*リアルタイムはルーマニア、ブラショフ
こんにちは、旦那のピザヤです(´・ω・`)
ついにあのイスラエルへ行く日がきました。
旅人の間ではイスラエルを好きになる人と嫌いになる人がはっきり分かれるとまで言われる国ですが・・・。
私たちは嫌いになりました笑((+_+))
もう行かないでしょう・・・(゚Д゚)
でも、一度は行っておいてよかった国です。
そんなイスラエル編です。
【2014年10月4日】
ヨルダンのリゾート地アカバで2泊した後、陸路でイスラエルの国境を超えるべくゲートへ向かいます。
アカバからイスラエルの国境の町、エイラットまではほんの数キロ。
アカバの町中から国境まではタクシーでわずか10分の距離です。
ですが、この場所はバスが通っていなく、交通手段がタクシーしかありません。
値段は一律11ディナール(約1,760円)
私たちは10ディナールで行ってくれましたが、それでも高いですね。
物価の安いヨルダンなので余計に思います。
国境に着くと、なんだか人気もなくさみしい雰囲気でした。
いるのは警備のおじさん2人だけ。
そしておじさんは言いました・・・
「今日は国境は閉まってるよ。イスラエルが祝日だからね。だからまた明日来なさい。」と。
(´゚д゚`)!!!!
2014年10月4日はイスラエルで一年に一度のもっとも大事な祝日「ヨム・キプール」でした。
これは贖罪の日というもので、イスラエルのユダヤ教徒は飲食、入浴、化粧、自動車の運転等や一切の労働を禁じられるそうです。
顔も洗わなければ、歯も磨かない、ひげもそらない。
もっというと唾液を飲み込んでもいけないらしい。
これらをすることによって神様に罪の許しを請うという日です。
ユダヤ人は一切の労働を禁止されている、つまりは国境の職員も働いていませんでした。
ということで、この日は入国できず!笑
せっかくタクシーで国境までいったのに、結局タクシー代だけが無駄にかかりました。
調べ不足ですね・・・。
そしてアカバにもう一泊し、10月5日に再チャレンジ!
国境へ着くと、休み明けの為か大勢の人で行列が出来ていました。
中にはコロンビアからの団体客などもいてかなり混雑気味。
9時半ごろ国境につき、まずはヨルダンの出国を終える。
そして大変だったのが、イスラエルの入国です(>_<)
まずは、
・荷物チェック
バックパックすべて開けられ中身をチェック!
なぜかさゆだけやられました。
ぐちゃぐちゃになった中身はそのままなので、その場でパッキングし直し。
・入国審査官からの執拗な質問
噂には聞いていたけど、かなり色々と質問をされました。
・あなたたちの関係は?
・いつ日本に帰る?
・旅の資金はいくらだ?
・今までどこの国を旅してきた?すべて言え!
・なぜイスラエルに来たんだ?
・イスラエルのどこへ行く?
・なにをする?
・期間はどれくらいだ?
・ホテルはどこだ?予約書はあるか?
・イスラエルの後はどこへ行く?
・いつ日本を出た?
・なぜ旅をしている?
・イスラエルに友達か親族はいるか?
・なぜノースタンプなんだ?→答え、スーダンに行きたいから。
・なぜスーダンへ行きたいんだ?
・いつスーダンへ行くんだ?
・スーダンに知り合いはいるか?
など、いくつもの質問攻めに合いました。
・顔写真か違う
実はこれが一番大変でした。
私ではなく、さゆのことです。笑
写真では化粧をしていて、色も白くて、髪が茶色ですが、今は黒髪、色黒、どスッピン!(;^ω^)
今まで言われたことはほとんどなかったんですが、かなりしつこく確認していました。
審査官3人でジロジロと確認し、他のIDカードを見せろと!
日本の運転免許証と国際運転免許証、ビザの写真等を見せ、なんとか大丈夫でした。
・その他
イスラエルはパレスチナ人との紛争によりアラブ諸国やイスラム諸国から嫌われています。
なのでイスラエル入国のスタンプがあると入国拒否される国がいくつかあるため注意が必要です。
イラク、レバノン、リビア、サウジアラビア、イエメン、スーダン、シリア、ソマリアの8つ。
私たちはこの中でレバノンとスーダンは今後行く可能性があるということで、スタンプを別紙に押してもらいました。
ちなみにヨルダン陸路出国のスタンプもあると同様にまずいので別紙に押してもらいました。
念入りな荷物チェックにはじまり、まるで取り調べのような質問攻め、度重なる顔のチェック
なんとかそれらを終え、入国できたころにはぐったりでした((+_+))
全部終わったのは12時を過ぎていたので、全部で2時間半以上かかりました。
中には別室送りになって2~3時間拘束されるケースもあるらしいので、別室送りにならなかっただけラッキーですね!
