障がいを持つ人があたりまえに生きるには多様性を認め合うこと③ | 障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がいや病気を持つお子さんは、病院での治療や手術に伴う入通院、または福祉施設での療育、訓練等があります。それだけでも精神的にツラい想いをされている人がたくさんいると思います。夫婦で支え合い子育てできるように、ボク自身の経験を含めて綴ります。

障がい児のママ&パパ専門カウンセラー

山本峰司(たかし)です。


長男と次男が口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)という病状です。

次男はダウン症,、先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)もあります。


そして、妻も口唇口蓋裂です。


昨日は、障がいを持つご自身やご家族があたりまえに生きるためには、障がいといっても種別・程度に問わず、また外国人や違う考えを持つ人、老若男女問わず、多様性を認め合うような社会が必要である、と書きました。


その多様な視点が大切な点を、ボクはいろんな経験から理解してきたのですが、外国人との対話で教わったことについて書きます。


数年前に、外国人のバックパッカー専用のホテルでインターンシップに行ったことがあります。昔からあるユースホステルみたいなイメージです。


そこに訪れる宿泊客の9割は外国人。外国人といっても、実にさまざまな国の人たちが来ていました。ロビーなどで交流が自然とはじまり、当然ながら交わされる言葉は英語です。英語を母国語で使っていない人たちも全員英語です。日本なのに。


あたりまえ、と思われるかもしれませんが、日本語は誰一人話していません。


スタッフも当然、お客さんと英語で会話し、ボクは何を言っているのか聞き取れず、だからといって、スタッフの方に通訳を求めるのもなんか違うって感じで、とてもキツいインターンシップの場となりました。


日本にいながら、日本にいない、という経験です。


そして、タジタジなボクを見かねた女性スタッフに呼び出され、外でいろいろお話をしました。


彼女が教えてくれたことは、日本人は配慮が足りないし閉鎖的である、ということ。


女性スタッフ「もし、ここにイギリス人とアメリカ人と日本人がいたとしたら、何語で話すと思う?」


ボク「英語ですよね」


女性スタッフ「では、ブラジル人とアメリカ人と日本人がいたら?」


ボク「英語・・・ですよね???」


女性「外国の人たちは、自国の人以外のいるところではだいたい英語で話すの。ブラジル人が二人と日本人が一人でも、英語で話そうとするよ。その二人の会話がポルトガル語はわからなくても英語ならわかると思って。しかし、もし私たち日本人の場合は、いま仮に私たちの中にホテルのタイ人が入ってきても、日本人同士では日本語を話すのよね。その時、タイ人の人はすごくさびしい気持ちになっていることにすら気づかないの・・・」


「つまり、相手に対する気づかいがあるかということと、自国以外の人と英語で話すということが当たり前になっているか、ということだと思うの」


そう言われて、がっつーんと頭をハンマーでぶん殴られたような感覚でした。


障がいや病気を持っていると、「特別」と思ってしまいがちになります。特にあまり知られていなかったり、重かったりすると特に、「理解してもらえない」と思うこともあります。


しかし、障がいに関わらず、さまざまな多様性を認めて相手のことを理解しようとすることは意識できているかどうかはわかりません。


英語という共通語というより、同じ地球に生まれて生きている人間として、認め合える社会を作っていくことが、障がいを持つ人があたりまえに生きるためには必要なのかもしれません。


視野を広く持ちましょう。


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