「ねばならない」を手放す | 障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がいや病気を持つお子さんは、病院での治療や手術に伴う入通院、または福祉施設での療育、訓練等があります。それだけでも精神的にツラい想いをされている人がたくさんいると思います。夫婦で支え合い子育てできるように、ボク自身の経験を含めて綴ります。

妊娠・出産・子育て期の夫婦関係を

180℃変えるカウンセラー

山本峰司です。



意気投合し、価値観が同じと思う夫婦

とはいえ、生まれも育ちも違う相手と

はその違いを受け容れ、認め合うこと

って大切です。



「みんなちがって みんないい」と

思えるためには、思考を変えないと

そう思えないと思うことがあります。



誰にでも譲れないこだわりがあって

当然です。ただ、自分と同じこだわり、

価値観の人といると居心地はいいの

ですが、すべての分野において一緒

ではないはずです。



自分分のこだわりに執着しすぎると、

「ねばならない」となりがちです。



3歳までは子どもは母親がみる」と

いう価値観を持っている母親は、夫婦

で協力しながら家庭を築くという価値

観は一緒です。




でも、子育ての部分は譲れないため、

家事は夫がすべきで、育児は自分が行

い「口出しもしないで」というスタン

スだったりします。




夫が、ともに家事育児をしたい、と

望んでいるのにもかかわらず、「3

までは」にこだわり過ぎた結果、

自分一人で育児を抱えることになり、

ノイローゼになってしまうことも

あります。




家事においても、皿洗いをする夫に

対し、「洗剤がきれいにとれていない」

「食べ残しがついている」「ふき取り

が甘い」と自分の中の「ねばらなない」

が気になって、イライラしてあたって

しまうケースがあります。




その結果、夫は全く家事をしなくなり、

自分から予防線を張って、結果会話も

しなくなるケースに発展することも

あります。




子どものことを考えて、子育てすること

も、衛生的な面を考えてきれいに皿洗い

することも、とっても大切です。




でも、それが完ぺき主義的であったり

潔癖症ともいえるくらいに「ねばなら

ない」思考になってしまい、それを

押し付けてしまうと、関係は悪化する

結果になりかねません。




自分の大切にするこだわりは、相手に

理解してもらえるように伝えること、

相手の気持ちの背景まで聴いてみるこ

とも必要です。




しかし、そのなかでどう折り合いを

つけ、執着しているものを手放すか、

がカギを握るはずです。




自分のポリシーならのいいです。

ただ、その価値観がどのように形成

されたかを振り返ってみるのもいい

かもしれません。





あなたは、自分のこだわりのなかの

「ねばならない」を手放せますか?