*リアルタイムはルーマニア、ブラショフ
現在のルーマニア、めちゃめちゃいいですヽ(^。^)ノ
秋の紅葉はやっぱりいいですね!
ブログはイスラエル編です。
【2014年10月6日】
エルサレムで泊まっていたのはホテルでもホステルでもなく、あるおじいちゃんの家でした。
エルサレムで日本人に有名なおじいちゃんと言えばこの人です!
イブラヒムおじいちゃん!
凛々しいですね笑!
これは過去の旅行者がイブラヒムおじいちゃんを書いたもので・・・。
実物はこんなかわいいおじいちゃん!!
とにかくキュートなかわいいおじいちゃんで、私たちも大好きなおじいちゃんです。
ところで、このおじいちゃんは一体何者なんでしょうか??
実はイブラヒムおじいちゃんは、パレスチナの平和活動家の方で、今までイスラエル、パレスチナの和平交渉にご人力されてきたとても有名な方です。
海外での講演活動も多く、パスポートを持っていないのに他国に招待されて行くことが出来るらしいです。
おじいちゃんはエルサレムのオリーブ山というところに家を持っていて、そこに旅人を泊め、ご飯を振舞ってくれます。
もちろんホテルではないのでガイドブックには載っていませんが、旅人やブログをやっている人には有名です。
それだけではなく、地元の人にも有名で、「イブラヒムおじいちゃん」といえば伝わるくらいです。
タクシーやバスの運転手に伝えてもわかります(^^)/
イブラヒムおじいちゃんは、自分の家を旅人に提供し、そして自分の家のように使ってほしいと願うような優しい人なんです。
私たちもそんなおじいちゃんが大好きで、イスラエルの滞在中はほぼ、おじいちゃんにお世話になりました。
ここの料金は寄付制
決まった宿泊料金があるわけではないのですが、一応75シェケル(約2,300円)から100シェケルくらいが相場と書いてあります。
以前はそれも書いてなかったのですが、寄付制をいいように捉えお金を一切払わない人が多数いたため、やむを得ず相場を書くようにしたそうです。
そんなおじいちゃんの家の壁には、たくさんの旅人たちとの写真やそんな旅人たちが書いてくれた絵が所狭しと並べられていました。
色んな人から慕われているいいおじいちゃんです。
おじちゃんの若いころの写真も(^◇^)
ここではおじいちゃんが毎日ごはんを作ってくれますヽ(^o^)丿
パスタやごはん、トマトやキュウリのサラダ、イモ料理、スープ、チキンやマトンの炒め物など。
パンやジュースも山ほどあり、時々ポップコーンとかお菓子も作ってくれます。
さらに、冷蔵庫にあるものはすべて使っていいと言ってくれます。
フムスも作ってくれました!激ウマ(^。^)
*この方はおじいいちゃんの友達
おじいちゃんの口癖は、
「ウェルカム!」
「アイ、アム、イブラヒム!」
「イート!!オール!!モア!!」
「ゴハン、アリガトー!!」
「フィニッシュイット!!」
毎日毎日愛のこもったイート攻撃を受けます笑(^◇^)
おじいちゃんはみんながお腹いっぱい食べてくれることがうれしいんだそう。
かなり食べさせてもらえ、減っていた体重が戻ってうれしい限り!
さゆは太ってましたがΣ(゚Д゚)
実際イスラエルの物価は日本以上に高く、西ヨーロッパ並なので、ごはんを毎日お腹いっぱい食べられるというのは本当にありがたいことです。
私たちは宿のみんなやおじいちゃんの為に北海道の名物を作ろうということになり、「いももち」を作りました!
結局宿で仲良くなったダイさん&まちこちゃんにも手伝ってもらい、元コックさんのダイさんにほぼやってもらいました。笑
イブじいもおいしそうに食べてくれていたのでよかった(^◇^)
イブじいの家には、イスラエルにこんなに日本人いるんだって思うくらいたくさんの日本人がいました。
他にも韓国人やイギリス人も。
色んな人がおじいちゃんに会いにやってきては出ていっての繰り返しなので、毎日たくさんの人と話す機会がありました。
ほとんど旅好きの人ばかりなので、旅に出た経緯なんかを話し合ったりするのが面白かったですね!
