口唇口蓋裂という障がいの事実を伝えてみた | 障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がいや病気を持つお子さんは、病院での治療や手術に伴う入通院、または福祉施設での療育、訓練等があります。それだけでも精神的にツラい想いをされている人がたくさんいると思います。夫婦で支え合い子育てできるように、ボク自身の経験を含めて綴ります。

障害児の父親であり、

妊娠・出産・子育て期の夫婦関係を

180℃変えるカウンセラー

山本峰司です。


長男と次男が口唇口蓋裂(こうしん

こうがいれつ)という病状です。

次男はダウン症でもあります。


そして、妻が口唇口蓋裂です。


妻の親戚から、口の傷は生まれ

つきであると知りました。


けがだと聞かされ、信じ切ってい

たので、どうしようかしばらく悩み

ました。


でも、事実を伝えることにしました。


妻の母親は、嫁姑関係が良くなく、

妻の出生に関して言われたことに

とても傷ついていたのです。


そして、その時代に偏見があった

こと(今でもあるかもしれませんが)、

妻が女性であること、他にもあった

と思います。


母親の不注意で、彼女に傷を

追わせてしまったことになって

いました。


その当時の、義母の精一杯

の愛情なのだと思いました。


妻は、もし事実を知ったら、

きっと傷つくかもしれない。


でも、義母の気持ちも代弁する

ことにしました。



それまで、夫婦で仕事や生活、

趣味、社会、政治のことまで

いろいろ話をしてきました。


基本、隠し事はなし、にしてました。


そして、意を決して伝えました。


妻は、とても複雑な気持ちで

聞いていました。


でも、後になって聞くと、

「知ってよかった」と言ってくれました。


たまたま、伝えて結果よかったの

ですが、ありのままに伝えれば

いいのか、自分の心にしまって

おくべきか、とても悩むところです。


ボク達は、それまでに話をよく

してきた、という土台があります。


相手がどれだけ、それを受けとめ

られるかという問題もあります。


ボクにそれが備わっていた、とか

言いたいのではありません。


障がいも重い病気も・・


相手がそれを望んでいるか、が

一番大切です。


そして、相手に伝えた結果、

どのような反応があって、

どのような結果となっても


それをともに乗り越えようとする、

という覚悟も必要だと思うのです。