この日私と『ヨメ』の一大イベントが執り行なわれた
私と『ヨメ』は今年6月に入籍をし生活を共にしているのだが
結婚式と披露宴は諸々の事情により11月に行う事となっていた
式の日の前日は各々実家に帰り気兼ねなく過ごす
当日
午前式のため早朝より準備
残念なことに生憎の雨
いつもの如く『ヨメ』がひとこと
『ヨメ』 「ほんと雨男よね」
じつは入籍した日も雨であったのだ
正直返す言葉もない
控え室では私も着替えを終え
『ヨメ』のほうも準備が進んでいく
(落ち武者から『ヨメ』へ)
ちなみに私達が式を挙げたところは
新郎新婦はともに同じ控え室で着替える
むろん新婦のメイク担当2名も在室
女子トークが繰り広げられる中
男ひとり着替えるのは何ともいえない心情であった
『ヨメ』 「いつもこれで(ノーメイク)で出かけれたら楽よね」
やめておきなさい
(落ち武者狩りが始まりますよ)
↑他2名のメイクさんがいるため心の中で思う
メイクをすれば
それなりの『ヨメ』
ドレスも大変綺麗なものなので
ん~
なんというか
いつもとは違う『ヨメ』であった
そしてそれがいつもの『ヨメ』であればとも強く思った
準備ができリハーサルを終えると緊張の本番である
チャペルに入場する私
『ヨメ』がお父さんと入場されるまで
私の親族を確認する
伯父が泣いておられた
というのも私の父は仕事中に倒れ
母と兄と私を残し
3年前に他界
私の父は8人兄弟の末っ子として生まれ
一番上の長男とは20ほど離れている
兄弟の仲でも特にかわいがられ
父もそれに甘えることなく育ち
高齢の伯父伯母の世話をし
親族の間で色々と動いていた人なのである
私は兄よりもその父に顔が良く似ていると言われ
(性格は兄のほうが幾分似ている)
親族の皆様には感慨深いものがあったようである
出席頂けただけで大変うれしく
まだ式が始まったばかりであるが
正直涙腺が熱くなってしまう
そうこうしている内に
『ヨメ』とお父さんが入場
よく見るとなんとなく笑いをこらえている様子
さすが『ヨメ』である
私が熱くなっているときには
必ずといっていいほど
逆の反応をしている
『ヨメ』と共に牧師の前へ
指輪の交換を行う
『ヨメ』に指輪をはめた瞬間
『ヨメ』がまた笑いをこらえている
私達の式は午前式である
指が浮腫んだとは言わせない
だからいつも言っていただろう
たまには運動しろと
今日の総括
『ヨメ』の指輪はギリギリのパンパンである
披露宴についてはまた後日