【in the Dark】#2 居場所が見つからなかった理由 | 笑顔な自分の続け方〜香りと色の癒し処 ふわりあん@函館〜

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仕事や家事,育児などに忙しい女性の心と体を癒し
明るく元気に前を向いて歩けるようにと願い
北海道函館市の自宅でアロマトリートメントや
TCカラーセラピー,手相リーディングなどを行っています。

おばんでした星空

今日は、お昼寝タイムを長めに取りつつ、息子と遊んだり、相方と夕食を作ったりと、のんびり過ごしました。
休養に充てる日も、大切ですね♪

さて。
昨日から始まったシリーズ【in the Dark】、今日もこちらの記事の続きをお送りします。


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#2 居場所が見つからなかった理由

私、昔から、どこにいても【私、ここにいてもいいのか?】と、自らに問う子どもでした。

なぜなら、どこへ行っても、その場にうまく馴染めなかったから。

私が何か言ったりやったりすると、けげんそうな顔をされたり、さりげなく輪から外されたり。

いつも自分のことを、クラスメイトや習い事の仲間という【澄んだ水】の中に、うっかり混ざった【濁った油】のようだと感じていました。

ただ、それでも不登校にはならず、毎日ちゃんと学校には行きましたし、習い事をサボることもありませんでした。

授業や習い事自体は楽しかったし、何より母に『学校休みたい』なんて、口が裂けても言えなかったから。

ただ、いつも何となく苦痛だったのは、少し長めの休み時間。

誰と話そうか?誰と遊ぼうか?
私が行ったら、あの子たち嫌じゃないかな?…

こんな風に、外出先でもそうでしたが、実は家の中では、もっと強い不安を感じていました。

【私、この家のメンバーとして必要?】

物心ついた頃から、母親の意見に逆らう余地のない支配感と、父親の子どもに対する無関心さを、何かにつけて感じていた私。

母からは、何かをすればそのやり方やタイミングなどについて怒られ、何かをしなくても、気が利かないと怒られる。
ほとんど毎日のように怒られてました。

また、いくつの頃か忘れましたが、何か話したいことがあって、ソファーに座っていた母の膝にすり寄っていったら、邪魔そうに片手で払われた記憶があります。

その瞬間、悲しいとかじゃなく、驚いて声も涙も出なかったんです。
ただ…

この人は、私を受け入れてくれない。
私の心には、そうインプットされました。

一方、父は、そもそもあまり家におらず、それほど話す機会がない。
仕事が休みの日は、だいたいパチンコ屋に入り浸っていました。

この人は、家にいるのが嫌いなのか?
この素朴な疑問は、後々になって、とんでもない形で解消されることになります。

そんなわけで、少なくとも、子どもの頃の私から見たら、お世辞にも居心地がいいとはいえない家庭環境だったんです。
そこで、思ったことといえば…


この人たち、私がどんなこと考えてるかなんて、どうでもいいんだな…
きっと、私、この家には必要ないんだ。

でも、私だって、別に好きでこの家に生まれたんじゃないんだけどな…
大人になるまで、我慢するしかないのかな。


特に、家族と一緒のときに、ここにいてもいいという確信が持てない状態って、本当に不安なんですよね。

多くの人にとっては、家庭が安らぎの場所なのでしょうが、残念ながら私の実家は違ったし、かといって、他の誰かと一緒にいて心が安らぐこともなかったんです。

こんな生活の中、私は、人として基本的な愛情を感じることや、それをわかりやすく表現する術を知らないまま、多感な思春期を迎えます…


第3話につづく〜