そんなPALIで画期的な出来事が。
なんと、今までタダだったレジ袋が有料化された!
1枚5コロン、日本円にして約1円。
日本でもレジ袋の有料化が制度として導入されるようだが
それ以上に画期的なことである。


何故か?


まず、コスタリカでは基本的に店内にバックを持ち込めない。
手荷物は店の入口に預け、手ぶらで店内に入るのが一般的である。
そのため、レジで袋をもらわないと
買った物を運ぶのに苦労する。


次に、ゴミ袋の消費量が多い。
というのも、中南米の多くの国がそうであるように
コスタリカでもトイレの紙は流さずに
備え付けられたゴミ箱に捨てる習慣がある。
これは、水圧が低かったり、下水管が細かったりして
下水管が詰まり易いという事情によるらしい。
そのため、ゴミ袋の使用量が多くなり
スーパーのレジ袋がゴミ袋として利用される機会も多くなる。


という訳で、この国では人々のレジ袋に対する依存度が高い。
そういった背景があり、なおかつビニール袋がゴミになるという
人々の認識が乏しい国で、スーパーがレジ袋を
有料化したというのは画期的なことだと思った。


もちろん、レジ袋の有料化によりスーパー側にも
それなりの利益が上がるのだろう。
が、客からの反感も予想されたはずである。
それでも実行した点は評価されてもいいのではないかと。
これを機に、人々のゴミに対する意識が少しでも変われば幸い。


かくいう自分も郷に入って郷に従っていた。
これからはポケットに買物袋を忍ばせて行こう。

カメラが遂にホエザルの姿を捕らえた!


ホエザル


といっても、別に希少種なわけではなく、その辺でよく見かける。
にもかかわらず、これまで何故かシャッターチャンスを
逃し続けてきただけのこと。


大きさは尾を除くと60cmほど。
全身を黒い毛で覆われている。
長い尾を器用に使って、枝から枝へと飛び移る。
草食性で樹上で果物などを食べて生活している。


その名の通り、よく吠える。
特に早朝と夕方、その声が響き渡る。
小さな体のどこから出しているのかと思うような大きく低い声で
まるでゴリラのように「ウホーッ、ウホーッ」と吠える。


小鳥のさえずりからは程遠い彼らの吠え声で目覚める朝もまた
慣れれば快適なものである。

今、自分が活動を行っているプラヤ・デル・ココは

小さいながらも漁港である。
しかし、桟橋がない。
かつては、あったらしい。
が、嵐で壊されて以来、造り直されていないとのこと。


では、どうやって船に乗り降りしているのかというと
船は常に沖に浮かんでいて
船と砂浜の間をボートで行き来するのである。
燃料の補給も長~いホースを使って
砂浜に駐車しているタンクローリーから給油する訳である。


これでは何かと不便なため、多くの船を係留できる
マリーナを造ろうという計画が持ち上がっている。
ついでに、その周りにホテルやレストランも建てて
観光客も集めよう、とのこと。
そして、その中心となっている団体で自分は活動していたりする。


では、実際にマリーナができるとどうなるのか?
そのイメージを膨らませるため、実際にマリーナのある
プラヤ・フラミンゴへ。


プラヤ・フラミンゴはプラヤ・デル・ココから
海岸伝いに南へ20kmほどのところにある。
が、陸路で行くには一旦内陸に戻らないといけないため
バスで2時間ほどかかる。


着いてみると、そこは意外にも高級ホテルばかり。
せっかくなので一泊していこうと考えていたのだが
日帰りに予定変更。


早速マリーナへ向かうと、これまた意外にも人の気配がない。
昼間で船が出払っていることや
来週から長期休暇を控えて観光客が少ないことを考えても
「さびれた港」といった雰囲気。


