価値観の違いを認め、その前提で話し合いをする | 障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がいや病気を持つお子さんは、病院での治療や手術に伴う入通院、または福祉施設での療育、訓練等があります。それだけでも精神的にツラい想いをされている人がたくさんいると思います。夫婦で支え合い子育てできるように、ボク自身の経験を含めて綴ります。

障害児の父親であり、

妊娠・出産・子育て期の夫婦関係を

180℃変えるカウンセラー

山本峰司です。


長男と次男が口唇口蓋裂(こうしん

こうがいれつ)という病状です。

次男はダウン症でもあります。


そして、妻が口唇口蓋裂です


人が何に興味を持ち、何にこだわり、

何が嫌であるか・・・それは人それぞ

れです。


どんな気質を持って生まれたのか。

どんな環境で育ったのか、

どんな経験をしてきたのか、

どんな影響を受けてきたのか・・・


そんな二人が結婚して、同じ屋根の

下で暮らすのですから、できれば

結婚前からその価値観やこだわりを

知ることができたほうがいいです。


先日、広島県呉市と広島国際大学の

合同事業『未来のパパママ講座』に

参加しました。


NPO法人日本結婚教育カウンセラー

協会代表・棚橋美枝子さんの講演を

聴いて参りました。


学生さんたちが、結婚について学び、

ワークショップで話し合っている姿を

見学しました。


ワークショップでは、多くのグループで

「結婚の理想と現実」というテーマで

話していました。


とあるグループの女の子が、

「私、生活音がうるさいのはダメ」と

言いました。


別の女の子が質問すると

「うちのお父さんが、家事とかする

んだけど、いちいちうるさい、それは

もう勘弁して」と答えていました。


質問した女の子は

「え~お父さん、家事するの?」と言って、

生活音にはまるで反応がなし。


この二人の感じていることも違い

ますよね。



また、グループでの発表で、数少ない

男子学生が言いました。


「うちのグループでは、ありえない話が

ありました。


『トイレを開けっ放しにしないといけない』

という子(女の子)がいました。僕は聞いた

時、『え~』と思いました。でも、これも

価値観の違いなんだな、っと思い、そうい

うことも含めて違うということを学びました。」


他にも、彼らが、「自分の価値観だけで

男の子に対してイメージをつけてはいけ

ないと思った。」というアンケートの感想が

ありました。


このような価値観の違いを知ることの

大切さを学んだ感想をたくさん聴くことが

できましたが、これは結婚に限らず、

他人とのコミュニケーションをとるにあたっ

ても大切なことです。


ましてや、障がいや病気をめぐっての

考えの違いを埋めることは難しいと

思います。


講座の詳しい内容は以下リンクの

ブログにて3つに分かれて書かれて

いますので、お読みください。


その一
http://ameblo.jp/mamiesheart-kansai/entry-12035970188.html…

そのニ

http://ameblo.jp/mamiesheart-kansai/entry-12035981073.html…

その三
http://ameblo.jp/mamiesheart-kansai/entry-12036172368.html…


恋人同士の場合は、いいところしか

見せませんが、結婚すると素の自分で

いないと、とてもしんどいですよね。


でも、そこで、自分の価値観やこだわりを

相手に押し付けてしまうとうまくいかなくなり

ます。


長年、当たり前に生活してきたことが

相手と違う時、どうしたらいいでしょうか


・自分と相手は違うという前提に立つ。

・相手が自分の考えをどう感じたか、

 その背景や理由も聴く

・相手の考えを否定しない。

・自分のこだわるポイント、その背景や

 理由を相手に伝える。

・自分が正しいという前提で言わない

・感情的に話をしない。


あなたは、パートナーとの価値観の違いを

認められますか?