障がい児を療育センターにどうしても通わせたい理由 | 障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がいや病気を持つお子さんは、病院での治療や手術に伴う入通院、または福祉施設での療育、訓練等があります。それだけでも精神的にツラい想いをされている人がたくさんいると思います。夫婦で支え合い子育てできるように、ボク自身の経験を含めて綴ります。

障がい児のママ&パパ専門カウンセラー

山本峰司(たかし)です。


長男と次男が口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)という病状です。

次男はダウン症,、先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)もあります。


そして、妻も口唇口蓋裂です。


昨日は、療育センターへの通園を希望しても、入園には条件があることを書きました。

(これは地域によると思うので、ご自分の地域の療育センターでのことはお調べください)


親が、通わせたいと思っても、通園させるためには「外来」と呼ばれる運動療法や集団教室に入っていることが望ましい雰囲気を感じました。逆に言えば、いきなり通園を希望しても難しいということを実感しました。


そして、一年間の親子通園が必要なので、共働きと未就学児の兄弟がいる場合の対応を考える必要があるのですが、それでも何としてでも通園をさせたい、と思ったのには理由があります。


それは、これから子どもが生きていくうえでの基礎的(歩行や体力、生活)な力や、社会生活を営む上でのコミュニケーションの力をつけさせてもらうのには、地域の保育園・幼稚園よりもいいと思ったからです。

(お子さんの状況にもよります。我が家の次男にとっては必須と感じました)


この間、来年度に向けて集団教室に通っているグループで、通園施設の行事の見学をさせてもらいました。


・夏祭りとお泊り合宿

・運動会


運動会で印象的だったのは、障がい物競走が、一人ひとり内容が異なっていた点です。ひとり出てくるたびに職員さんが走り回って、「大道具」「小道具」のセッティングをされていました。


地域の保育園や幼稚園がいけないのではなく、地域の場合だと、子どもは一律同じプログラムとなるでしょう。


地域の保育園や幼稚園では、「障がいのない人に比べてよくがんばった。感動した。」というものであれば、この療育センターでは、「一人ひとりの持つ力を引き出されてすごい」という感じに思えるのです。


いただいたパンフには、「基本理念」に基づいて、「療育目標」には次のように書かれていました。



一人ひとりの子どもの障害・発達・健康。生活に視点を当て、豊かに育つように、次の子ども像を目指して療育をすすめています。


[子ども像]


・命を大切にしようとする子ども

・生活習慣を身につけようとし、持っている力緒を使おうとする子ども

・感性を育て、自分で考え、豊かに表現しようとする子ども

・集団のなかで楽しく遊び、認め合いながら、意欲的に行動する子ども


そして、療育内容の一部をご紹介すると


・親子通園クラス保育:入園1年目は、保護者とともに園生活を送り、子どもさんの生活習慣を高め、あそびを拡げ社会性を育てるために保護者とともに取り組みを進めています。


・課題別グループ保育:入園2年目以降の子どもたちのクラスでは、子どもさんの課題に応じたグループを構成し小集団で発達課題に応じた療育を行っています。


・地域別療育:水曜日は居住地ごとにグループを作って園生活を送っています。住んでいる地域の子どもさんや保護者との交流を持ち、地域の社会資源やいろんな情報を共有する場としています。


・水泳保育:センター内にある室内プールを利用して、年間を通じて1回の水泳療育を行っています。イギリスで開発されたハロウィック水泳療法に基づいて指導を行っています。


他にもありますが割愛させていただきます。



昨日書いた、通わせるのに「高いハードル」となる親子通園にも、意味があることを理解しました。


通うことで、子どもの成長を目の当たりにすることができること、療育の内容を家庭でも実践できることはかなり大きいです。


課題ごとに保育されることは、地域の保育園ではどうしても他の子どもに合わせるという傾向になりやすいことが予測されることからも、子どもの持つ力を獲得するのには非常に大切に思います。


さらに、一番のお気に入りは、地域別保育により地域の人たちとのつながりや交流、情報交換ができることです。


地域に障がいの種類・程度は違ったとしても、同じ立場の人がいることはとても心強いはずです。情報交換や交流だけでなく、地域で障がいについての理解を深めていくには、たくさんの人が見かけられ、障がいを持たない人や世代を越えた交流が必要です。


一人ではなかなか「地域デビュー」しづらくても、複数いれば心強いはずです。


水泳は、リラックスした状態で浮力を使って体を動かすことで、歩行への段階を経たステップの手助けとなることを教わりました。


見学したママたちは、「どうして通っているママたちがすっぴんなのかわかった」と言っていました(^o^)


季節ごとの行事を大切にし、あたりまえに生きていく力を一人ひとりに合わせてつけさせてもらえるように感じました。


卒園の頃には、就学についての相談や学校への見学なども行われているようです。


普通学級、特殊支援学級、特殊支援学校などの選択肢の情報をもらい、療育センターにおける子どもの発達と親の希望、そして地域の保護者の情報も得ながら、自分で選ぶことができそうなのは魅力的です。


一年の親子通園だけでもとても意味がありそうな雰囲気。


だからこそ、どうしたら子どもにとっての最善をプレゼントできるように、親としての課題をクリアするか、を考えてみようと思うのです。



※ここに書いた内容は、読まれている方の地域の療育センターの方針や内容と異なる可能性があります。どうぞホームページや施設に直接お問い合わせいただきますようよろしくおねがいします。

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