Playa Flamingo


水鳥が頻繁に水面を突いていることから、魚は結構いるようだ。
また確かに、沖には船の姿も見える。
が、砂浜には人影は少ない。
何だかチグハグな印象を受ける海岸だった。
どういう海岸にしたいのか、しっかり方針を決めて開発していかないと
プラヤ・デル・ココも二の舞を踏むことになりそうだ。


なお、プラヤ・フラミンゴとはいうものの
フラミンゴは見かけなかった。

眩しい太陽の下、果物が美味しく熟している今日この頃。
その中でも最近、特に気に入っている果物がニスペロである。


ニスペロを辞書で引くと「ビワ」と出ている。
確かに中身や食感はビワに似ているが、外見はキウイフルーツに近い。
味はというと、柿にたっぷりと黒砂糖をかけたような感じで
果物とは思えない甘さである。


では、いただきます。


ニスペロ



3日間続いた国際砂像コンクールも昨日で幕を閉じた。
砂浜にはプロの手によるものから地元の小学生の作品まで
20ほどの砂像が並び、観光客の目を楽しませていた。


例えば、前回製作途中の写真を載せた作品は完成してこんな風に。


マッチョな砂像


こちらはメルヘンな一作。


メルヘンチックな砂像


一方、エキゾチックな作品も。


エキゾチックな砂像


地元の小学生達。


子供達


海岸にそびえ立つ砂の城。


砂の城


が、時間の経過とともに、砂上の楼閣は脆くも崩れ去っていく…。


砂上の楼閣


その姿もまた、砂像の醍醐味?


そして、これが優勝作品。


タコ砂像


どうやらタコらしい。
華に欠けるように見えるが、加工の難しい曲線が
多用されていることが評価されたのだろうか?
個人的にノーマークだったため、写真を撮り損ねた…。
芸術は難しい…。

村おこし企画第1弾!


なのかどうかは知らないが、地元のフリーマガジン編集部の主催で
「国際砂像コンクール」なるものが開かれることになった。
要するに「札幌雪祭り」の砂版である。


初日の今日、午前中は会場となる海岸
および近隣にある海岸の清掃が行われた。
地元の小学生やボランティアが100名ほど集まり
2時間ほど海岸でゴミ拾いをした。


自分は数人のボランティアとともに船で
5kmほど離れたプラヤ・ヒカロという海岸へ。
かつてはサンゴ礁だったと思われる白い砂浜、
波穏やかでどこまでも透明な遠浅の海、
プライベートビーチかと疑いたくなるような静けさ。
近くにこんな素敵な海岸があるとは知らなかった。


Playa Gicaro


船でないと来られないため、来客も少ないらしくゴミも少なかった。
それでも、潮に乗って流れ着くゴミもあるようで
長さ約1kmの海岸を端から端まで歩いている間に
ゴミ袋がいっぱいに。


船の上では幸運にもイルカ数頭と遭遇。
たまには善いことをしてみるものである。


元の海岸に戻ると、早速、砂像がつくり始められていた。
完成は明日、明後日には審査と表彰が行われる予定。
どんな作品ができあがるのか、楽しみなところ。


砂像作製過程

仕事を終えて帰ろうと、職場の床に置いておいたバックを
持ち上げたところ、その下に何かがうずくまっていた。
暗褐色の体、2本のハサミ、そして弧を描いている長い尾。


サソリだった。


いつの間にかバックの下に潜んでいたらしい。
日本ではあまりお目にかかることはないが
コスタリカに来てからはときどき見かける。
砂漠で獲物を待ち伏せているイメージを持っていたが
何故か家の風呂場でよく出会う。


放っておいて後で刺されても嫌なので、退治することに。
大きさは尾まで含めて20cmほど。
接近戦を避けるため、殺虫剤で攻撃。
動きはそれほど素早くないが、他の虫に比べてかなりしぶとい。
集中砲火をお見舞いしてから待つこと約5分、ようやくひっくり返った。


サソリ


なお、この辺のサソリに刺されても死ぬことはないらしい。
ただ、刺された知り合いによると、かなりシビレルとのこと。