息子の理科の化学分野が壊滅的過ぎて(他は知らない)、見るに見かねた中2娘が、息子のテスト前日の夜21時過ぎに、
「しょうがない、私が教えてあげるか。」
と重い腰を上げてくれました。
問題に一緒に取り組んでいるのがコントみたいでした。
弟「俺の考え方はね…」
姉「『俺の考え方』はやめて。それだいたい間違ってるから。」
弟「この数字は暗記してるからねえ、えっと…」
姉「それは覚えるもんじゃない。グラフを見れば書いてあるから。読み取って。」
弟「0.5mmだ!」
姉「そういうのまだやるの?0.5㎝だけど。」
姉「お、そうそう正解。導き出せたね!これ、テストでもなんとか正解してね!」
弟「うーん…いや…保証は、できない。(何故か急に口ごもる)」
姉「いや、正解できるから、自信を持ってよ。」
姉「あ、この問題やってみよう。これ前回やった時できた?」
弟「さぁ。できてないんじゃない?」
姉「だろうね。今やったらできるんじゃない?」
弟「めんどくさい。」
姉「今やったらアホみたいに簡単に感じるから。」
〜取り組んでみて〜
弟「ホントだ、俺こんなにアホだったんだ。」
姉「あー、その認識よりもっとアホだと思うけど、出来るようになったんだからすごいじゃん。」
娘のツッコミは辛辣なようですが、冗談ぽいのでそうでもなく、息子がだらけようが理解力がなかろうが、声を荒げることなく、途中で投げ出すことなく付き合ってくれました。
私には無理です。
そして、テストが終わりました。
結果が戻ってくる前に息子に、
「1番手応えのあった教科は?」
と聞いたら、
「う〜ん、理科かな。」
って
お姉ちゃん有り難うという気持ちはもちろんあるのですが、壊滅的だからと1時間ほど、しかも1つの単元だけ取り組んだ理科が、1番手応えがあったって…他の教科はどーなってるの??何も聞きたくない、と思い、そのまま話を逸らしました。
もう、娘の中2の成績は多少下がっても良いから、弟の勉強に全振りしてほしいです。