今夜も私の世界観ブログ【in the Dark】をお送りします…が。
これ、きっと、賛否両論あるだろうなぁ。
…ま、しょうがないか。
早いもので、第17話です。
#17 魔性の女願望?
公務員試験を目指して、勉強中の頃…
予備校で仲良くなった人たちは、ほとんど私より年上で、みんな程よく付かず離れずな感じで、それがなんとも居心地が良かったんです。
なので、しょっちゅうつるんでは授業をサボって遊びに行き、休みの日には集まってドライブに出かけるなど、毎日を満喫していました。
そうなると、ある意味必然的に、恋の花とか咲いちゃうんですよね〜。
ある日、グループにいたけど、それまでほとんど話したことがなかった同い年の男の子から、突然告白された私。
しかも、その数日前には、やはりグループ内の2コ上の男子からも告白されていた私。
人生初のモテ期、いきなり到来です!
で、私はどうしたかというと…
同い年の男の子を選びました。
2コ上の男子とは、席が近かったのもあり、普段からよくしゃべっていたんですが、グループの女子の中では、いわゆるネタ扱いの人でした。
というのも、言動がどこか不思議というか、話すこと話すことスベってる感じで、グループのみんなも若干持て余し気味だったんです。
一方、同い年の男の子は、特にイケメンではないけど、ときどきポロっと出てくる一言がなかなか面白く、頭の良さそうな雰囲気の子。
二人でゆっくり話したことはなかったけど、なんだか一緒にいたら楽しそうな気がして、誘われるままついて行きました。
要は、先に告白してくれた2コ上の男子への返事を放置したまま、同い年の男の子と付き合うことにしちゃったわけです。
もちろん、2コ上の男子本人を含め、周りの人にはすぐバレましたし、影で彼を笑っていた友達にさえ、さすがに苦言を呈されました。
では、なぜ、そんな失礼なことが平気でできたのでしょうか?
…これは、しばらく後になって気づいたことなのですが、実は私、男性全般に対する恨みにも似たような気持ちを、けっこう長いこと抱えていたんですね。
男は、私を傷つける。
男なんて、あてにならない。
そんな奴らは、こっちも好きなように振り回して、傷つけてやればいい。
もちろん、当時はこんな風に文章化できるほど、自分の心理を把握していませんでしたが、心の奥では男性を敵とみなし、軽蔑し、打ち負かすべき存在だと認識していたんですね。
多分、父親の不甲斐なさを目の当たりにして育ち、なおかつ、最初の恋がえげつない終わり方をしたのも、大きく影響していたのだと思います。
だけど、なぜかストレートに【男嫌い】にはならず、むしろ表面的な気持ちでは【モテたい】と強く思っていたんだから、タチが悪い。
で、実際、無意識にこんな歪んだ思いを抱えた私が、何を目指したかといえば…
【男を振り回す魔性の女】
美しく、圧倒的な色気で男を惑わせたあげく、気分次第で振り回し、傷つけることもいとわない、そんな女。
↑私の中でのイメージは【カルメン】
…ま、目指すのは、自由ですよね(笑)
この頃、なにしろ人生初のモテ期だったので、まぁ相当調子に乗っていまして。
このエピソードの前にも、合コンで知り合った男子2名からアプローチされ、それぞれとデートを重ね、いい気になっていました。
ただ、自分が美しさも色気もほとんど持ち合わせていないこと、それ以前に、そんな魔性の女願望が行き過ぎるとどうなるのかを、全く理解していなかった私。
このあたりから、私の【魔性の女に憧れるイタイ女】キャラが、特に恋愛面で暴走することとなるのです…
〜第18話につづく〜