青森ねぶた祭りのど真ん中からレポート
祭りは参加するもんだ、今回そう実感しました。
観るだけでも楽しめたと思うけど、祭りのど真ん中に身を置いたらそのライブ感に圧倒されっぱなしでした。
特に、日が暮れてうっすら暗くなってくる頃、お囃子の太鼓と共にねぶたに点灯される光景なんて、鳥肌が立つほど感動します。
心拍数が上がったり、汗が出たり、限りなく病人に近かった・・・。
この興奮はきっと観ていただけでは味わえなかったと思うのです。
運行前にみんなで円陣を組む。
円陣を組む必要があるのです。体力勝負だから。
いざ跳ね始めたら、周囲の様子は全く見えません。自分が今どこらへんを移動しているのかもよく分からないし、ゴールがどこなのかもよく分からない。
みんなにくっついて行くことと、声を出すことだけで精一杯で、
正直、肝心の「ねぶた」さえも観た記憶がありません。
何かをかぶったのかと思うくらいの汗をかく旦那。
二時間を跳ね終えて、終了の花火があがると、途端にその場に座り込みたいくらいの疲労感に襲われます。足があがらない。声が出ない。始まる時よりさらに病人ぽくなっている・・・。
でもとにかく気持ちいい。ただただ、疲労感。それが気持ちいい。
この歳になると、長い休みをとるのもそれなりに苦労します。
青森までの旅費も馬鹿にならない。
ここに来たみんなが、なんとかそれらをやり繰りして集まり、全霊でねぶたを楽しんでいる。それがすごく真っ当だなと思いました。
やっぱり、お祭りは参加してナンボだ!
今回チカ君は、日中車の中にはいられないので、先輩トレーナーさんのおうちにお泊りしました。
その辺のお話は、次回ねぶた祭り番外で~。
青森ねぶた祭り
「青森ねぶた祭り」を御存知の方は多いと思います。
私も、実際現地で見たことはないのに、あまりに強烈なインパクトの「ねぶた」をポスターやらテレビやらで見かけるにつけ、「一回くらい見に行ったことがあったかも」と思い込むほどにお馴染みなイメージのお祭りです。
さらに私の場合、一昨年あたりから、極至近距離にいるオジサマ(旦那)による頻繁なねぶた啓蒙活動がありました。
旦那はもう何年も前から、ねぶた祭りに参加しています。
ねぶた祭りとはなんたるか、その魅力に取り付かれた経緯を忠実に時系列に沿って説明し、祭りの迫力を身振り手振りで熱く語り、運行記録(全2時間収録)の映像を流し、腹式呼吸の掛け声を実践して見せ、衣装と、その衣装につける鈴は「俺の魂だ!」と部屋の隅に祀られています。
ねぶたの話しが始まるといつも旦那は、顔が上気し、まるでたった今跳ねてきたのかと思うほど息が弾む・・・。
そんな熱心な熱心な啓蒙活動によって、ねぶた祭りは他人事ではなくなり、大の大人がここまで陶酔する祭りのパワーを是非とも味わってみたいものだ、と思うようになっていました。下地はもう一年前から出来ていたのです。
ようやっと!あー!ようやっと青森に上陸できた!!
ねぶた開催の時期になると、全国各地からライダーの皆さんがねぶた参戦のために北上してきます。
開催中一週間近くを、みんなでキャンプで過ごすのです。
そこに集う人たちの、ねぶたにかける意気込みがぐるぐる渦巻いていてなんとも心地いい空間でした。
ライダーというからにはねぶた会場への移動もやっぱりバイク。
衣装の浴衣をたくし上げて、大股開いてバイクにまたがる。そんな光景も私には新鮮でいちいち楽しい!
へたれな私は青森まで車で来てしまったので、他の方の後ろに乗せていただく。来年は、参戦、プラス「自分のバイクで!」を心に決めました。
会場までのバイク移動。すごい数のバイクが二列になってバイクパレード。迫力の光景には、テレビ取材もきていました。(音でます~)
お祭りの光景は次号で~。
首輪の慣らし方
次回予告をしておきながら、まさかの二週間放置。
いつものことながら失礼しました。
この二週間、ちゃっかり夏休みをいただき(休み自体は一週間)、
念願の青森ねぶた祭りに参加してきました。観覧、ではなく、参加!
そんな興奮冷めやらぬねぶたのネタはもうちょっと寝かせておいて(ブログにあるまじき、最近あった事を今は話さないスタイル。)
今回は、予告をした通り「首輪の慣らし方」です。
パピーパーティーに申込みいただいた方に「当日、首輪とリードをつけてきてください」と説明すると、「ウチの子まだ首輪をつけられないんです・・」と言われる方が割りといます。
首輪をつけると、それをとても気にしてしまい、取ろうとしてもがきまくる犬や、首輪をつけた途端に歩かなくなる犬など、
体に何かをつけると障害が現れるということは、幼い犬には特によく見られます。
首輪やリードは、生活の中で必ず必要になるものだから、早い段階で上手に慣らしてしまいましょう。
上記の写真のように、(チカは実際首輪を気にしているわけではなく、耳が痒いのですが)
首輪を気にしている犬に、「気にするな」と言ってみたところで通用しません。気になるものは、なんと言われても気になるのです。
犬に、「気になるもの」を「気にしないように」教えるには、私の場合、二つの段階を踏まえて教える方法をとっています。
段階①:他のものに気をとられている間に、知らないうちに「気になるも の」を体験させてしまう。
段階②:段階①で、「気になるもの」を何度か体験させ、下地が出来たら(「気になるもの」をあまり気にしなくなってきたら)、「気になるもの」に良いイメージを刷り込んでいく。
「気になるもの」の慣らし方の方法は、首輪だけでなく、生活の中のあらゆる要素に応用できます。例えば、チャイムとか。爪切りとか。犬が気にしちゃう、苦手なものに。
今回は首輪がテーマなので、首輪で説明します。
まず段階①。
ゴハンを食べている時に、犬に首輪をつける。ゴハンを食べ終わったら首輪を外す。
もし、首輪を気にしてゴハンを食べるのをやめてしまったら、首輪の代わりにリボンなど軽いものをつける。リボンに慣れたら徐々に首輪へ移行する。
段階②
首輪を気にせずゴハンを食べるようになったら、次のステップ。
ゴハンの前に、首輪をつけてからゴハンを与える。
こうして、まず、首に何かがついている感覚に自然に慣らした後、首輪をすることに「これをつけるとゴハンがもらえる」という良いイメージを刷り込み、首輪をすることに慣らしていく、もっと言えば、首輪を好きにさせていきます。これが上手な慣らし方。
首輪に慣れていない犬に、暴れるのを「マテ!」とか言って押さえ込んで無理矢理つけた場合、首輪を思い切り意識させた上で、それに「押さえ込まれた」イヤなイメージを刷り込んでしまい、きっと永遠に首輪に慣れることがないので注意しましょう!
