子育て中の主婦の悩みを感じ、お互いにこんな気持ちでいられたら・・・ | 障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がいや病気を持つお子さんは、病院での治療や手術に伴う入通院、または福祉施設での療育、訓練等があります。それだけでも精神的にツラい想いをされている人がたくさんいると思います。夫婦で支え合い子育てできるように、ボク自身の経験を含めて綴ります。

障がい児のママ&パパ専門カウンセラー

山本峰司(たかし)です。


長男と次男が口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)という病状です。

次男はダウン症,、先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)もあります。


そして、妻も口唇口蓋裂です。


昨日は、三男と妻が入院先から帰ってくるので、とてもわくわく。夜中の1時30分に次男の1時間に及ぶ夜泣きで目が覚め、そのまま朝まで突入。


ブログの更新やFacebookのコメント返し、メール処理、NPOの実務等を終え、5時30分から家事育児モードに。


6時30分、長男と次男を連れラジオ体操に行くもお盆で休みでした(トホホ)


次男にご飯を食べさせ、長男のご飯を作り、弁当を用意し長男を学童へ送り出す


病院で缶詰め状態だった妻と三男が帰ってくるのだから、部屋をきれいにして帰りを迎えたい、と思い掃除開始。


といっても、次男の療育センターが10時30分予約なのでタイムリミットは10時。終了後すぐに妻と三男のお迎えの予定なので遅刻をして運動療法が伸びるのは避けたい心境


流しは、コップ1個も残さずシンクもピカピカにして、2日前にきれいにしておいたレンジフード周りも最終チェック。


残りは、3日間手つかずの洗濯物をたたむこと、最後の洗濯干し。

畳んでも畳んでも終わらない洗濯物の山、山、山・・・


すると次男が「ぼくとあそんで~」と言わんばかりに、自分でボールを取ってキャッチボールをせがむ(次男は1歳9ヶ月でダウン症。寝転がってのキャッチボールしかできません)洗濯をたたみながら、キャッチボールをするボクは、「こんなに器用だったかな?」と思ってしまう。でも、どうしてもキレイにしておきたい気持ちが強く、次男に集中できないもどかしさを感じる。


それでも、とにかく帰ってきたときに、妻に安心してもらいたくて、いつもよりきれいに布団を干したたみ、毎日かけれていない掃除機をかけ、ゴミ箱のゴミも外の収納場所へ全部移動。


次男の出掛ける準備を済ませ、何とかタイムリミットの10時より10分過ぎて家を出発。


あーコーヒーの1杯がどんなに恋しいことか、そんなことあまり思ったことないくらいの感覚を味わう。


この時点でヘトヘトです。


それで気づき感じたことがあります。



こんな気持ちで主婦の人は、夫の帰りを待つのだ。
こんなに子育て中のママは大変なのだ。

だから、お互いにどういう気持ちでいたらいいのだろう・・・


そう思っているところに、ママ友から、三男の退院を気づかうメールが届く。


気にかけてもらってうれしかったけど、とても返せる状況になくしばらく経ってからこんなやりとりがありました。


ボクは、

「お気づかいありがとうございます。無事先ほど退院しました。今朝は、次男が夜泣きがひどくて1:30から起きてます。帰ってくる日はきれいにしとこうと、たまった洗濯物をたたみ、食器を片付け、掃除をして、大急ぎで、よっしーの療育センターへ。終わってすぐ病院へ。


主婦の大変さを身にしみています。コーヒーを味わうことがどんなにありがたいことか。仕事しているほうがよっぽど楽ですね(^O^)」


すると返ってきたメールは

「そうそう。主婦って以外と大変なんですよね。いやいや、主婦っていうより、子育て中の主婦ですね。でも仕事して、切り替えが出来て、お給料貰って、っていう方がやってる感がありますよね。


夫が褒めるとはいかなくても、お!この部屋綺麗になってるじゃん!っとか気づいた事を言葉にしてくれたらねぇ。と思ったり。。。まあ、お互い様です~」


「主婦の気持ちー!みなさんわかってー!!家事の原動力は、家族に喜んでもらいたい、快適に過ごして欲しい、ていう気持ちなので、それが報われることがに報酬なんですね。でも山本さんの周りの方はきっとみんなそのくらいわかってる方達ですよー!


残念ながら、そういうことを考えてない人の所には届かない声なんですよねー。あ。うちの夫も含めて夫婦はときどきの大きなご褒美より、小さな心遣い!だなと思います。といっても大きなご褒美も欲しいけど。あは。」


このメール、主婦の気持ちなんだって思いました。

夫や家族のためにがんばったこと、それはお給料貰えるものでなくっても、認めてもらいたい、そういうささやかな気持ちをいたわってほしいんだと。


おしゃれしたり、髪形を変えたりして「きれいだね」「かわいいね」とも言われたいけれど、家事や育児という報酬なき「仕事」のご褒美は、「お!綺麗になってるんじゃん!」「がんばったね」「お疲れさま」という心のこもった言葉であり、それが伝わる気持ちなんだと。


汗をかきながら、次男のことが気になりながら、妻と三男の帰りをイメージもきれいにしておきたい、と思ったボクは、これが子育て中の主婦の気持ちなんだろうな、ってその時に思いながらがんばれたのですが、お仕事も家事育児もお互いに「お疲れさま」なんですよね。


小さな心遣いと大きなご褒美、両方あってこそがんばれる、いやもっとがんばろうって思えるのですよね。


我が家は、子どもが再三入院しています。


来月上旬には次男の口蓋裂の手術があります。


実家が近ければ帰るという選択もあります。でも、遠方の場合は家事・育児をせざるをえないですよね。小学校や保育園・幼稚園があれば帰省するわけにいかない時期もあります。


普段やっていても、それを一人でこなすのはかなり大変だということが身に染みたのですが、病気や事故で誰がいつ入院するかはわかりません。


親の介護が入ってくるかもわかりません。


その時に備えて、夫は自ら自立するように努め、妻は夫と子どもの自立を促すような働きかけをすること、社会全体としては、ワークライフバランスを当たり前に実現できるよう「イクボス」を養成することが必要だと思います。


そして、なによりお互いが相手を想う気持ちが拡がる社会にしたいです。


※以下のSNSでも記事を発信しております。

ご興味いただいたら、お読みいただけると嬉しいです。


<Facebook>

子ども・子育てのことを中心に書いております。

https://www.facebook.com/minetakashi


・友だちリクエスト募集中です。


<Facebookページ>

このブログ同様夫婦問題や障がい児を持つ親の立場について書いています。内容は異なります。          

https://www.facebook.com/handicappedparentscounselor


・投稿ではなく、ページに「いいね」をしていただけると、タイムラインに記事が流れるようになります。


<twitter>

子育て、夫婦問題、生き方・・・いろんなことをツイート、リツイートしています。

https://twitter.com/


・フォローお願いします。