そんなこんなで無事、イスラエル入国(´・ω・`)
国境からはタクシーで約10分、エイラットのバスターミナルまで向かい、14時発のバスに乗りエルサレムを目指しました。
ところで、「イスラエル」というとどんなイメージがあるでしょうか?
パレスチナ人との紛争中で建物は破壊され、いたるところに銃を持った兵士がうろついていて、浮浪者たちが歩道を埋め尽くしている。
そんな想像していたのは私だけでしょうか?
そこまではいかなくても、かなり危ないイメージを持っている人も多いのではないでしょうか?
私の友人もメールでイスラエルにいることを伝えると、
「殺されそう。気を付けて。」
と返信が来たくらいです。
それも数人から!
日本でのイスラエルの報道といえば、ほとんどがパレスチナ自治区のガザ地区をイスラエル軍が空爆したとか、自爆テロがあったとか、イスラエル軍がパレスチナ自治区への入植を決めたとか。
そんなニュースばかりなので、それもそのはずですね。
私も実際に来るまではそれくらい危ない場所が多いのかな?と思っていました。
実際にイスラエル軍のパレスチナへの侵攻は腹立たしいものがあるのですが、その話はまた今度・・・。
イスラエルという国は、西に地中海、東に死海、南に紅海があり、南部は広大な砂漠地帯に覆われ、イスラム教、キリスト教、ユダヤ教の3つの宗教の聖地を持つという世界でもまれな国です。
その3つの宗教の聖地がエルサレムです。
実際エルサレムに行ってみると、そこは予想外に整えられた綺麗な街でした。
街中を走るトラム
ヨーロッパのような街並みと大勢の観光客
有名ブランドもたくさんそろっています。
ショップに入ると店員さんの対応がすばらしく良い。
楽しく賑わう人々。
ステージでは子供たちが歌っています。
昔の駅は現在では改装され、庶民の憩いの場に。
レールに沿って多くのカフェや雑貨店が並んでいます。
噴水で遊ぶ子供たち。
憩いの場に置かれたピアノで遊ぶ子供たち。
公園を愛犬をつれて歩く女性。
平和そのもののような気がします。
この写真はエルサレムの「新市街」と呼ばれるイスラエル人が住んでいる街で撮影したものです。
はっきりいうと、イスラエル人の住んでいる街で暮らす分にはほとんど危険さはないと思います。
その他にもおしゃれなカフェやレストラン、きれいなホテル、裕福なイスラエル人たちでびっくりするくらい治安はいいです。
日本語を勉強している学生さんが「日本人は好きだ。」って声をかけてくれたり、「もし困っていることがあったら案内するよ。」って言ってくれたり。
1人、1人の個人を見るといい人もたくさんいます。
まあ、スリとかはあるのかもしれませんが。
出会った日本人でもイスラエルはいい人ばかりだって言っていた人もいました。
ちなみに、東北地方を大津波が襲った東日本大震災の時、発生からわずか2週間で医療団を日本に派遣してくれた最初の国がこのイスラエルです。
その他農業復旧のための援助や心のケアなどの専門家まで派遣してくれています。
かなりの親日国のような気がしますね笑((+_+))
意外ですが、日本とイスラエルの親交は実は深いんです。
1952年に国交が始まって以来60年の歴史があり、日本は中東の貿易相手としてイスラエルを重要視しています。
イスラエル側も第二次世界大戦中日本の外交官が占領下の欧州から6,000人以上のユダヤ難民を国外逃亡させる援助をしたこともあり、好感があるそう。
その後神戸にユダヤ人を移住させ、60万人ほどまで増えたというので驚きですね。
さらにイスラエルは日本との共通点としてホロコーストと広島、長崎への原爆投下を挙げているらしい。
最近スウェーデンがEU主要国で初めてパレスチナを国家として承認したというニュースが流れましたが実はアメリカ、欧州、日本等を除いてほとんどの国がパレスチナを国家として承認しています。
上図の緑で塗られた国は承認している国です。
(ネット参照)
しかし、日本は上記の理由もあってからかパレスチナを国家として承認していません。
パレスチナを空爆しているイスラエルに対する国連の決議にも日本は棄権票を投じています。
決してイスラエルを非難しない。
非難できないのか!
どちらにしても日本とイスラエルの関係は深いということですね。
次回はパレスチナ人側から少し紹介したいと思います。
【費用メモ】
・アカバ市内から国境までのタクシー代 10ディナール(約1,600円)
・ヨルダン出国税 1人10ディナール(約1,600円)
・国境からエイラットバスターミナルまでのタクシー代 35シェケル(約1,100円)
・エイラットからエルサレム バス代1人82シェケル(約2,500円)
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