大凸部から降りてきて、元の道に戻ろうと思ったが、先ほどの鳥居の先がどうしても気になる。

東台所神社というところで、昔の祟り神を祀っているが、なぜか今は縁結びの神様として、信仰されているそうだ。
無理やりすぎる気もするが…。

斜度は気になるが、とりあえず行ってみることに。

登り始めてすぐに息がきれる。
最後の方は体感斜度が直角とも思え、四つん這いになりながら、恋愛の神様を目指す。

10分ほどで登りきった先に見えてきたのは、



なんか、薄汚れた小屋。

近づいてみると、まさにこれが東台所神社であった。
しかしながら、中に供えてある花は完全に枯れているし、長い間放置されているような気がする。

そもそも、賽銭箱もなければ、小屋の目の前に鳥居があるのだが、その背後は木々が生い茂っており、鳥居を通ることは不可能。

とりあえず、恋愛の神様であるらしいので、自らの恋愛成就を祈願して、戻ることに。

その時気づいた。

あの斜度は

下りのほうがヤバイ

なぜか、石段は全て丸いし、苔むしているため、超絶滑る。
一度足を滑らしたら最後。一番下まで滑り落ちることは必至である。

登ってきたことを後悔しながら、慎重に降りる。
途中3度滑り、心臓を握り潰されるかと思ったが、なんとか生きて帰ってこれた。
良くも悪くも、昔のままなんだろうなぁ、こういうところが。

観光で行く方は、心から行かないことをオススメします。
本当に死の恐怖を味わうことになります!

一命を取り留めた僕は、第二の展望スポットである、尾山展望公園へ。

ここは割と整備されており、ダラダラと坂道は続くものの、気持ち良く歩ける。
三月にしては、ハエとかコバエみたいなのが島にはメチャクチャ多い。
夏になったらどうなってしまうんだろう。

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大凸部からの景色と、微妙に角度が違うのがわかるだろうか?

僕はこの展望公園の景色が好きで、帰るまでに何度もここを訪れた。

絶景すぎる。

まわりは海。
断崖絶壁に囲まれた中にある丸山。
ウグイスの鳴き声。

嫌なことなんてすべて忘れられそうである。

しかし、この時僕は非常に腹ペコであった。
宿の女将さんから渡されたお弁当は、「ひんぎゃ」と呼ばれる自然の地熱を利用した釜を使って調理しなくては食えない。

丸山の一部に土砂崩れのように削れている部分があるのが見えると思うが、その位置に釜がある。

なかなかの距離を歩かなくてはいけないので、急いで「ひんぎゃ」へ向かう。


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途中腹が痛くなった僕は、島内で唯一の寺院である清受寺というところへ寄る。

見た目は民家だし、もちろん誰もいない。

写真右側にある木の建物がトイレである。

中は意外にも水洗であるが、利用する人なんてほとんどいないだろうから、紙なんかない。
花粉症で大量にティッシュを持ってきた自分を褒めてあげたかった。

漏れる寸前だったので、急いで用を足そうとするが、まず、ドアが閉まらない。

鍵が閉まらないのではなく、ドアが閉まらない。

漏れるか、ドア半開きでするかの二択。

誰も通らないとは思うのだが、ドア開放状態での用足しには、なかなかの勇気が必要であったが、背に腹は変えられず、、、

春先でも虫が沢山いる、便所内。
夏は危険すぎる。

集落がある地区から、丸山のある池の沢地区に降りるトンネル。

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トンネルは「平成流し坂トンネル」といい、右側には旧道と思われる、「流し坂」がある。

流し坂は急坂すぎて、車での往来が困難なため、新しく平成の時代にトンネルを作ったのだろう。

流し坂は歩行者専用なので、私はそちらを選択。


んー

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落石のレベルが常軌を逸してる。

こんなのがゴロゴロ落ちているので、結構怖いですよ、実際は。

下り途中、横から眺める丸山もなかなか乙。

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こうして、池の沢地区に入っていくわけだが、ここも期待を裏切らない場所であった。

池の沢地区は、いわばカルデラ内部。
木が生い茂っており、人は住んでいない。

集落周辺よりも、目印となるものが何もなく、方向感覚がなくなり、今どこにいるのかがわからなくなる。

女将さんから渡された地図は、シンプルすぎて、池の沢地区では役に立たない。
青ヶ島に行く際は、コンパスの携行をオススメします。

やっとついたひんぎゃについては、また次回!