良し悪しに関わらず、まるごと受け容れる | 障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がいや病気を持つお子さんは、病院での治療や手術に伴う入通院、または福祉施設での療育、訓練等があります。それだけでも精神的にツラい想いをされている人がたくさんいると思います。夫婦で支え合い子育てできるように、ボク自身の経験を含めて綴ります。

夫婦関係において、一番何を大切にすべきか

それは、話し合う事だと思います。




これまで、自分の気持ちを伝え、

聴くことについて書いてきました。




自分の主観を入れずに聴くこともなかなか

難しいのですが、それを心がけるだけで

かなり関係は改善されると思います。




更に、相手の話を聴く時に、

もっと重要な点は、、、




それは、「良し悪しに関わらず、

まるごと受け容れる」ということです。




自分が正しいと思うから、相手の考えを

受け容れることは、できます。




しかし、自分はそうでない考えを持って

いると、受け容れることって難しいです。




例えば、インフルエンザの予防接種は

するのが当然である、という考えを

あなたが持っていたとします。




相手も、毎年予防接種を受けることで

インフルエンザに感染せず、健康であった場合、

その価値観は一致しているといえます。




しかし、相手は予防接種を受けても

感染したことがあり、信用していなかった場合、

また、そもそも予防接種に対する嫌悪感等持って

いる場合、考えが衝突する可能性があります。




この場合、自分自身だけの問題ならいいです。

子育て中の場合なら、子どもの健康や命を

めぐって、対立することになります。




そんな場合、自分の考えを主張して、相手の

考えを否定だけしていると、やがては感情的

となり、溝を作ってしまいます。




相手に、事実と自分の気持ち、その考えに至った

背景を伝えると同時に、自分も相手から聴くことが

必要ですが、自分の考えと違うことを冷静に聴く

ことはかなり難しいことです。




ここで一旦深呼吸をし、

相手の話す事実、気持ち、背景等を聴いて

自分の感情をちょっと、棚の上置いて、

(電車の荷物置き場にカバンを置くイメージ)

まるごと、受け容れてみてはいかがでしょうか。




受け容れることは、自分の考えを変えること

ではありません。良いとか悪いとかの判断もせず、

ただ、そのままを受けとめるって感じです。




自分のことがわかってほしいからこそ、

相手のことをわかろうとすることが大切なのです。




自分のことをわかってもらえなくても、

相手のことをわかろうとするから、わかるようになるのです。




そして、そこに共感がうまれます。




あなたは、相手の話を受け容れることができますか?