『チェリまほ THE MOVIE』初日、行ってきました。(初日備忘録)真面目に(え?) | 好きで、好きで、好き!

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うふふ。ゆうたろうくん、ほんっとに素敵な人だなあ。

わかってたつもりだったけど、

こんなにも、チェリまほ、を愛してるんだなあって、

そしてチェリ家の一人として、チェリ家の皆のこと、大事に大事にしてくれてるんだなあって

改めて想う。

キャストの方のこんな想い、目の当たりにできる幸せって、

2年前の自分には想像もできなかった。

本当にありがたくて、もう、これだけで、胸がいっぱいになるけど、

こんなものじゃなかった。

 

公式さん。

映画化、の発表があってから、たくさん、盛り上げてくれたけど、

ソンヌのメッセージで終わりかと思いきや

こうして、やっぱり、二人をそろえてくれる。

公式さんの「チェリ家」ぶりが、とてもとても愛おしい。

 

 

そして、藤崎さん。

 

 

ドラマでもそうだったけど、映画では一層、温かみを増してる、というか、

春の陽だまりのような、ふわっと温めてくれる感じが増していて、

画面に出てくるだけで、薄いピンクの羽衣で包んでくれるかのような

想いにさせて頂けた。

 

温かい。

ほんとうに、温かくて、幸せな時間。

 

 

 

 

今まで、胸がいっぱいになることは、たくさんあった。

 

心を、温めてもらえることも、たくさんあった。

 

もちろん、心をとらえて離さない時間、モノ、空間、人、もたくさんあった。

 

だから、知ってるはずだった。

 

知ってる、はずだったのに。

 

 

 

 

 

 

 

映画が終わった瞬間、立てなかった。

シートの背もたれが、こんなにも温かいものなんだって

座り心地がいいんだってことに

初めて気が付いた。

 

座り込んでいた。

 

ああ、これが夢心地、っていう事なのか、と思った。

 

夢心地。

 

 

まさに、魔法をかけられてしまった。

 

涙が止まらなくて、1回目と2回目の間で自分がどうやって時間をつぶしたか、

全く覚えてなくて、

今、ここに居ても、ふわふわとしていて、涙が止まらない。

 

泣きすぎると、頭が痛くなる。

まさにそうなんだけど、

その頭の痛さすら、心地よくて。

 

心地いい、って思ったら、

「黒沢といると心地よくて。」

っていう、ソンヌの声が聞こえてくる。

 

 

 

 

何をしても、涙が出る。

それは、私にとっては、喪失の涙、だった。

胸をじわじわと裂かれていく、痛みを伴うものだった。

 

 

でも、こんなに幸せでも、涙が出る。

止まらない。

 

 

 

映画の中の二人は、相変わらずの温かさで、

いや、ドラマより、もっと温かくて、優しかった。

 

安達と黒沢が、2人で、おずおずとためらいながらも、時には勇気を出して大きく、

その距離を縮めていく姿が、愛おしかった。

 

人は、こうして相手のことを信頼していくんだ、

他人と一生一緒に暮らす覚悟とは、

本当の信頼とはこういうことを積み重ねていくからこそ、

できていくんだって思えた。

 

原作でも、そのあたりは、漫画なのに、こんなにもリアル、って驚愕していたけれど、

映画では、原作のように、二人が色んな感情をむき出しにするような、

決してドラマチックな展開はないけれど、

それが、やっぱり、ソンヌと町田くんだからこその安達、黒沢で、

温かくて、優しくて・・・・。

 

 

以前、先生が

 

 

ドラマ版の安達と黒沢を初めて見た時の感想はいかがでしたか?

 

