初めて綱附森を登った日のことを、昨日のことのように憶えているが
登頂したその日も、帰ってから興奮状態がさめなかった。
その思いが娘のアーにうつったのだろうか。 めずらしく「わたしも行きたい。」と言ってきた。
よし。 歩きたい気持ちが冷めないうちに、一緒に登りたい。 大好きな綱附森に。
3連休の初日。 11月2日。
朝から曇り空。 ただ雨は降らない予報。 山の天気はただでさえ移り変わりが早い。
どうしようか出発直前まで悩むが、前日からしっかり準備を整えたアーが目の前で
目を輝かせて玄関に立っている。
それを見てしまっては、行くしかないのである。
8:00 自宅出発
一面グレーな空を見上げながら、車を走らせる。
途中で、紅葉を見つけてはカメラを首にひっかけて車を降りる。

▲植林の濃緑と紅葉のコントラスト。
10:00 登山口駐車場に到着
雨は今のところ降りそうにない。 車ももう1台とまってる。
先客がいるだけで少し安心した。 よし。 アー? 準備オッケー?
「オッケー!」
10:03 登山口出発

▲休憩をはさみながら順調に高度をあげていく。
はじめて山を歩くにしては、かなり順調に進んでいく。
自分的には、登山口から3時間で登頂予定。 天気もよくないし
元気なうちにできるだけ頑張って歩きたいとこではある。。 さぁどうなることやら。

▲ご覧のとおり、全面ガス。
抜けるような青空で歩く山。 当たり前だがそれは気持ちがいいものだ。
でも、静かな山を 霧の立ち込める中歩くのも自分はすきだ。
仕事でもよくこういう状況の中を、さまよい歩いた。 大体が雨がすきなのだ。
こういう天気では、鳥のさえずりや風の音。 遠くで聞こえるエンジン音。
自分の鼓動まで、聞こえてくる。 本当に静かな世界。 これも山を歩く醍醐味だと思う。
11:14 十字路通過

▲ほら。 あれが頂上だ。 先に行っていいよ。
12:11 綱附森(1643.1m)
なんと2時間であがってきた。 予想よりも1時間もはやく。
これには驚いた。 前回、忍者氏と(チンタラとはいえ)の登頂時間とほぼ同タイム。
やればできるんじゃん。 アー。 すごいよ。

▲頂上にいたご夫婦に撮っていただきました。 2人でピース!
歩いてる最中は暑かった。 でも山頂は霧の中。 風も吹いてきた。
さ、寒い。 防寒着もってきて正解。 さて、ラーメンつくろっと。

▲2人きりで山頂ランチ。 なんとも贅沢だ。
霧でまわりが見えなくても、この間の景色が目の前に浮かぶ。
あっちには天狗塚。 その隣には三嶺かぁ。 白髪も石立も、白いガスのフィルター越しに見える。
あの雄大な稜線を、娘は今回見ることができなかった。
でも山は逃げない。 そこにある。 だからまた見えるよ。 きっとね。

▲これ何~? それは三角点っていうんだよ。
12:50 綱附森 下山開始
さて、風がつよくなり始めた。 雨の気配をちかくに感じる。
よし、寒いし下りよう。

▲もう少しで車につくよ~。
帰りはさすがに疲れも見えてきた。 休憩をはさみながら
ミカンを食べたりチョコを食べたり。
鹿の警戒音も聞こえた。 アーは初めての鹿の声に感動していた。
その顔を見て、父も満足だ。
顔を赤らめてついてくるアー。 もうすぐゴールだ。
よく頑張った。
14:45 綱附森 下山
帰りも順調だった。 とにかく雨が降らなくてよかった。
天もアーの初登山に味方してくれたようだ。 感謝感謝。

▲やったよ~~。
翌日。 アーは綱附森に行ったことを日記に書いていた。
学校でみんなに聞かせてやれ。 たぶんアーだけじゃないかな。 全校生徒でこの山登ってんの。
すごいよ。 君は。 父の誇りだ。
「パパ、 また行こうね。」 by アー




































































































