障がい児のママ&パパ専門カウンセラー
山本峰司(たかし)です。
長男と次男が口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)という病状です。
次男はダウン症,、先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)もあります。
そして、妻も口唇口蓋裂です。
「はきだめに
えんど豆咲き
泥池から
蓮の花が育つ
人皆に
美しき種子(たね)あり
明日(あす)何が咲くか」
この詩は、安積徳也さんという東京の西久保保育園を経営する法人理事長さんが書かれたものを、元日本福祉大学教授の近藤薫樹さんが、「さて人間とは何ものか」と題した小論と詩がまとめられた冊子で紹介されているものです。
近藤さんは、この詩を次のように解釈しています。
「毎日大勢の子どもたちを預かっていると、『みんなかわいくていい子だ』とほほえんでばかりいられない。
どうにも手におえんような子もいる。正直のところ、『まあ、にくたらしい』と思うことだってある。
しかし、ほうり出すことも見捨てることもできない。そういう子にはなおいっそう真剣に、より多くのエネルギーを注いでとりくむしかないのである。」
「こういうときに、この詩の終りの三行が、私たち保育者を励ました。
この三行のように子どもを見られなくて、保育や教育の仕事がなりたつだろうか。・・・」
普段、障がいの有無や種別・程度に限らず、子育てしていると、本当に「にくたらしい」と思うことはありますよね(*^。^*)
ストレスもたまりまくります。あたり前ですよね。ボクたちも人間です。
そして、どんな子どもでも、すばらしい「種子(たね)」があり、それが咲くのを信じられるかは、親であり支援する人であり、大人なのだということを学びました。
それは、子どもに対してだけではありません。
近藤さんは、その後に次のようにも書かれています。
「実は、子どもはともかく、老若のあの人この人にも、自分にも、いやな嫌悪感をもつことがある。
しかし、よく見つめてみると、ゆがんだ社会生活とかかわってそうなっているのだ」
「よき社会を目指すこと、美しき種子を確信すること」が、大切であることを痛感しました。
自分自身の、そして身近な人の美しき種子って確信できているだろうか?
そして、我が子の美しき種子って何だろうか?
障がいや病気の子どもを持ち、だからこそ余計に、子どもの個性や特性、能力に気づけることもあるのではないか。なぜなら、そこにアンテナが立てられるからです。
ともに、確信できるようになりましょう!
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