初めて1話でお2人を見た時、漫画そのものというよりも、

安達と黒沢の魂を持つ人間が現実社会にいたらこうだろうな、と思わざるを得ないフィット感というかリアル感に

本当に驚きました。

安達を演じる赤楚さんは、初期の自分に自信がない猫背の青年が、

初めて人に好意を寄せられて戸惑いながらも回を追うごとに変わっていく様子を

とても繊細に演じてくださったと思います。

恋愛には、人間が何千年経っても解明できない

すごく不確かな部分があると思うのですが、

黒沢と恋をしていく中で変わっていく安達の、

言葉では説明できない空気のようなものや愛らしさを

お芝居で表現してくださったことに本当に感動しました。

安達は恐怖を感じながらも一歩踏み出すシーンがとても多いのですが、

そんな赤楚さん演じる安達だからこそ、見ている側も皆応援したくなるし、見守りたくなったのではないかなと思いました。

黒沢を演じる町田さんは、以前別の作品で拝見していて、その時のコメディに振り切った時の

思いきりのよさと、それでもブレない品の良さが素敵だなと思っていたのですが、

100倍くらい期待を超えてきてくださって、

毎回オンエアを見るたびに戦慄していました。

ミカルな部分だけでなく、実際に町田さんが演じられてより強く感じたのは、

黒沢の人間らしい葛藤や切なさでした。

安達を見つめる愛情に満ちた目線や

深く息を吐き出す体の動き、

恋愛に苦しむひとりの男としての生々しさを

全身で体現してくださって、

なぜこんなに黒沢を深く解釈できるのか、

作者ですが知りたいくらいです。

町田さんが黒沢を魅力的に演じてくださったことで、安達と同じように黒沢にも

報われて幸せになってほしいと願いながら見てくださる方が多いように思います。

 

毎回、脚本の最終稿を読んでいたとのことですが、「ここはこうくるか?」と

新鮮に感じたところはありましたか?

 

正直、毎回、映像になると文字で読んでいた何十倍もの衝撃があった

ので絞り切れないですね。脚本の文字にはないところでも、

目線やひとつひとつの仕草なども含めて

丁寧に演じて下さったことで、

安達が黒沢を、柘植と湊をお互い好きになる過程が

リアルに感じられて感動しました。

現場で監督やキャストさんが試行錯誤して下さったのかなと思いましたし、

本当に毎週見るのが楽しみでした。

 

 

今回の実写化を見て、あらためて豊田さんは、どういう感想を持たれましたか?

 

漫画は(編集さん等の助けももちろんありますが)、音楽以外の

「監督・脚本・人物」全部を基本的に1人で考えるので、それが醍醐味でもあるんです。

ただ、映像ではいろんな考えを持った才能や技術の

スペシャリストが集まって

ひとつの作品を作ることで起きるケミストリーが本当にすごいし、面白いなと思いました。

赤楚さんと町田さんが安達と黒沢として本気でぶつかりあって下さったからこそ

台詞以上のお芝居が生まれたり、それを監督やスタッフさんがさらに演出で

感情を乗せて下さったり、ただ2次元を3次元にするだけでなく、

「キャラクターが実際に現代の日本で生活していたら」という目線で

小道具や衣装に至るまでリアルに作りこんで下さったと思います。

そのせいか、もうドラマの放映が終わってずいぶん経ちますが、

今も東京のどこかで安達たちが生活しているのではないかなとたまに思いますし、

そう思わずにはいられないほど丁寧に作品に向き合ってくださったこと、

本当に感謝しています。

 

 

今回の映画では、まさに、この時の先生の想い、そのままに、いや、それ以上に、

ソンヌと町田くんが

安達と黒沢をリアルな存在にしてくれていた。

 

原作の6巻から9巻辺りまでの安達と黒沢の生きざまを、二人の寄り添いを、

そしてその二人を取り巻く人たちの温かさを、

すぐそこで息づいているかのような紡ぎ方をしてもらえて、

本当に、本当にありがたかったし、期待通り、というか、

期待をはるかに超えてくれて、

こんな物語があったんだって、

こんなにも、温かい物語を紡いでくれたことに、

感謝しかない。

 

ソンヌのインスタ。

うんうん。

まさに、ここ。

 

そして、風間監督も、

 

番宣、でも二人が寝転がってるシーンが出てくるけど、

ここを二人がゆっくり歩いているシーンが遠くから映し出される。

そして少しずつアップになるんだけど、

寄せては返す波が、二人の愛情の紡いでくる様を表しているようで、

いつまでも、その波の音が耳から離れなかった。

 

 

そして、たくさんの、あ・・・があったんだけど、

ここは、驚愕だった。

 

風間監督、ドラマの時に、ここに来ることをわかっていたわけではなかっただろうに、

それを狙ったわけじゃないだろうに、

繋いでくることに、鳥肌が立ってしまった。

 

そしてそれを行ってる二人の笑顔が本当に、ドラマのそれと対照的で

また、一層、よかったね、よかったね、って言葉が・・・・・。

 

 

ラスト流れる「心音」で

 

 

 

 

沁みわたりましたとも。

 

もう、どれだけ二人のことをわかっていて、この歌を作ったんですか、って

泣けて泣けて仕方なかった。

 

 

 

本当に、この映画に携わってくださった方たちに、

感謝しかない。