雨季に入ってからというもの、次々に生物が大発生している。


雨季に入りたての頃、カニの発生がピークを迎えた。
サワガニを2まわりほど大きくしたカニが

夕方になると一斉に動き始め

明け方になると何処かへと消えていく。
夜の間に集団で道路を横断するらしく
朝になると至る所にカニが張り付いていた。


カニブームが去った今、カエルブームが到来。
こちらも夜になると、何処からともなく

地味な色をしたカエルが現れ、辺りをのそのそと動き回る。
何故かあまり鳴かないが、その代わりに家の子犬達が
カエルに対して本気で威嚇する声が賑やかに響き渡る。


カエル


さてさて、次は何が出てくることやら。

地域の小学校から環境絵画コンクールへの作品を
一通り集め終わったため、地方選考会を行うことに。
集まった268枚の絵の中から16作品を選び出し、本選へ。
選考には教育省と地元市役所の職員、そして
近くの小学校および中・高校の美術教師の協力を頂いた。


力作揃いだったため、選考は難航し2時間に及んだ。


地方選考会


選考が終わる頃、一人のおっちゃんが部屋に入ってきた。
テープレコーダーに向かって何かつぶやいているな、と思っていたら
突然、そのテープレコーダーを自分に向けてきた。
そして


「ラジオ局の者だけど、昼からの番組で
このコンクールについて話すから、何か言ってくれ」


とのたまった。


「オンエア1時間前に、まだ取材してるんかい!?」


というツッコミを心の中で入れつつ


「只でさえアドリブきかないのに
いきなりスペイン語でコメントできるかい!」


と頭をフル回転させていると
隣にいた教育省の職員が


「じゃあ、私が代わりにしゃべってあげる」


と、前もって話すことを考えていたのかと思うほど流暢に語り出した。
続いて、市役所の職員も同様にインタビューに答えていた。


「子供達のために…」
といった二人の素晴らしい台詞を耳にしながら
「子供達だけではなく、子供達の描いた絵を通して
あなたがた大人にも環境について考えてもらうのが
このコンクールの目的なんだけどな」
などと考えていた。
彼女達に限らず、コスタリカの人々は理想論を語るのが上手い。
が、別にメディアで格好良い事を述べなくても
例えば、大人がポイ捨てを止めるだけで子供達を
そしてこの国を変えられると思うのだが。


やはり、噛み噛みでもいいから自分でコメントすべきだったと反省。
次の機会があれば、そのときは。


コスタリカ太平洋岸北部は中米最大の乾燥林地帯。
乾季の間、葉を落としていた木々が
雨季の訪れと共に一斉に芽吹く。
そして、1、2週間で青々と繁る森へと姿を変える。
この現象は「緑の奇跡」と呼ばれているそうな。


例えば、下の写真は今年最初にスコールのあった
5月9日に地元の山を撮影したもの。
山肌は茶色く見える。


緑の奇跡(前)


そして、同じ山を2週間後の5月23日に撮影したのが下の写真。
既に緑で覆われている。


緑の奇跡(後)


自然の仕組みというのは本当に良くできているな、と改めて実感。


村の中を歩いていると、パトロール中の警官を見かける。
ときどき、パトカーを止めて商店で買物をしていたりする。
そのまま、住民と話し込んでいることも。
これが日本なら「パトカーで買物!?」などと見出しが付いて
マスコミに叩かれそうだが、ここでは当たり前の光景。
むしろ、住民とコミュニケーションを取る上で重要なのかもしれない。


また、飛び込み営業的に学校に出入りすることがあるが
怪しげな外国人が突然、学校に入り込んでも
特に咎められることはない。
日本だったら警察沙汰かも、などと考えつつ
ここはのどかなところだな、と改めて思う。
というよりも、少し昔の日本の姿に近いのかもしれない。

