今回の自作フィギュアはウルトラマンレオ45話の円盤生物ブリザードです。
度々製作している円盤生物のうちの一体ですが、実は当初全く作る予定はなかったんですが。
初期の数体を製作中、紅月せなさんがシルバーブルーメはあかんと、逆にこのブリザードを推されました。
着ぐるみの造形もビミョーな気もしていたのですが、どうにもその推しが頭を離れなかったのです。
朝も夜もブリザード。
いやそこまではいいませんが、話も見せ方も確かによく出来ております。
まずは、円盤生物は海棲生物をモチーフにしており、これはヒトデかな、イカではないよなと。
薄いヒトデがひょこひょこ歩いているのです。
あと、この登場話数とブリザードのキャラクター性に付与しているのが、眉子という少女の存在です。
ブリザードは小型化しない代わりに眉子と眉子の持つ人形にテロ行為を実行させます。
彼女の正体は判然とせず、トオル君は彼女を洗脳された地球人の少女だと信じてかばい、眉子もトオルへの攻撃は躊躇したりします。
放送当時の媒体でも「分身少女」と記述されている以上、あれはブリザードのアバターなのでしょう。
デザイン的にも後のノーバと共通する顔が存在するもので、初期のテロ行為だけに特化した円盤生物とは異質のもののようです。
何処までも、兵器としての存在でしかない彼らですが、案外彼女を介して対話できたりするのかもしれません。
凄く長くなりましたが、イメージが固まったので、ファンドに相当するいい石粉粘土を平たく伸ばして、ブリザードの形に切り取りポーズをつけてから肉を盛り付けました。
製作期間は一ヵ月半・・・ですが、実は数日で形になってしまい、あまりにあっさりできたのでしばらく置いて、これでいいのか考えてしまったりしました。ただ、爪も牙もないので、作りやすい怪獣だとは思います。
お腹の球体はビーズです。アンゴーラスの目玉とおなじものです。
形態的には前後同一、青が氷結、赤が火炎と攻撃能力も高く、戦闘でレオを苦しめました。