昨晩、BS朝日で『ワールドプロレスリングリターンズ 3時間スペシャル “燃える闘魂”アントニオ猪木~私たちに遺してくれたもの~』を見ました。年の瀬にアントニオ猪木の追悼番組とはオツなものですなぁ。コアなプロレスファンからするとダイジェストのようで物足りなかったかもしれませんが、私のような浅い知識しか持たない者には、コンパクトにまとまっていて、丁度良い塩梅の番組でしたよ。
番組は、1972年の新日本プロレスの旗揚げ戦を皮切りに、1998年の引退試合までを見せながら、所々、アントニオ猪木へのインタビュー、新日本プロレスで育ったレスラーや取締役の証言を挟み込む構成。タイガー・ジェット・シン、アンドレ・ザ・ジャイアント、アブドラ・ザ・ブッチャー、スタン・ハンセン、ブルーザー・ブロディ、ハルク・ホーガン等の外国人レスラーは勿論、前田日明、長州力、藤波辰巳とのシングルマッチ、モハメド・アリを始めとする異種格闘技戦など、主な試合を網羅している反面、日本プロレス時代の映像がなかったのは寂しかったです。朝日系列が放映しているから仕方ないけどさぁ・・・。個人的にはアントニオ猪木&坂口征二VSカール・ゴッチ&ルー・テーズのタッグマッチを見られたのは嬉しかったです。
チラシより
元海兵隊員のジェイクは、神秘の星パンドラの一員となり、ナヴィの女性ネイティリと結ばれる。二人は家族を築き、子供たちと平和に暮らしていた---再び人類がパンドラに現れるまでは・・・。神聖な森を追われたジェイクの家族は、未知なる“海の部族”の元へ身を寄せる。だが、この美しい海辺の楽園にも、侵略の手は迫っていた・・・。
製作:アメリカ
監督:ジェームズ・キャメロン
脚本:リック・ジャッファ アマンダ・シルバー ジェームズ・キャメロン
原案:リック・ジャッファ アマンダ・シルバー ジョシュ・フリードマン
シェーン・サレルノ ジェームズ・キャメロン
撮影:ラッセル・カーペンター
美術:ディラン・コール ベン・プロクター
音楽:サイモン・フラングレン
出演:サム・ワーシントン ゾーイ・サルダナ シガニー・ウィーバー
スティーブン・ラング ケイト・ウィンスレット
2022年12月16日公開
彼此前作から13年も経つのかと、しみじみ思いましたね。封切り時は巷において3Dで観ないと意味がないと流布されていたこともあり、わざわざ菖蒲のショッピングモールにあるシネコンまで出かけて行きましたよ。あの当時は、猫も杓子も3D流行りでしたが、観ていくうちに3D用に適した映画でないと、わざわざ3Dで観る必要もないと思うようになりました。「THE LAST MESSAGE 海猿」の3D版なんて、本当にこれが3Dなの?と疑いたくなるほどでしたから。
3D版を観た中で観る価値のあったのは、結局「アバター」と高さを意識させたロバート・ゼメキスの「ザ・ウォーク」くらいでした。3Dが廃れたのは、私のように眼鏡をかけている者には、更に3D用の眼鏡をかけることが煩わしい上に、席の位置によって見え方にムラがあり、何より3Dの眼鏡をかけると、通常のスクリーンより小さく感じられるのが大きかったです。したがって、「アバター」の新作は地元のシネコンの2D字幕版で観ました。
映画の内容に関しては、随分と悠長な話の運び方をするため、前半は少し退屈に感じられました。また、最初のうちはナヴィの見分けがつきにくいため、登場人物を把握するのにやや途惑いました。全体的に家族ドラマの色が濃かったですね。
ジェイクが家族を守る口実で他所の土地に移る点は納得が行かず、モヤモヤした気持ちで観ていました。自分たちに全く非がないのに、住んでいる土地を蹂躙しようとする相手に対して、戦わずに逃げ回るのは如何なものかと。特にウクライナがロシアの攻撃を受けながら、踏みとどまろうとしているご時世に、ジェイクの選択に疑問を投げかけたくなりましたよ。ただし、彼も最後に自分の選択は誤りだったと認めているので、そこは護憲派に代表されるような日本の左派とは一線を画していたように思いました。
圧倒的な映像美は目の保養になりましたし、ちょっと長いかなと感じさせても、然程退屈せずに観られたのは、ジェームズ・キャメロンの力量でしょう。それでも、どんなに質の高いCGを見せられても、私には絵空事にしか感じられませんでした。
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