事務所で仕事をしていたところ、突然
流暢にスペイン語を操る東洋系の方がいらっしゃった。


名前を伺ったところ、日本人と判明。
なんでも、とあるプロジェクトを立ち上げるため
中米各国を調査中とのこと。
更に、かつて青年海外協力隊員だったそうな。


時間がなかったため、詳しい話を伺えず残念だったが
世界中の色々な場所、そして様々な分野で
日本人が活躍しているんだな、と改めて思った。

昨日、約半年ぶりにスコールに見舞われた。
遂に雨季突入である。


スコール


夜、来月開催予定の清掃イベントの打ち合わせがあった。
主催者が地元の学校関係者等とも話し合いたいとのこと
だったため、彼らにも参加を呼びかけ、約束を取り付けた。


が、結局、学校関係者は誰一人来なかった。
連絡も一切なし。


翌日、別件で小学校に行ったついでに
打ち合わせに来ると言っていた教師に
来なかった理由を尋ねたところ


「土砂降りだったから」


とのこと。


「それがいい大人の言う台詞かあっ!」


という言葉は飲み込み、その場を後にする。


ちなみに、自分もスコールの中
件の教師の家よりも離れた場所から会場まで行っている。


南国ではよく耳にする話ではあるが
コスタリカでも約束にあまり重みはない。
気軽に約束を交わし、あっさりと破る。
というより、最初から守る気がないのかもしれない。
追求すると、どうしようもない言い訳が帰ってくる。
その分、他人が約束を破っても寛容である。


まあ、自分も他人のことをとやかく言える立場でもないが…。


教師をはじめ、周りの大人の影響を受け
子供達も同じように育つ。
気楽でいいが、何事にも遅れを来す。
先進国の仲間入りできない理由は
この辺にもあるのかもしれない。

2月5日に行われた大統領選挙から約3ヶ月経った5月8日、

コスタリカの大統領がパチェコ氏からアリアス氏へと交代した。


この日、官庁や学校などは休み。

また、大統領の交代に伴い

部署や人事もかなり末端の方まで変わるらしく

しばらくの間、行政はバタバタする模様。


大統領選挙を僅差で制し、2度目の大統領就任となるアリアス氏は

「政府には金がない」と公言して憚らなかったりしている。

さてさて、コスタリカの今後の行方や如何に?

という訳で、ダイビングに挑戦してみた。


地元には3軒のダイビングショップがあり
前々から興味を持っていたところ
友人が潜りに来るというので便乗することに。


砂浜から船で沖に出ること約10分、小さな島の近くに停泊。
そこからタンクを担いで海の中へ。


海中は予想していたよりも視界が良く、水族館の中にいるような気分。
さすがに南国だけあって、蛍光色の魚達が群れをなして泳いでいた。


蛍光色な魚達


ちなみに、今回の写真はダイビングショップのおっちゃんから拝借。


しばらく泳いでいると、今度はカメに遭遇。
特にこちらに驚く様子もなく、悠然と泳いでいった。


カメ


「とっても気持ちがいいもんだ~♪」と歌っていた

タイヤキ君に同感した一日だった。

コスタリカの太平洋岸、ニコヤ半島付け根付近にある
プラヤ・タマリンドへ。
ここはサーフィン向きの波が立つらしく
欧米からのサーフィン客が多いとのこと。


街中にはホテルや土産物店の他
カフェやファーストフード店が並び
一瞬、他の国に来たような錯覚に陥った。


浜辺へ行くと、確かに欧米人の姿が目立った。
ただ、プロ顔負けのサーファーが
集まってきているのかと思っていたら
サーフスクールを受講している初心者が意外と多く
そんな彼らを尻目に地元民がスイスイと波を乗りこなしていた。
中には、かなり年配のサーファーもいたが
さりげなく波に乗っていて、カッコよかった。


1つの波に乗れるのは1人だけ
というルールがあると聞いていたのだが
ここでは1つの波に5人も10人も乗っていた。


Tamarindo

去年、ちらっとブログに書いたが
コスタリカでは数年前から厚生省主催で小学校高学年を対象に
「環境絵画コンクール」なるものが開かれている。


その名の通り、環境をテーマにした絵を描いてもらい
子供達、そして親や学校関係者など大人達の

環境に対する意識を高めようというもの。


去年は見る側にいたが、今年は主催者側に回った。
という訳で今、子供達から絵を集めていたりする。


基本的には、地元の教師や教育関係者に協力を仰ぎ
手分けして絵を集めるわけだが
せっかくの機会なので、地元の学校では
授業時間をもらって自分で集めることに。


これが予想通り難しい。
周囲の人々からは
「子供達は絵を描くのが好きだから、すんなり集まる」
と聞いていたのだが
「絵を描くのが嫌いな子もいるよなあ」
と考えていた。
何を隠そう、自分も子供の頃、絵を書くのが大嫌いだった。
今でも苦手である。


で、この考えは見事に的中。
絵を描く事を頑なに拒み続ける子もいれば
気が付くと姿を消している子もいて
教室の中はこんな状態。


授業風景


今のところ、どこのクラスでも絵の回収率は半分程度。
さてさて、どんな絵が集まることやら。