皐月も半ばに差し掛かり、既に初夏の気候と成って居ります。
照り付ける日差し、跳ね返る光、青々とした木々・・・
夏が苦手なので、来る季節への不安は大きいですが、季節の移ろいを感じて心が華やぐのも又、事実です。
今の時期ですと、躑躅の花がそれに当たります。
桃色、白色、皐月の朱色と可憐で鮮やかな咲き姿は、正に、日常に現れる安息の地です。
ふと向けた視線の先に躑躅の御姿が御座いますと、心に潤いが宿ります。
恨めしい程に照り付ける太陽を睨み乍ら歩く日も、目も開けられません位の照り返しに呪詛を唱え乍ら進む日向も、焼け付く様な気温に心身を蝕まれる道中も、黒い靄が晴れるのです。
季節の草花には常に元気を頂戴して居りますが、苦手な季節はよりそれを感じます。
美し過ぎて逆に靄が黒さを増す事も無いとは申せませんが、救われて居りますのも、助けられて居りますのも、癒やされて居りますのも本当なので、多少は御許し頂きたいです。ふふふ。
夏が訪れるのは嫌ですが、夏を思わせる気候に疲弊して居りますが、躑躅の御花が御力を下さるので、頑張って生き抜こうと存じます。
今からでも、冷夏の予報が出たりしないかなあ・・・!