一番仲良くなったのは、手前にいるダイさん&まちこちゃん
もう2年旅されている強者です。
イブじいの家の最上階からはこんな景色が見渡せます。
夜は月と夜景が綺麗!
私たちは運よく3階の個室をもらえたので、毎朝部屋の窓からはこんなきれいな朝日がみれました。
正直イブじいの家のあるオリーブ山は、あまり治安がいい方ではありません。
このあたりの雰囲気が嫌で1日で出ていく人もいるほどです。
場所も旧市街からはバスに乗る必要があるし、相場の75シェケルよりも安い宿は旧市街のあたりにもいくつもあります。
わざわざ治安の悪い山の上の、値段の少し高い家に来る必要はないかもしれない。
でも、それでもイブじいに会いたくてやってくる優しい人たちがいます。
心配なのが、現在イブじいは宿を無許可営業したなどといわれ、国に訴えられていて、多額の税金を払わないといけないということです。
それが出来なければ刑務所に入るのだとか・・・(>_<)
イブじいは笑ってそれを話していましたが、本当はやりきれない気持ちでいっぱいだと思います。
今後イブじいの家がどうなるかは分かりませんが、私たちはこれからも多くの旅人たちの心を癒してくれる場所であり続けてほしいと思います。
イスラエルにはもう行きたくないと書きましたが、イブじいにはまた会いたいですね(^^)/
さて、前回はエルサレムのイスラエル側(ユダヤ人側)の街並みを少し紹介しました。
今回はパレスチナ側(アラブ人側)です。
イスラエルという国にはイスラエルの中にアラブ人の住むパレスチナ自治区があります。
居住区がはっきり分かれているのです。
が、エルサレムは双方にとっての聖地であり、とても大事な場所で、国連の管理下にあります。
なので、エルサレムにはユダヤ人もアラブ人も住んでいるという訳です。
オリーブ山あたりのアラブ人が住んでいる地域は、ユダヤ人の住む新市街とは街並みが違います。
トラムとかは走っていなく、アラブ人の運営するアラブバスというのが走っています。
新市街の近代的な街並みとは打って変わり、砂漠にすむアラブ人の住む白を基調とした四角い家が立ち並んでいます。
オシャレなショップや近代的なものはありません。
新市街がヨーロッパだとすれば、アラブ人居住区はアジアといったところでしょうか。
オリーブ山周辺は落書きも多く、スリが多いみたいですね。
困ったのが治安の問題
夜の1人歩きは危険です。
イブじいの家の周りは夜になると結構暗くなり、子どもたちがおもちゃの銃を向けてきたり、アジア人をからかってきます。
中には石を投げたり、上から物を落としてきたりも。
エルサレムではかなり多くの日本人がイブじいの家にお世話になっているのでみんなオリーブ山へ行きます。
アラブ人の中に歩く日本人なんか目立ちすぎですよね?
それに漬け込んで日本人を標的にしているスリ軍団もいるみたい。
さらにイブじいの家よりも奥へ行くと東エルサレムと西エルサレムを分断する分離壁があり、もっと治安が悪くなるらしいのです。
このオリーブ山ではたまにイスラエル警察とアラブ人との争いも起こります。
銃撃戦ではないんですが、武器を持たないアラブ人が投石し、それに対してイスラエル警察が催涙弾で応酬します。
密集した住宅地で催涙弾を撃つので一般市民もたまにくらいます。
「窓を閉めろ!!」って誰かが叫ぶ声が聞こえると。イブじいの家でも一斉に窓を閉めます。
銃撃戦ではなくても催涙弾を撃つ音って銃の音と変わらないので、一人旅の女の子や男の子でも危ないから宿を変えますってすぐに出ていく人もいました。
そんなオリーブ山ですが、ひとつだけ良い場所があります。
それは旧市街を一望できるビューポイントです!
ここからは旧市街の町並みが広く見渡せます。
金色に輝くドーム型の建て物がイスラム教の聖地である「岩のドーム」が見えます。
そしてここは夕日を見るのも絶好の場所です。
ライトアップされた岩のドームもきれいで、ここはお勧めのポイントです。
次回は旧市街編です。
私たちもかなり勉強になったイスラエルの歴史をひも解いてみたいと思います。
【費用メモ】
・旧市街からオリーブ山 バス代1人5.5シェケル(約170円)
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