【縦走2日目】
山小屋の朝は早い。
午前2時半頃にはどこかでゴソゴソと音がして、
4時になるとほとんどの人が起きだしていた。
外に出て、日の出を待つ。
朝ごはんの5時まで待つも、まだ昇りきらない↓
双六小屋の朝ごはん↓
おかずがいっぱいで白飯がすすむ
6時頃、小屋を出発!
まずはすぐ裏手の双六岳。
朝一の身体は重く、動きが鈍い。
ひたすら登り続け、ようやく双六岳山頂↓
前日は一気に標高を1500mほど上げたけど、
この日は稜線を楽しめるコース。
双六岳から丸山、
途中には雪渓が残っている↓
お花と雪渓を見ながらの稜線歩きは楽しい
特に双六岳から三俣蓮華岳までの稜線は、
ほとんど高低差がないのかと思われるくらい
周りの山々を眺めながら鼻歌まじりにお散歩気分
ほどなく三俣蓮華岳↓
ここからは槍ヶ岳はもちろん、
黒部五郎岳や遠くは富山湾まで見渡せた。
そして急な下りをしばらく降りて三俣山荘へ↓
ここで、双六小屋でいただいたお弁当でお昼ごはん休憩↓
なかなかの高級弁当です
補給が済んだら、本日の大ボス鷲羽岳へ。
途中、緑の美しい鷲羽池を見ながら↓
鷲羽岳の登りはキツかった
今回の山行で一番と言えるくらい。
ザレザレの細かい砂は滑りやすく、
かと言って突然デカイ岩も現れたり、
ひたすら続く急な登り、
終わりが見えたと思ったらまだ先があったとか、
なかなかだね、鷲羽岳↓
遠くから眺めると美しい鷲羽岳だが、
ピークハントは大変
でも山頂からの眺めは最高でした!
さあ、登ったら下山よ
お隣のワリモ岳に向かう途中で、
足首を怪我して救助を待っている女性がいた。
きちんと応急手当はしてあったので大丈夫だと思い
私たちは先に進んだが、
振り返ったらヘリで救助されていた↓
翌日、そのことがニュースになっていた!
山は危険、いつでもどんなときでも事故は起こりうる。
心して登山しないと。
まもなくお隣のワリモ岳↓
岩がゴロゴロしててっぺんには登れない。
岩苔乗越を経て、左の雲ノ平方面とは反対の右の水晶岳方面に向かう。
道中すれ違った山岳部の高校生集団、
よくよく見たら「韮」の字があって、
話しかけたら私の母校だったという
ガンバレ~
最後はだらだらと緩い登りが続き、
ついに!この日の目的地の水晶小屋に到着。
北アルプス奥地の水晶小屋は、
一日で行って帰ることができないので、
ずっと憧れの小屋だった。
宿泊の受付をしてザックを置いてから、
水晶岳アタックへ。
往復1時間のところを、ビビりの私たちは1時間半かかりましたw
水晶岳は大きな岩がゴロゴロで、
ハシゴ有りのなかなかの難所(私には)
左側が崖で、一歩間違えば滑落の恐れあり。
途中でストックやザックを置いて山頂に向かいました。
そして山頂↓ガスガスw
360℃真っ白な視界↓
苦労してきたのに、もはや笑うしかないw
小屋に戻ったら、水晶岳アタックは翌日朝にする人が多かった。
まあ、それが普通。
夕食はカレー
ご飯も味噌汁もカレーもお代わり自由です
食後はちょっと一杯w
ビールは高級なので食前にいただいております
水晶小屋の晩も早く、
19時前には布団に入った。
が、隣のおっさんのイビキが煩くて眠れなかった
一日では行けない水晶小屋と思ってましたが、
お隣のおねいさん(私と同世代くらい)は
七倉からタクシー使わずブナ立尾根を登って一日で水晶小屋まで行き、
翌日も鷲羽岳に寄ってから同じルートで一泊二日で来られてました
世の中には凄い元気な人がたくさんいるのね
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