主観で話を聴かない | 障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がいや病気を持つお子さんは、病院での治療や手術に伴う入通院、または福祉施設での療育、訓練等があります。それだけでも精神的にツラい想いをされている人がたくさんいると思います。夫婦で支え合い子育てできるように、ボク自身の経験を含めて綴ります。

夫婦関係において、一番何を大切にすべきか

それは、話し合う事だと思います。




そして、自分の気持ちをどう伝えればいいか、

について書いてきました。




でも、伝えるよりも聴くほうが大事です。



いかに伝えるか、ということよりも

相手の話をしっかり聴くだけでなく、

どんな思いもっているかを引き出すこと、

話の奥に何が隠されているかをつかむこと



それが大切だと思います。




でも、自分のこともわかってほしいですし、

相手のことを聴くモードになるのは

なかなか難しいですよね。




これは、結構意識してやならいと

できないことです。




いろいろポイントはあると思いますが、

今日は、「主観で聴かない」ということに

ついて考えてみたいと思います。




主観とは「自分の考え」



ついつい、話を聞いているけど

やってしまうのが、自分の問題と

照らし合わせしまうことです。




「自分だったら・・・」という仮定で聴く。

しかし、相手と自分の状況や事情は全く

異なるので、それは当てはまらないのです。




例えば、

結婚してからご飯づくりを始めた妻。

子どもが生まれてからも、家事育児を

こなし、仕事に地域活動に充実した

日々を過ごしているとします。




「時間は作るもの」「何でもチャレンジ

するもの」「わからなければ聞けば、

解決すること」ということを体で覚え、


それが当たり前になっているとしても、



仕事一筋の夫が、料理をすることになり、

段取りが悪かったり、きれいにできなかっ

たり、時間がかかり過ぎたりした時に、




「自分だったら~だった」ということを

頭の中で想像し、そのストーリーで相手の

話を聞いてしまうことがあります。




でも、相手は自分ではないんですよね。



なので、話を聴くときは、ただただ、

相手のお話に集中し、相手のお話を

情景で浮かべ、そのもとで聴いていく

ことが必要だと思うのです。






あなたは、主観で話を聴いていませんか?